■最新CMT SPARCプロセッサ「Niagara」は新世代の「エコ・プロセッサ」(07/27/2005)
サン・マイクロシステムズは26日、同社本社にてプレスセミナーを開催、(中略)
タイトルは「新世代のエコ・プロセッサ」とされ、話題の中心は消費電力あたりの処理性能についてだった。
Niagaraは、同社のビジョン「Throughput Computing」を実現するために導入されたCMT技術を採用する
プロセッサ。IBM・Intel・AMDなどを見ても明らかなように、プロセッサ技術の流れはマルチコア化にある。
CMTはマルチコアとマルチスレッディングの技術で、Niagaraでは8コア×4スレッド、合計32スレッドを1CPUで
処理することが可能となる。第1世代のCMTプロセッサとしては、2スレッド/コアの「UltraSPARC IV」がすでに
出荷されている。問題となっているのは、データセンターの運用コストだ。ハードウェアの低価格化に伴い、
TCOの中でも運用コストの比重が増加、特に、消費電力に起因する電気料金・空調設備のコスト等が高いとされる。
これまで、システムは「性能指標と価格の2つの基準で選んでいたと思うが、それだけでなくて単位電力あたり、
どの程度の処理性能を持っているかが大切になってくる」と同氏。また設置スペースの観点で、単位床面積あたりの
性能も重要になるとのことで、同社はブレードサーバーをさらに進めた形として、「SOC(Server on Chip)」、
サーバーそのものをオンチップで実装し、CPU密度を上げていくことを考えているという。
(中略)
コアをシンプルにするため、Niagaraでは数世代前のUltraSPARC IIクラスのパイプラインを採用。
8コア、3MBの共有型L2キャッシュ、90GB/secのクロスバースイッチ、4chのメモリコントローラを搭載しても、
トランジスタ数は約3億個、ダイサイズは378平方mmに抑えられている。動作クロックは1.2GHz前後になるそうで、
消費電力は70W以下を実現(ちなみに、ヒートシンクは触れる程度の発熱だそうだ)。製造プロセスは90nmとなる。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/07/27/002.html (引用元配信記事)
サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/ 依頼
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/pcnews/1091558547/832