☆★ソーテックのPCってそんなヤバイの?[21]★☆
ソーテックPCの購入を検討しているパソコン初心者の方へ
【結論】
ソーテックのPCはとてもヤバイので買う前によく考えた方が良いです
【ヤバイ理由】
1)不良率が高く、修理に出しても中々帰って来ない
2)商品信頼度が低く、販売店からも嫌われている
3)サポートが悪い
4)一見同等のスペックでも実際の機能が低い
5)デザインポリシーが無い
【その結果】
6)ブランドイメージが悪く、国内の売上・シェアが激減
7)赤字転落し将来も明るい材料が無い
8)関連会社がアボーン
9)会社自体の評価が低く株価が暴落
【説明】
理由1)不良率が高く、修理に出しても中々帰って来ない
初期不良と修理に関する第三者機関の調査結果です。
http://www.m2ri.co.jp/newsreleases/1101.htm 順位 分類 初期不良率(%) 同件数(件) 販売台数(台)
1 アップル 0.42 5 1,190
2 日本IBM 0.71 10 1,400
3 NEC 1.24 32 2,590
4 ソニー 1.27 34 2,670
5 富士通 1.74 23 1,320
6 ソーテック 4.97 77 1,550
※初期不良率=初期不良件数÷販売台数
順位 分類 故障率(%) 修理件数(件) 販売台数(台)
1 ソニー 1.20 32 2,670
2 日本IBM 2.36 33 1,400
3 アップル 2.52 30 1,190
4 NEC 3.09 80 2,590
5 富士通 3.79 50 1,320
6 ソーテック 5.48 85 1,550
※修理件数は証期間内外の合計、故障率=修理件数÷販売台数
ソーテックの初期不良率が群を抜いており、故障率も最悪です。
また修理対応も遅く、最後がソーテックという順序だそうです。
理由2)商品信頼度が低く、販売店からも嫌われている
こちらはパソコンメーカーのリテールサポートに対する
販売店のCS評価結果です。PC trader '02/5月号より
http://www.ric.co.jp/pct/pdf/ranking/ran0205.pdf 総合評価 - 11位 (全11社中最下位)
1)製品供給への満足度 - 10位 2)在庫情報への満足度 - 10位
3)マージンへの満足度 - 10位 4)拡 売 費への満足度 - 11位
5)営業マンへの満足度 - 11位 6)販売応援への満足度 - 10位
7)売場作りへの満足度 - 11位
8)商品・業界動向等情報提供への満足度 - 11位
9)広告宣伝への満足度 - 10位 10)商品の信頼への満足度 - 11位
ソーテックは販売店から、最も嫌われている会社です。ユーザの
立場から見ても販売店との連携の悪い会社のパソコンは奨められません。
また10)が最下位で販売店から見てソーテックの商品は信頼出来ない。
この情報は新しく、販売店という一般ユーザーより数多くの事例を
知っている人たちから出てきた情報です。 こうなると最近の
ソーテックPCの信頼性にも大きな疑問が残ります。
理由3)サポートが悪い
日経パソコンサポートランキング結果(2002年6月10日号)
順位 メーカー名 ポイント
1位 デルコンピュータ 0.98
2位 エプソンダイレクト 0.54
3位 東芝 0.46
4位 NEC 0.45
5位 ソニー 0.44
6位 アップルコンピュータ 0.41
7位 富士通 0.39
8位 日本IBM 0.35
9位 コンパックコンピュータ 0.23
9位 ソーテック 0.23
11位 シャープ 0.12
12位 日立製作所 0.04
00/5に別会社設立しサポートに力を入れ、売上半減したにも拘わらず、
依然としてソーテックのサポートは下から3番目、低レベルです。
昨年から今年にかけての満足度向上ランキングでも、
12社中6位でしかありません。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0527/gyokai29.htm 大邊社長は「サポート評価に関しては、まだ順位が低いが改善率では
圧倒的なナンバーワンだと自負している。広告でサポート体制が改善した
と宣言しても、ユーザーが納得していただけるところまできたことの
自負の表れだと認識してもらっていい」とコメントしました。
ソーテックのサポートは大して改善されていないにもかかわらず、
社長は大幅に改善されたかのような放言をし、
大規模に広告を出している。なんとも呆れた会社です。
結果8)関連会社がアボーン
四社連合の一角で、ソーテックにモニタを供給してきたKDS社が'01/10に事実上倒産、
密接な関係を持っていたソーテック社も甚大な被害を受けました。また最近三宝も
ソーテックとの結びつきを弱め、ついにキョウデンも筆頭株主でなくなります。
投資会社のアクティブ・インベストメント・パートナーズ(青松英男代表)
は20日、ナスダック・ジャパン上場のソーテックの経営再建に乗り出すと発表した。
現在の筆頭株主のキョウデンから発行済み株式の17.4%を取得し、筆頭株主になる。
取締役も派遣して、将来は東証一部上場を目指す。 (日経ネット)
しかし、なぜキョウデンはソーテック株を放出したのか、アクティブの再建策は
消費者の利益に繋がるのものなのか、明らかではありません。
結果9)会社自体の評価が低く将来性も無い
株価は会社の客観的な指標の一つ。市場の評価により価格が決まり長期的な
傾向を見ればその会社の評価が分かります。ソーテック社の株価変動です。
年月週 終値(円) ★=100千円
2001年1月1日 834,000 ★★★★★★★★
2001年1月29日 970,000 ★★★★★★★★★
2001年2月26日 825,000 ★★★★★★★★
2001年3月26日 690,000 ★★★★★★
2001年4月23日 536,000 ★★★★★
2001年5月21日 466,000 ★★★★
2001年6月18日 400,000 ★★★★
2001年7月16日 300,000 ★★★
2001年8月13日 135,000 ★
2001年9月10日 115,000 ★
2001年10月8日 137,000 ★
2001年11月5日 119,000 ★
2001年12月3日 110,000 ★
2002年1月7日 94,000
2002年2月4日 72,100
2002年3月4日 114,000 ★
2002年4月1日 104,000 ★
2002年4月30日 100,000 ★
2002年5月27日 148,000 ★
2002年6月24日 245,000 ★★
2002年7月22日 208,000 ★★
2002年8月19日 136,000 ★
Yahoo!ファイナンス (株)ソーテック(ナスダックジャパン : 6829.J)より
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=6829.j&d=b 上場時(00/9)2,120千円。市場におけるソーテックの評価は大きく下がっています。
【まとめ】
ソーテックは一時期低価格で一世風靡したのは事実です。
だが最近は他メーカーからも低価格パソコンが多数製品化されています。
またハードウェアがソフトウェアの要求を上回る速度で進歩し続けた結果、
他を犠牲にしてコスト当りのハード性能を最大にするという
ソーテックPCの長所は失われています。私達は消費者なのですから、
一番良いと思った製品を選べば良いわけです。
一方、会社の評価は下がり続けています。
信頼性が低い割にサポートが悪く、修理に出しても中々帰って
来ない。また一見同等のスペック(Celeron○○○MHz等)でも
競合機種と比べて実際の性能が低い事があるのです。
だから私は主張します。
ソーテックのPCはとてもヤバイので買う前によく考えた方が良い
以上、ご理解いただき、正しい判断をしていただければ幸いです。
〜ソーテック製品で痛い目に遭った元ユーザより。