★★フルレンジユニットファンの広場★★

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12240代のおじさん
No14 PE-16 パイオニア
復刻版のPE-16Mは4個購入しましたが、しまいこんであり、また
鳴らしこんでも一ヶ月ほど掛かります。復刻版を手に取って見た感じは
ほぼ旧製品と同じであり、P-610BがDBに変化した程の変化はな
さそうです。手元に旧製品がありますので、こちらで勘弁して下さい。
このユニットがP-610と大きく違うのはコーン紙の質感です。P-6
10が割に損失の大きそうな、ぼそっとした感じなのに対して、表面を
硬く滑沢に処理しています。私は鉛筆の後ろでコーン紙の端を軽く叩い
て、音の見当を付けますが、P-610がポンポンというのに対し、PE
-16はパンパンという音がします。よって音もだいぶ違います。PE-
16の方がハリのある中域でにぎやかな感じです。コーン紙の分割振動帯
のダンプ不足から起こる周波数の山谷が原因ですが、ダンプし過ぎると、
またつまらない音になってしまいます。高〜低のレンジはP-610DB
の方が上ですが、中音量で近距離で聴くPE-16は密度も高くなかなか
いい味があります。低域を伸ばすためには大きな箱が必要ですが、やはり
16センチですので限度があります。大き過ぎると今度は量感が出ても、
締まりがなくなります。40L程度のバスレフで低域が物足りない場合は、
アンプで少しブーストすれば良いと思います。
10000円と言う価格設定は、P-610MBに合わせたのかは判りま
せんが、確かに高いですね。PE-201が12000円か14000円
だったと思いますから尚更ですね。私のように懐かしさで買うのなら納得
もいきますが、若い人たちにも使ってもらえるように、もうちょっと安け
ればなと思います。