アップルは2008年1月7日、Macintosh用オフィススイートの新版「iWork ’09」とデジタルアプリケーションスイート「iLife ’09」を発表した。
iWork ’09は、ワープロソフト「Pages ’09」、表計算ソフト「Numbers ’09」、プレゼンテーションソフト「Keynote ’09」からなり、メーカー希望小売価格は8800円。
同日から順次販売する。オンラインのApple Store、またはアップル直営店でMac本体と一緒に購入する場合は5800円で入手できる。
Pages ’09には、全画面表示による編集機能や、アイデアの整理に役立つアウトライン機能を新たに搭載した。
Numbers ’09には、数式の入力を支援する機能や、データの分類と折りたたみを行う機能などが加わった。
Keynote ’09は、スライド間の移行でスムーズなアニメーションを実現する新機能「マジックムーブ」を搭載。
別売りのアプリケーション「Keynote Remote」を使って、iPhoneやiPod touchからプレゼンテーションを制御できる機能も備える。
iWorkで作成したドキュメントをオンラインで共有するための新サービス「iWork.com」のパブリックベータ版も公開した。
ツールバーからドキュメントを簡単にアップロードして、ほかの人に見てもらうことができる。
共有ドキュメントにコメントを加えたり、Microsoft Office形式やPDF形式でダウンロードすることも可能。
iLife ’09は、写真管理ソフト「iPhoto ’09」、映像編集ソフト「iMovie ’09」、音楽演奏ソフト「GarageBand ’09」などで構成される。
今月中に順次販売する。新規購入のMacには標準搭載し、既存ユーザーは8800円で購入できる。
iPhoto ’09には、写真に写っている人物の顔認識機能、GPS対応のカメラやiPhoneで撮影した写真の撮影場所情報を認識する機能を新たに搭載した。
SNSサイトのFacebookや写真共有サイトFlickrに写真を簡単にアップロードする機能も加えた。
iMovie ’09には、より詳細な編集機能や手ぶれ補正機能、地図アニメーション機能などを新たに搭載した。
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