>>51さん、こんにちは。隔離スレを脱走した飛鳥のRayです。
ローマ字、JISカナ、SKY、月とともに飛鳥のデータを計測
していただいて多謝です。分かりやすいだけではなく、とても
綺麗なグラフに仕上がっていて感動してしまいました。
ただ、二三感じたことがあるので、次回更新するようなことが
ありましたら、参考にしていただけると有り難く、以下に述べ
させて頂きます。
一つは、ニコラ配列のデータの追加です。
SKYに月や飛鳥のような、マイナーなものまで入れている以上、
メジャー第三勢力のニコラの計測は必須と思われます。
また、飛鳥作者からの要望が許されれば、
グラフの各指の%あたりの高さを他の方式と揃えて欲しい。
つまり、飛鳥の指の負担率のグラフでの高さが極端に低く
なっているのは、親指の負担が30%強あるので、他の指の
使用率がそれに合わせて低くなっているためです。
このため、他との比較が直感しにくくなっています。
グラフの親指の部分だけ波線とかで中間部分を省略
して、32.6%と数値を書き加えれば、%あたりの高さは
他と揃えられ、比較が感覚的にできるようになります。
あと、飛鳥に対するコメントで
>打鍵25471回(8312回の親指シフトを含む。シフトの割合は32.6%。
>シフトを除くと打鍵数は17159回)。極めて個性的。比較するもの
>がないが、親指の使用バランスは適性の範囲内と思う。
>右手偏重、人差し指保護という独自の設計方針が貫かれている。
となっており、未体験の方のコメントとしては妥当なものになっていると思います。
しかし、「右手『偏重』」というのが、私の設計方針だというのはちょっと。。。
というのは、「偏重」という言葉は「学歴偏重」に見られるように、
「それを重視するのは誤りだ」という前提が含まれているからです。
つまり、「右手偏重〜という設計方針」という表現は、私が
右手の負担を多くすることは誤りだと知りながら、右手の
負担をわざと多くしているということになってしまうのです。
ですから、ここは「『利き手の活用』、人差し指保護という独自の
設計方針」として頂くと嬉しいです。「利き手」というのは、
飛鳥には左利き用の「レフティー飛鳥」があるからです。
(グローブでもゴルフクラブでも利き手に合わせたものを使うのは
当たり前なのに、それらに比べて遙かに長時間手を使う打鍵を
支配する配列が利き手に特化していない現状は余りに野蛮です。)
まあ文章として、評価者が隠れた主語である場合は「右手偏重、
人差し指保護という作者独自の奇妙キテレツな設計方針」とか
「作者」などを追加して書かれれば、内容はともかく、批評の
表現方法としては間違いはないのですが。。
あっ、言葉にウルサイのと駄洒落好きはカナ配列作者
には必須の条件なので、ご容赦のほどを。
それと、>打鍵25471回(8312回の親指シフトを含む。)
のように、「親指シフトを一打鍵と数える」ことに関してなんですが。。
確かに、親指シフトを実用的に使いこなしたことがない
方が、そう思ってしまうのは避けられないでしょう。
ですから、ここは親指シフト歴の長い私が説明する番だと思います。
まず、速度なんですが、これ、例えばアンシフトの10連打であろうと、
その中にシフトが半分入っていようと速度は**「殆どの場合」同
じです。親指シフトは速いので打鍵音も両者10回しか聞こえません。
(速度を支配するのは発声のリズムであるべきです。「しょ・です。」
のような拗音や語尾は倍速で打てるように配列している飛鳥では、思考
を経て文章を決定する速度と発声のリズムが打鍵速度を支配するのです。
ですから、少々シフトがややこしくて打ち難い運指でもそれらは
拗音や語尾のような倍速打鍵を要する文字連接ではなく、限界の
半分程度の速度で打つものなので十分リズムを乱さずに打てるのです。
これは、JISカナで打っていたときは原理的に不可能なので考えた
こともありません。また、ニコラでも「倍速打鍵」などという概念は
なく、当然配列もそれを可能にしていません。ですから、飛鳥を使わ
ない限り「発声と打鍵の一致」は可能とも必要とも思わないはずです。)
要するに、シフトしに行くのに時間が掛かる最弱な小指でする
プリシフトのJISカナと、小指でAを叩くように最強の親指
で「親指の定位置の真下を叩く」同時シフトの親指シフトの間
には、比較にならない決定的な差異があるということです。。
**速度が「殆どの場合」同じ、というのは飛鳥だとシフトの切り替え
がややこしい「かながわ・よこはま・よこすか」に代表される言葉が、
何百行に一回とか出てくるので、これは相当慣れないと、リズムが
乱れる可能性が大きいので、そういう特殊なヤツを除いては同じ
ということです。
ただ、飛鳥では上であげたような打ち難い言葉の運指を、
よく分かりませんが少なくとも出現率上位千位ぐらいは、
何年もかけて潰して行きましたから殆ど起こりません。
ニコラはよく出る単語一つ一つに対して打ち易いように
配列を変えてゆくなどという悠長な作業を経ていません。
というか、清音とその濁音をワンセットにして同一キーに乗せ
ている以上、一つ一つの言葉の運指が打ち易いように配列を
合わせるのは、「原理的」に不可能という事情があります。
(飛鳥では、今回の更新のように「が、がっ、がく・がん・がい」
などを 打ち易くするために「が」の位置を右側から左側へと
大きく変えても、「か」の位置は微動だにしないので、「か」絡
みの言葉は以前の打ちやすい運指が保持されます。)
ですから、ニコラではRTYUGHの多使用とともに、シフトの連続
が効かない(効くようにしても、同じシフトの文字が続く重要な言葉
や漢語パートが殆どない)などのために、よく使う言葉の運指が悪く、
打鍵速度が遅くなる割合が遙かに多いはずです。
また、親指の全打鍵に占める割合は、私のように
BSを親指を右にずらしてカタカナキーでやって
いると、変換もありますから40%を越えそうです。
でも、親指が痛くなったことは一度もないので
全ての指の中では親指が最強です。
私は以前から「中指最強説」を唱えてきたのですが、あれ
は親指以外の文字キーを打つ指の中で中指が最強という
経験的な事実からの主張で、親指は入っていません。
ですから、親指シフトの打鍵を打鍵数に加える場合は
余り確とした根拠はないのですが、従来からよく提案されている
「親指シフト一回につき0.3打鍵」位にするといいかも知れません。
厳密に言うと、メジャーな言葉や言い回しには、シフトの連続や
交互打鍵、片手連打に関しては特に右手の外→内のアルペジオに
代表される良い運指を割り付けている飛鳥のシフトのコストは
T.2回とかにすべきだとは思うのですが、これは我田引水が
過ぎるかも知れません。
大体、親指シフトを一打鍵と数えられると、あのデータでは飛鳥
がJISカナよりも五千打鍵以上多いことになってしまいます。
これでは私自身が15年打っていたJISカナを初期の飛鳥に
したら、一年も経たないうちに、打鍵速度が優に2倍以上に
なったという事実と反してしまいます。
また、飛鳥では「じひoびぎぜぶ」がアンシフトで打てるとか
他の濁音も打ち易い位置の親指シフトになっていて、感覚と
しては一打鍵で打てているという実感にも反します。
JISカナの方も、数字段や「むろ」は2打鍵相当、小指シ
フトは0.8打鍵程度に換算すると実感と合うかも知れません。
瞬間で済む親指シフトを一打鍵と数えて、親指シフトより
遙かに時間が掛かり指も辛いJISカナの小指プリシフト
を打鍵数に数えないのは、明らかに矛盾しています。
初心者が読んだら、数字だけで「ああ、親指シフトって普通のカナ
より打鍵数が全然多いんだ」と誤解しそうでもありますから。
確かに各方式の比較というのは、ローマ字の脳内変換のコストとかJIS
カナの数字段や「む・ろキー」などの移動距離の大きさ、親指シフトや
小指シフトのコストなど、数値化するのがとても難しいものです。
また、JISカナ→ニコラ→飛鳥の順で打鍵範囲が狭くなって大幅に打ち
易くなりますが、人の感覚に基づくものなのでこの数値化も大変困難です。
結局は「やってみないと分からない」とか、判断する要素が余り
にも多いので「人によって適した入力法は異なるので何が最良か
を決定するのは無意味」というような、不可知論に傾きがちです。
仮に十種類とかの要素が数値化できたとしても、今度のモーグルの採点では
ありませんが、どの項目にどのくらい重さ付けをして、どうやって総合点
を出すかを考え始めると、夜も寝ないで昼寝するしかありません。。。
それに、私的には重要な単語とか言い回しとか、上位千位くらいまで
その運指を評価して数値化する必要があると思います。
ううん、それも総合点に含めるとなると一月寝ないで永眠しそう。。。(^^;;
しかし数値化は無理でも、QWERTYよりDvorakが、JISカナより
飛鳥が打ち易い=速いという「普遍的な事実」があります。
前者については大規模・小規模織り交ぜて、沢山の実験や調査で確認
されており、飛鳥でも私の知る限り私とyfiさんで実証されています。
(ただ、私的にはコンピュータのない時代に学者が頭だけで考えて、
実際に手動タイプライタに組み込んで評価した数も限られるDvorak
は、QWERTYよりはbetterではあってもbestではないと思います。
とにかく、タッチもストロークも今のキーボードとは大違いの
手動タイプライタ用の配列なんですから。。。
ですから今のPC環境で、何百種類も作っては試しを向こうの
人が寄ってたかってやれば、ずっといいものができるはずです。)
ただ、英語は単純なため、QWERTY配列でも十分速いのです。大人
で移行する気になる人は配列ヲタ(向こうにもいるのか!?)
くらいでしょう。
きっと、ターゲットはまだQWERTY配列で汚染されていない
子供を対象とする学校教育になると思います。
とは言っても、アメリカは超保守主義で、百年以上前の
QWERTY配列でもそうですが、もっと古いヤードポンド法すら
使い続けているくらいですから、頑張ってDvorak止まりかな。。。)
yfiさんが毎日あんな長文をブログにアップしているのは、
スピードが以前より大幅に速くなっているからでしょう。
異なる人なら兎も角、新しい入力法に移行した同じ人の書く文書量が
以前より何倍も多くなった場合、それは打鍵速度が大幅に上がったか
それを書くインセンティブが何倍にも増大したからと考えられるます。
私もですが、彼も沢山書いたことで何の得もしている
様子はないので、後者はまず考えられませんしね。。。
まあ、飛鳥の場合は実験?が小規模すぎるので、何とも
説得力に欠けるのですが、飛鳥人口が四人だったりすると
。。(^^;; 母集団とサンプル数の割合としては50%という
一般にはあり得ない高比率なので、十分説得力を持つはずです。
それは別として、全てではなくても、今回のような指の負担率の比較
だけでも、効率的な入力法を真剣に求めている人たちにとっては
有力な参考資料になるので、51さんの努力は貴重なものだと思います。
>>51さん
ということで、脱線しまくりでしたが、今後ともあのような
貴重な資料を提供して下さることを願って、今回の無駄に
長いレスを終えたいと思います。
と終わろうとしたら、もう一つレスを要することを発見!
>逆に、飛鳥は上段率が低くなっていて、比較した配列の中で
>最も下段率が高い。そもそも中段率が非常に高いので、
>下段が多少増えても気にならないのかもしれない。
いや、「気にならない」というような、曖昧なことではなくて、評価
打鍵と配列作りを通してかなり初期に発見して、その後何年もかけて
思考を深めた、親指シフトならではの論拠がこれにはあるんです。
殆どの人は無意識で打っていて、手元を観察しないものですが、
ローマ字や英文でIOEW以外の上段を打つときは、手全体を
少し前に移動して指に打鍵に適した「曲がり」とキートップと
指の間に打鍵に最適な角度を作っているのです。
これは、瞬間的にするので殆ど意識されませんが、ローマ字や
英文を普通に打ってる手を観察するとそうなっているはずです。
こうすることで、素早くかつ指を痛めることなく沢山打つ
ことが可能になります。
嘘だと思ったら、手首を机に固定して指だけの移動で
打ってみてください。
ゆっくり打つのなら何とか打てるでしょうが、真剣に素早く打とうと
すると、手首は自然に浮いて手全体が微妙に前後にきませんか?
数字段は勿論、RTYUGHBあたりで手が結構動いているでしょう。
つまり、一般の素早い打鍵は「手全体が浮いて小刻みに動く」
打鍵なんです。パームレストはその名の通り、「休む」ときに
使うもので、打っていているときは無用のものです。
これは、飛鳥も同じで一般の打鍵では手は浮いています。
(よく、「手を浮かすなんてかったるい、俺は今見ても
手首は机についている」と言う人がいますが、あれは
どう考えても、打鍵していない「休んでいる状態」の手を
観察してるだけだと思います。手の動きを観察する機会が
今までなかった人には、素早く文章を打ちながらその手を
じっくり「見る」という不慣れな作業はしにくいはずです。)
これに対して、親指シフトが他の方式と異なるのは、親指シフト
は変換キーと無変換キーの上に親指が「常にある」、あるいは
「常にあるべき」入力法だということです。
そして、そうあるためには「手全体を前後に動かせない」のです。
ローマ字やJISカナでは変換・無変換キーを頻繁に使う必要はありません。
ですから、手全体が親指を引き連れて細かく上下することは、打鍵の指に
必要な曲がりを持たせ指を保護するために好ましいことではあっても、
まずいことは一つもありません。
というか、手全体の細かい移動は親指シフト以外では
素早いタイピングには必須なものです。
ところが親指シフト方式には、「親指が(普通は)無変換キー
と変換キーの上に常にに囚われている」という特殊事情があります。
つまり、秒速4打鍵としても一秒に一回はある親指シフト
をするためには、シフトしていないときも親指は親指シフト
キーの上に「常に」待機していてもらわないと困るのです。
これは、確かに親指シフトの欠点と言えるのですが、それをしない
で狭い範囲のキーだけで実際的に一打鍵一カナを実現する手段は
原理的にないのですから、配列で折り合いをつけるしかありません。
で、親指をシフトキー上に常駐させて、しかも頑張らなくても
楽に打てる上段のキーは、IOEWくらいしかないのです。
RUの裏を打つときは確かに親指は親指シフトキーの
上にありますが、この親指と人差し指の形は「太いパイプ」
をつかむような形で力が入りますし、エレガントな打鍵には
ほど遠いものです。(飛鳥のR裏はぁ、U裏は〜、ニコラは「ゃに」)
TYの裏は手首をひねってもっと太いパイプをつかむ形になります。
(飛鳥のTY裏は「ぅぢ」、ニコラは「れよ」)
これが、クロスシフトやアンシフトになると、親指をシフトキー上に
固定しておくのが辛くなりますから、そこだけは打鍵キー側のシフトは
不要ですから、人差し指が伸びきらないように手全体をローマ字などと
同じように前に出して、RTYUを打つことになります。
ニコラではここには、表で「こさらち」逆で「ござはoぢ」があるので、
親指をシフトキー上に固定して指を思い切って伸ばすして打つと
合計すると数秒に一回は打つ字なので、テキメン腱鞘炎になります。
それでは困りますから、ここは親指を引き連れて手全体を
ローマ字などと同様上に移動して打つことになります。
次に親指を定位置に戻すのは面倒なんですが、だからといって
「こさらちござはoぢ」を使わないでは数行の文章も書けません。
(まあ、「ぢ」はIMEが「じ」の代用を認めるので、カナで
書かない限り、使わないでも書けますが。。)
で、打つまではいいのですが、このあとにシフトが来ると慌てて
手全体を定位置に戻さないとならないので、さあ大変!
というのが、ニコラです。
飛鳥は、RTYUの表は「ひo%−・」と、カナはRのひoしか
ありません。ひoの出現率は0.03%ですからこのくらいの頻度
なら、親指でシフトキーに軽く触りながら、「エイヤッ」と
人差し指を伸ばしてRを打っても腱鞘炎にはなりません。それより、
親指が定位置にあることで次の打鍵やシフトにスムーズに移れます。
Uの表の・もそんなに使いませんし、素早く他のカナと連続する記号でもありません。
TYの表にある%−については、これを打つ前は20%とか03−
1234のようにどうせ数字段を打っていることが多いので、手が
どっちにしろ大きく前に動いているのでついでに打てます。
RTYUの逆も「ヘ。&ぇぃ」と出現率最低のものを選りすぐって
配列していますから、数千打鍵に一回くらい、人差し指を
「エイヤッ」で伸ばして打っても一向に差し支えありません。
ということで、飛鳥は親指シフトの特徴を考え抜いているので、
RTYUは実質使わないのです。それに加えてQP@の使用も
最小限にしているため上段の使用が少ないのです。
とにかく、打ち易いことに加えて、親指を親指シフトキーから
離さずに、数字や$#’などの数字段にあるマイナーな記号を
除いては全ての打鍵ができるということは、効率というメリットを
別としても、大きな安心感をユーザーに与えてくれるはずです。
あと、右についてですが、右上段のIOは盛大に使います。下段
は句読点と拗音が主なので、下段は使用率は結構多いのですが、
「特殊キー」中心となっていて、IOに「とはそこよふ」と
いう普通の言葉を作る出現率の高いカナを乗せています。
つまり、飛鳥は右に関しては普通の言葉を打つ上中段
と、拗音や句読点を中心に打つ下段のように、上下段に
異なる役割を与えています。つまり、下段は、それなりに
使用率は高いのですが、拗音以外の言葉は余り作らないのです。
弱い左手に関しては、上下段は最強の中指で打つEC
以外には1%以上のカナを乗せないことにしています。
つまり、左はホームキーとECの使用が殆どになります。ただ、
下段は指に曲がりを持たせられるのでZXVにも1%以下では
あっても、それなりの出現率のあるカナを担当させています。
このため下段は、QRTUを殆ど使わない上段より使用率が
高くなっているわけです。
それに、下段の使用率が多目だと、打っているときに「重心が低い」
と感じて落ち着いた、いい気分の打鍵ができるということがあります。
スポーツカーも流線型になっていて重心が低いのは乗っていて
気分がいいから、それと同じと言ったらこじつけかも知れませんが。。
特に左の上段はEを30回に一回打つ程度で、後は右と中下段で99%弱
は打てますから、左側は重心の低い落ち着いた打鍵感になります。
逆に強くて速い右手は、そんなのんびりされていると仕事がはかどり
ませんから、左と上中段で沢山言葉を作って、下段は語尾や拗音の交互
打鍵の倍速打鍵に大活躍してもらっているので、結構忙しい感じがします。
あと、RTYUBNGHの使用を最小にしているのは、中指や薬指
よりも短く、強さも薬指といい勝負の人差し指に、他の指の2倍の
6個のキーを担当させるのは百害あって一理なしだからでもあります。
弱い指には出現率の低いカナを割り当てるような工夫を
すれば、RTYUBNGHにまともなカナが少ない分は、
それらの指に割り付けることができます。
もっと出現率の高いRTYUBNGHに普通来るべきカナは
強い指が打つ良い場所のシフト側に振り分けることができます。。
結果、器用に動く右小指を除けば担当キーは3個ずつで済むのです。
(十分余力のある右薬指にPを担当させれば、右の薬指と小指の
担当が4つずつと、右小指の5キー分担を緩和できます。)
その上、FJにポッチがあることからも分かるように、人差
し指はタッチタイプでは基準となる指で、そうバタバタ動か
すのは、基準が紛らわしくなるという点でも問題なんです。
ですから、他の指と同様人差し指には使用率的にせいぜい左で
2個、右で3個分程度のキーを担当させるのがこれも理想です。
そんな理想論を言っていたらキーの数が足りなくなるJIS
カナや新JIS(や月)とは違って、親指シフトでは、一個
のキーに三つのカナや記号を乗せられるので、人差し指には
よく使うカナをニコラのように満載しなくても済むのです。
だったら、理想的なことをした方がいいに決まっています。
おまけに、三段内の空いたところに、( )?!%−*&〜を乗せられる
ので洋数字さえを使わなければ、飛鳥は殆ど全てを三段で打てるのです。
(英記号に関しては、一応平均的な要求を考えて配列しましたが、他
の記号をよく使う人は、必要に応じてそれと入れ替えるのがお勧め)
32キーをフルに使っている飛鳥と違い、ニコラは使用するキーの数
が30しかない上、空いている場所も多いのがもったいないんですね。
ですから、上で挙げた記号は全て数字段を使うしかなく、
この面でも親指シフトの長所を生かし切れていないのです。
JISカナの数字段の使用をニコラが問題視するなら、
少なくとも?!()くらいは、空いている場所がある
のですから、そこに置くべきだったのです。
と、言ってもこの種のことは何ヶ月か配列と格闘して見えて
くることなので、神田さんが仰っていた「エイヤッで決めた」
インスタント配列には望むべくもありません。
責任は神田さんたちではなく最初の問題点の多い配列を
20年以上固定化してしまった会社の方針にあるのでしょう。
きっと、大企業のメンツで「そんなコロコロ配列を変えたら今までいい
加減なものを売ったと非難されて信用がなくなる」と考えたのでしょう。
でも、家電なんか「コロコロ変える」ことで進歩して来たので「新製品
が出ることが分かっていたら一年待った」という消費者の声に従ったら、
永遠に新製品は出ず初期のものを今でも使い続けていなくてはなりません。
やはり配列には、「マンマシンインターフェイスの変更」、つまり
お金では買えない負担が既存ユーザーに掛かるという特殊事情が
あって、会社がそれを必要以上に重大視したのかも知れません。
また、配列ファイルなんて何万個積んだって屁でもない今のPCと
違い、専用機時代はROMを別に焼いたり取り付けたりが必要で
ややこしい上に、コストが上がるのも親指シフトに複数の配列を
持たせられなかった原因かも知れません。
PC時代の英語Windowsなんて、Dvorakがおまけでついてくるのにです。。
配列が変わればキーボードの刻印も変えなければ売れないと思っていて、
最初はやる人が少ないので、そんなのを作ったら大赤字になることも
変更をしなかった理由なのかも。
実際、新JISのキーボードが付いたワープロ専用機が大量に売れ残って
各メーカーが大損こいたということも、その後現実に起こったわけですし。。
しかし、何年も掛けてコロコロ変えること以外、打ち易い
配列へたどり着く道はないのですが、それはまた別の話。
しかし、いくら何でも飛鳥の七年目は掛かりすぎだという声が。。(^^;;
ううん、他スレなので短く書こうとしていた積もりですが、
言いたいことをつらつら書き連ねていったら、何のことは
ない、以前の飛鳥スレ同様、結局ここまでで18レスも消費
してしまいました。
特に、推敲のために読み直すたびに増殖してゆく。。。
三千字が、今や一万字に。。もう、読み直すのヤメタ!
(↑と、ここの2行を最後にしようっと。)
飛鳥の唯一の欠点が「文章が無限に長くなる」ことなのは、
やはり真実みたいです。yfiさんもそうですし。。。(^^;;
後半は、眠い頭で書いていたので何か繰り返しが多い
気がしますが、推敲が大変そうなのでこのまま載せます。
まあ、私のブログみたいに一万字超なんかには
なっていないとは思いますが、それでも長い。。(^^;;
実は、ブログも飛鳥スレも配列を更新したばかりで、長いの
を載せたくなかったもので、こちらに書いてしまいました。
それに後半では、かなりニコラとの比較で宣伝チックになったし。。
ということでこの長文で気分を害された付き人、じゃなかった
月人の皆々様には、深く深〜〜くお詫び申し上げます<(_ _)>
ついでに、考えてみたらこの長文が、今回の「がどあ」の入れ替え
http://ameblo.jp/asuka-layout/entry-10009282836.html が、「内容のみに集中してする打鍵」において問題がないかの
再確認だったような気がしてきました。
結果的に、最新版の飛鳥の評価打鍵にここを利用して
しまったようで心苦しく思っておりますです。。
「結果的」というのは、冒頭では「二三感じたことを」を
短くレスする積もりだった。。。らしいからです。。(^^;;)
やはり、レスという形で解説しようとすると、ラジオなどのコピー
打鍵と違って、内容に集中できて打鍵が無意識な分だけ、配列に
問題があると悪い運指のカナの連続があって、誤打鍵をしたりする
んですね。つまり、読まれる当てのない内容に気の取られない評価打鍵
では見えなかった欠陥が、こうして打っていると見えてくるんです。
それに、せっかく徹夜して書いたものはやはり誰かに
読んでもらいたくなるじゃありませんか!
そんなこんなで、どうかとは思いましたが、
「エイヤッ」で19レス一挙に貼ってしまいました。
(;゜゜)ウッ!また、隔離されてしまう。。。( ;_ ;)