★★フルレンジユニットファンの広場★★

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7940代のおじさん
No5 8P-W1 テクニクス
このユニットにはデザイン大賞をあげたいですね。
「ゲンコツ」の愛称で親しまれた8P-W1が発売されたのは、昭和
29年11月だそうですから、そうとうな歴史があります。その後、
20PW09と名を変え、さらに55PWや49PW等、フェライト
タイプや廉価版などかなりのゲンコツが存在します。
特性から見て、20センチとしてはかなり大きな箱で鳴らしましたが
設計の古さもあり、音のはぎれがよくありません。中域はなかなかで
すが低域が締まらず、音量を上げると高域も荒れます。小音量で楽しむ
には聞き疲れがせず結構いけました。アルニコでアルミボイスコイルで
手の込んだサブコ−ンに特殊技術のメインコ−ン。さらにゲンコツまで
付けて3900円。天下の松下でなければ出来ない価格設定です。
実は25センチのゲンコツも存在します。10P-W1です。これは
秀逸です。ゲンコツが無垢のアルミ削り出しで金色塗装です。黒いメイン
コ−ンの中に白いサブコ−ン。中央に金色のゲンコツ。最高のデザイン
です。8P-W1の4倍の入力性能があり、低域も楽々と再生します。
高域も十分伸びていてピ−ク感が少なく自然です。このユニットは現在
も使用中です。801Aアンプではしゃきっと鳴り、6G-B8アンプでは
朗々と唄います。