オーディオのロマンを語ろう

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298名無しさん@お腹いっぱい。
>ジョンさん様
ノイズの中から音楽を聴きだすのは、なにも演奏家の特権ではありま
せん。演奏様式やコ−ド進行等が把握できているため、音楽に入って
行き易いこともあります。
私も一時アマチュアではありますが楽器演奏をしておりました。プロ
の方達とも何度かお付き合いさせていただきました。
そのなかで感じたことは、なぜか思ったほど再生装置にお金を掛けて
いる人が少ないことです。楽器にはお金が掛かるでしょうし、生演奏
こそが本来の音楽と考えている方もおられるでしょう。
演奏家は生音に対する耳がいいのは当たり前ですが、演奏全体におけ
るバランスや録音再生した音に対しては、さほど執着はしていないと
感じました。楽団の人数が多くなるにつれその傾向は強いようです。
どうでもいいのでありません。自分のパ−トに神経を使うのと、進行
や他人のパ−トに口出しすべきものではないからです。
一度失礼にもCDでの演奏について演奏者本人に意見を言ったことが
あります。演奏者当人の演奏についてではなく、編成上の音のバラン
スとCDの録音レベルについてです。驚いた顔をして、ミキサ−やエ
ジニアに任せているとのこと。オ−デオファンであればすぐ気が付き
そうなことでしたが。
楽器演奏は出来るにこしたことはありません。しかし出来なくとも音
楽を楽しむためには全く問題ありません。むしろ出来ない方が、特定
の楽器、パ−トにとらわれず演奏全体を捉えられますし、なにより自
分の感性で聴くことが出来ます。