セキュリティー対策会社の英ソフォス社は7日(現地時間)、迷惑メールの発信地の最新ブラックリストを発表した。
それによると、ワースト1位は米国で、世界の迷惑メールの35.7%が同国から送信されている。
2位は韓国(24.98%)で、日本は7位(2.10%)。
1〜3月に、おとりのアドレスに届いた迷惑メールの発信地を調べた。昨年2月に実施した調査では、
米国が56.74%を占めていたので、ほかの国への分散が進んでいる。
一方、韓国は昨年2月時点で4位(5.77%)だったが、急増した。
もっとも、韓国の場合、ウイルスやハッカーに乗っ取られた「ゾンビ・パソコン」が発信している例が多く、
真犯人の所在国は中国、ロシア、米国である疑いが強いという。日本は昨年7月の調査で6位(2.87%)にランクインしたが、
その後は増えていない。
ブラックリストの3位は香港を含む中国(9.71%)、4位から6位はフランス(3.19%)、スペイン(2.74%)、カナダ(2.68%)の順。
ただ、世界の迷惑メールの半分以上がゾンビから送り出されているとみられるため、本当の発信源は分からないのが実態だ。
http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20050412/20050412i06.html