Mozilla Labsは6月11日(米国時間)、Webブラウザのアドオン開発管理プロジェクトの最新版「Jetpack 0.2」
を公開した。サイドバーの応用、パーシスタントデータストレージサポートなどの新機能が加わっている。
JetpackはMozilla Labsが2009年5月に開始した新プロジェクトで、HTML、CSS、JavaScriptといったWeb
技術を使って「Firefox」のアドオンを作成するためのAPI。ユーザーは、再起動せずにアドオンのインストール
や削除ができる。公開から1カ月足らずで、4万以上のダウンロードがあったという。
バージョン0.2では、バグの修正のほか、「Slidebars」「jetpack.future」、パーシスタントストレージとクリップ
ボードのサポート、の3つが新機能となる。
Slidebarsは、Webブラウザのサイドバーを応用したUIで、ブラウザの左にあるアイコンをクリックすると、
画面がスライドして新しいサイトが表示される。Twitterなどのストリーミングサイトを表示したり、動画を
観ながらのブラウジングが可能になるという。
jetpack.futureは、安定していないAPIを利用するためのインポートメカニズム。Jetpackの安定性を維持
しつつ、早期機能を実験できるために用意した。たとえば、上記のSlidebarsはここからインポートすること
になる。
http://sourceforge.jp/magazine/09/06/12/0257202