★★タンノイで聞こうよ!★★

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>>85
タンノイのオートグラフが開発された時代を考えてみて下さい。
1950年半ばです。その時代のタンノイが持っていたオーディオ技術で
無理なくオーケストラを再生するために作られたのがオートグラフです。
前にどこかに書きましたが、タンノイのユニット自体はキツイ音で鳴ります。
DSPはもちろん、まともなトーンコントロール回路さえ無いに等しかった
50年代半ばに、キツイ音のするユニットでオーケストラの響きを出すには、
楽器的響きがするエンクロージャーに入れ、全体を鳴らして調和させるのが
最も自然、かつ効果的方法だったわけです。
「割れ蓋に閉じ鍋」の最たるものですが、タンノイ社のノウハウが
結果として素晴らしい響きのスピーカーシステムを作り上げたわけです。
現在でもタンノイのスピーカーの存在理由はそこにあると思います。
特性とか理論を重視する人には、タンノイを使う理由はありません。
もっとそう言う人向けのスピーカーが
ティールとかエグルトン・ワークスから出ているそうです(藁)。
ちゃんと調整されたタンノイプレスティージシリーズの奏でる、
耳をくすぐるようなバイオリンの響きや、
浪々と鳴るチェロやコントラバスを聴いてみて下さい。
そうすれば「正確ではないが、自然で美しい音」が
どんなものか分かってもらえると思います。
もちろん、「それが好みでない」と感じるのはあなたの自由です。
タンノイは「好き」・「嫌い」で語るべきスピーカーだと思います。