オーディオのロマンを語ろう パート3

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(3)謎さんがお帰りになるまで残されたもの同士では余計に悪口に
なることは避けて話します。とても居心地の悪い感じでそれでできるだけ
よいところを話題にするようにして帰りを待っておりました。

ここで先ほど鳴った謎システムを虚音退治を認めて評価するなら
どういう評価になるでしょうか?謎さんがリファレンスとする蓄音機に
例えるなら確かに蓄音機の良さを不完全ながら取り入れているわけです
からいわばクレデンザやHMVクラスではなく国産の蓄音機クラスに
なっているとはいえるかもしれません。

それとどうも謎さんがクラシックを主に聴いてチューニングされたとの
こちらの思い込みを訂正しなければならないとも感じておりました。
謎さんの書かれた文章からカザルスやクライスラーを主にクレデンザで
お聴きになられると思い込んでおりました。メインがウエスタン?の
バイオリン、フィドラーとはウエスタンのバイオリニストのことだったとは!
1930年にわたしの知らないクラッシックのバイオリニストがいて
そのSPのコレクターが謎さんだと一方的に思い込んでいました。

謎さんが帰ってこられて30分ほどでしたか雑談をしてさあもう一度
音出しをしようとすることになりました。ところが前半で気になった
ダイナミックレンジのとんだ、つまらない音色ではなくだれが聴いても
わるくいうことは無いと思える音に変わっているのです。これには
当惑しました。音の壁になっておられた楠さんがおられないことに
関連したアコースチックな現象なのかという意見も冗談で出ましたが
経験が否定します。それでなんとなくアンプのヒートアップ不足だろう
といことにとどめてヒアリングを続けましたが、今もこれについては
懐疑的です。ヒートアップしただけで問題が片付いた経験がないからです。
謎デバイスの原理がわかりませんからそれがヒートアップの時間を
要したのかどうかも判断はできません。とりあえず再度持ってきた
CDをかけてもらいました。なんと先ほどの問題がなくなり
このCDのベストに近いバランスで鳴り出しているのです。

      続く