★★フルレンジユニットファンの広場★★

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9140代のおじさん
No6で予定外に舶来品を取り上げましたので、今回は第2弾とします。

No7 LE-8T JBL
舶来ユニットの第1段の予定でしたし、フルレンジの代表的存在です。
中学生の頃はビ−トルズやS&G、T・REX等にはまっていました。
邦楽ではグル−プ・サウンズを経て陽水や拓郎です。よく通ったレコ-
ド店にはスピ−カ−が2組ありました。フロアには金バッチも眩しい
タンノイ・ア−デン。壁には正体不明のスピ−カ−が取り付けてあり
ます。サランネットでスピ−カ−が見えませんでした。只、断然、壁
の方のスピ−カ−の音が気に入りました。腹に響く低音と芯のあるシ
ンバル。ネットを外して貰った時の驚きは今でも忘れません。なにせ
20センチのユニットがたった1本だけだったからです。ユニットの
美しさにも感動して、すぐさまオ−ディオ店に飛んで行きました。
ところが@35000円也。当時使用していた三菱P-610Bが20
00円。パイオニアPAX-A20が5000円位でしたから、どうし
ようもありませんでした。その後10年程たち、ひょんな事からアルニ
コ型のLE-8Tが手に入りました。このユニットは決してHiFiでは
ありませんが、らしい音で聴かせる技は天才的です。ボ−カルも国産メ
タルキャップユニットのように甲高くハスキ−にならず、体温を感じら
れるような温度感がありましたし、打楽器、管楽器もレンジの伸びはあり
ませんが、線が細くならず安心して聴けます。このユニットにはかなり
惚れ込み短期間の内に色々労力を費やしました。山水箱程度の容量では
不足なこと。また、ス−パ−ツイタ−を足すだけでは上手く行かない
こと。最終的には、JBL2405を7000Hzできっちりクロス
させて完了としました。義弟の所で今もバリバリと鳴っています。
ぜひもう一度、新品のあの独特な匂いを嗅いで見たい逸品です。