オーディオのロマンを語ろう パート3

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504名無しさん@お腹いっぱい。
TKさんは探検隊の発起人であるし、性格的にも大人で律儀な方で
あろう。本来は言いたいことが山ほどあろうが、まとめ役としての
任務を自負していたと思う。他の探検隊の出方を待っていたのは、
そのためでしょう。他の探検隊の方々が謎システムを褒めちぎって
いたら、逆に一石を投じていたはず。麻彦氏に対して、帰宅後の音
は違ったと言うくだりは、喧嘩にならないためには、こう言うしか
ないとのTK氏の苦悩が見てとれる。一連のTK氏の発言、行動を
観察すると、なにを差し置いても良い音、誰よりも良い音を目指し
ている方ではないと思われる。時代を想い、機器の歴史を敬い、現
代で当時を再現させる、または自分の音造りで気持ちよく音楽を楽
しみたい方でしょう。

麻彦氏はおそらく日本でも有数のハイオーディオ実践者のひとりで
あると確信している。70年代のオーディオブーム時代から積み重
ねた経験と理論的な考察。知識の豊富さと耳の良さは天下一品と思
われる。ただ謎探検隊に参加したのは、他流の再生音に一抹の不安
を感じたのか、新たな期待があったのかは判らない。ただ一聴して
見切ったのではないか。それは根本的なものであって、エージング
やヒートアップで変化しても本質を著しく変えるものではないこと
は経験上解っている。謎システムに辛くあたったのは、そのシステ
ムの音が酷かったのではなくて、結果的に探検隊に参加してしまっ
た自分にたいして憤りを感じているのもあるでしょう。

謎システムの仕掛けは解りませんが、再生音のイメージは湧きました。
やはりレポーターは一人ではうまくありません。今回の探検隊は複数
の方が参加しました。その意味では成功したと言えるでしょうし、探
検隊の各レポートから自分なりに取捨選択をして解釈するべきと思い
ます。探検隊の皆様御苦労様でした。