題:タンノイを鳴らしていて個人的に良いと思ったシステム
1)ESOTERIC P-1,D-1 → SHELTER Model 404-2 → C.R.DEVELOPMENTS Artemis →カンタベリー15
アナログプレーヤー:トーレンス126 カートリッジ:オルトフォンMC20 Super トランス不明
インターコネクトケーブル:モガミ(プリ・メイン間自作)
スピーカーケーブル:ベルデン(型番ちょっと不明)
和室に置かれたシステムで、これくらい見事になっている組み合わせはないかと思います。
スピーカーの下に厚さ3cm御影石の板を入れたのが正解だった様です。ボーカルも、カルテットも
見事で、CDを中心に聴いているのに耳障りな高域がありません。解像力もかなりなもので、か
といってちゃんとタンノイトーンを出している、不思議なシステムです。
2)REVOX C221Mk 2 → エアータイトATM-1 → スターリング TW
インターコネクトケーブル:JPS Superconductor 2(プリ・メイン間)
スピーカーケーブル:JPS Superconductor 2
私がエアータイトというブランドのアンプを聴いて、これは良いかも知れない、と思ったお宅。
CDしか聴きませんが、これが悔しいくらい、タンノイらしさを失わずに、見事な鳴りっぷりで
した。ATM-1はCDダイレクトが可能なアンプなので、あえてプリを使っていないそうです。
ケーブル類は私の音を聴いて、お気に召したらしく、速攻で注文されていました。2ヶ月後、再
びお寄りしたところ、「いやぁ、ジャズも聴けるようになったんですよ」と、嬉しそうでした。
繊細な室内楽も素晴らしかったと思います。
3)STUDER D730 → Marantz model 1 → Marantz model 5 → G.R.F.Memory TWW
アナログプレーヤー:EMT927 カートリッジ:オルトフォンSPU A/E 昇圧トランス:Triad HS-1
インターコネクトケーブル:JPS Superconductor 2(すべて)
スピーカーケーブル:JPS Superconductor 2
これは私が2000年3月まで使っていたシステムです。クラシックからジャズまでオールマイティー
に鳴らすにはこれしかない、という感じで組んでいます。ポピュラーやロックは聴きません。
ジャズは1960年代が中心なので、これで十分という感じでした。
4)トーレンス126&オルトフォンMC20 Super2 → Marantz model 7 → 300Bプッシュプルアンプ
& 845シングルアンプ
ケーブル類はプリとメインの間がJPS Superconductorです。他はちょっと不明。
改めて書くまでもない、岩手県一関市ジャズ喫茶ROYCEのシステムラインナップ。とにかく豪快に
かつ高分解能に鳴ります。「アルテックA7を緻密にしたような感じ」とは、とあるジャズ評論家
のお言葉。なるほど、と思いました。徹底的に手を入れた手作りメインアンプの勝利でしょう。
5)糸ドライブ自作砲金プレーヤー → アーム・カートリッジ EMT → 昇圧トランス UTC・WE
LPプレーヤー ガラード301 → プリアンプ マッキントッシュ C22 → マッキントッシュMC60
→タンノイオートグラフ・モニターレッド・箱ユートピア
ユートピア箱でなかなか良かった例です。1960年代もしくはそれ以前のモノラルを中心におかけ
になるシステムなので、現代のレコードをかけると、ちょっと低域が膨らみすぎの様な気がしま
す。しかし、1960年代前半のオペラなどを聴くと、本当に素晴らしい印象でした。
6)EMT 927 オルトフォンSPU A → WE 618昇圧トランス → CONVERGENT AUDIO TECHNOLOGY SL1
Ultimate & EAR 864B → Marantz model 9 & EAR 861 → オリジナルオートグラフ・モニタ
ーレッド
まぁ、よくぞここまで仕上げた、という感じの音です。豪快さと繊細さを併せ持ち、古いレコー
ドから新しいレコードまで、堪能することができました。個人的にはベンツマイクロのカートリ
ッジとフォノアンプで奏でたEARの美しくて精悍なサラブレッドの馬の様なサウンドが印象的で、
今の私の求めるサウンドの方向性を決定づけたシステムでもあります。
7)ペンション・ムジカ
http://musica.maxnt.co.jp/ をご覧下さい。
プレーヤはガラード401 オルトフォンSPU-G → 昇圧トランス:カンノSPU30 → カンノ・スーパ
ーパーマロイ・トランス結合式タイプSPU → WE-262B-349A-284Dのモノラルパワーアンプ
CDプレーヤーはフィリップスLHH1000
改めて言う必要もないかと思いますが、これほど清々しい弦楽器と膨らみすぎない低域を聴かせ
るオートグラフはないでしょう。もう、脱帽の一語に尽きます。