オーディオのロマンを語ろう パート2

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395音の謎
(上文より)
オーディオ機器の買い替えがなぜいけないか、これを始めると、人間が本来持
つところの「飽きる」という精神構造とあいまって、次から次えと、オーディ
オ機器の買い替えへ向ってゴール無き旅路が始まるからである。これは「虚音」
(電気音)の音が、何をやっても良くならない、悪いままだから時と共に飽き
てしまうのだ。これに費した金銭の代償はだれも責任をとってくれない。みじめ
な本人の責任である。だから、この買い替えの失敗談は家族や友人に極秘にし
なければならない。高額であればある程、被害は大きい。勉強代という言い訳で
は済まされない。部品や素材で音いじりできる人はまだいい。趣味として楽しい
時間となる。例え、その日は音の改善に結びつかなくても、明日また、チャレン
ジすればよい。そして、部品や素材は安いものだ。ところがオーディオ機器の
交換しか為すすべを知らない善良なオーディオ・マニアは格好の「虚音」(電気音)
の餌食になってしまう。そんな人間を「虚音」(電気音)は狙っている。音の本質
を知る人にとって、オーディオ機器の交換は人間でいえば、内臓移植のような大手
術なのだ。とても、おいそれと交換できないのだ。リスクが大きすぎるのである。
よほど慎重に確かめて決断しなければならない。最低、自宅で充分に確かめる
慎重さが必要なのだ。それに加えて、小手先の細工で「虚音」はゴロンゴロン
と変る。この恐ろしい妖怪変化の魔術の罠を承知しておかなければならない。
オーディオの達人達は今日の私のメッセージはよく承知していることなのだ。
だから、無為にお金をかけない。賢明なのだ。
今日の話しは、正しいか、誤りかの話しではない。私が思うところである。