Windows 7ではいわゆるネットブック、マイクロソフトの用語では「small notebook」限定のSKU
(エディション)が用意される予定です。マイクロソフトからOEM向けに配布されたらしい資料に
よれば、この格安SKUをプリインストールできる要件は:
* 画面サイズは対角 10.2インチまで。 (XP / Vistaでは12.1インチまで)
* タッチスクリーン方式は無制限 (XP / Vistaでは静電容量式がNG)
* CPUはシングルコア、かつクロック2GHzまで、かつTDP 15Wまで(チップセットやGPU含まず)。(XP / Vistaではかなりややこしく、シングルコア1GHzまで、またはインテルAtom (N系、Z系、230含む)またはCeleron 220、またはAMD / VIAの特定プロセッサ)
* RAMは1GBまで。
* グラフィックは無制限。(XP / VistaではDX9サポートまで)
* ストレージは250GB HDDまたは64GB SSDまで。(XP / Vistaでは160GB HDDまたは32GB SSD)
またWindows 7のネットブック向けSKUと考えられているStarterエディションについては、
これまで同時に起動できるアプリは3つまでという制限があるとされてきました。しかし
Windows系のインサイダー情報でおなじみのPaul Thurrott氏によると、マイクロソフトは
この同時起動3アプリまで制限を撤回するとのこと。ただしSuperSite Blogの速報段階なので、
マイクロソフトの確認はおろかその他の制限 (壁紙が変えられないとか)についての詳細も
分かりません。3アプリ制限の撤回が真実だとすれば、現状のネットブックのようにOSが走る
ハードウェアの制限+同時起動アプリ数以外のOS機能制限で差別化する方向で落ち着きつつ
あるようです。
http://japanese.engadget.com/2009/05/22/windows-7-3/