米ヤフーのキャロル・バーツ最高経営責任者≪CEO、写真≫は3日、ソフトウエア最大手のマイクロソフトと
取り決めを結ぶ必要はないと述べ、インターネット検索部門での同社との提携に関する憶測を抑える姿勢を
示した。
バーツCEOは当地で開かれた技術アナリストの会合で、「ヤフーとしてはマイクロソフトと何かをする
必要はない」としたうえで、「マイクロソフトとの関係を考えなくともヤフーの将来は明るい。マイクロソフトと
いう言葉を聞かないほうがわれわれにはいい」と語った。
マイクロソフトは昨年、ネット検索最大手のグーグルに対抗するため、475億ドル(約4兆5600億円)で
ヤフーの買収を試みたが、買収額で折り合えず、交渉は決裂した。マイクロソフトのスティーブ・バルマー
CEOはヤフーとの提携に繰り返し関心を表明している。しかしバーツCEOは同日、「この問題に関心が
向けられすぎている。ヤフーは自社でうまくやっている」と強調した。
調査会社が実施した4月の調査によると、ネット検索市場ではグーグルが60%超のシェアを握り、
圧倒的優位に立っている。ヤフーのシェアは約20%で、これにマイクロソフトが8%強で続いている。
http://news.livedoor.com/article/detail/4186274/