オーディオのロマンを語ろう

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515ジョン
やっと終った。
>>514 私の苦手な話ですが,定在波は
バッフル板が部屋の2辺と平行に設置された場合を考えます。
バッフルの位置で部屋の長さををA対Bに仕切るとします。A対Bが
簡単な偶数の整数比とならないようにすれば防ぐ事が出来ます。
腹と節の関係を思い出せば理解できると思います。斜めというのが
理想ですね。

それから古い話だけど雑誌「無線と実験」で一万倍の法則という経験則が話題になった
事があります。言い出しッペは,超精密工作の社長さん。万力で被加工物をしっかり
挟んでも,被加工物と万力等の重さの合計が,運動している刃物の重量の一万倍以上
ないと被加工物が振動し正確に加工できない。振動は強度では抑える事はできず,重量
で抑えるしかない,と言う主旨でした。ですから,スピーカーの振動板の運動の
支点を明確にするには,重量で抑えこむのが良いと彼は 20mmとか 30mmの鉄板を
フライス加工してキャビネットを作っていました。だんだんエスカレートし音も
良くなったと豪語していました。振動板の重さが10gあるならそれを受けるバッフルは
100Kgの重量が必要と言うわけです。
バッフル盤に太い枠を付けたほうが良いと言うのは重さが必要だからと
いう面も大きいのです。
508さんの考え方も,共通する物があります。ステンレスのとんでもない
と一般的には感じる重量物をユニットの後にくっつけるのは,バッフルの
重量を背負わせない場合,ユニット自身が振動して,音が前に出てこない
事になるのです。
バッフル板の場合も同じです。充分重たければ,事実上バッフル板は振動せず
音はストレスなく前に出てきます。布団の上にスピーカーを置いて鳴らした場合
スピーカーが反作用で動くのでバッフル板の重量を小さくしたのと同じ効果が
体験できるはずです。
眠たくて考えられなくなりつつあり,長くなりました。
もう帰ります。