★★タンノイで聞こうよ!★★

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734れおん
>>732

同じタイプに属するノイマンのFETタイプのU-87と真空管式の比較ですが、
C-37Aで特に苦労した記憶は全くないんです。マイクロフォニックノイズも
理屈の上ではゼロではないんでしょうが、トラブルも全くありませんでした。
音質はどちらも当時のエレクトレットコンデンサーマイクと
比較すると、音質がよりやわらかく高域がきれいなのが直ぐに
わかったもんです。強いて言えば、SONYのほうがより、元の音に
近いような感じ、U-87のほうが、より耳に心地よい音がした記憶が
あります。
真空管式マイクといえば、音響測定用のB&Kの標準マイクも昔は
真空管式で、スピーカーの測定中に無響室で手にふれると結構、
暖かくなっていましたね。
私が、生録を始めたのは、60年代後半、最初は真空管式の自作ミキサー、
(手軽に運べる良い市販ミキサーアンプは当時、全くなかったんです)
次に設計製作した72年以降は、全てソリッドステートにしました。
それらのミキサーは72年、77年とラジオ技術に製作記事として、
発表してます。72年発表のものは、100%並列負帰還回路の応用により
各チャネルのミキシングの設定を変更しても、他チャンネルのミキシング
レベルに影響を及ぼさないようにした日本最初のもので、その後、日本の
メーカーから次々に出てきたポータブルミキサー(SONYもそうだった)も、
その回路を採用するようになりました。
77年発表のものは、48Vのファントム電源をミキサー側に内蔵して、
FETタイプのコンデンサーマイクを直結できるようにしました。
(各チャネル独立電源で、たとえ、何かトラブルがあって、
あるチャネルがショートしても、他のチャネルには全く影響を
及ぼさないような設計にはなってます。)
多くのFETタイプのプロ用マイクでは内蔵バッテリーからのDC-DC
コンバータ給電とファントム電源とを切り替えられるので、それらの
給電方式の差で、音の違いがあるのか(ミキサーから電源供給すると
電源供給の距離が長くなるので)、だいぶチェックしたんですが、
正直に言ってその違いは判別できませんでした。