何でスピーカーより小さいヘッドフォンが低音出るの

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37名無しさん@お腹いっぱい。
ヘッドホンとスピーカーの差は、まあ裏側逆位相成分の処理がし易いのもあるけれど
低音再生時に動かす必要のある空気の分量の差も大きいでしょう。

スピーカーの指向性を円錐形で近似するとして(低音の場合はちょっと違う)、聴取距離をrメートル、その距離で適切な再生音の得られる面積をs平方メートル(指向性の低い低音の場合、半径aの球の面積=4πr^2)とすると、r・s立方メートル。

それに対して密閉型ヘッドホンの場合、ダイヤフラムと鼓膜の間にある、ヘッドホンカップや外耳道の体積相当の空気を動かす(空気バネ経由の圧力変化の伝達)だけ、ざっくりと数立方センチメートル程度。
オープンエアー(開放型)やセミオープンエアー(半開放型)の場合は、ヘッドホンカップ周辺の空気も巻き込むので体積も微増。

そしてヘッドホンを本来の耳に密着した使い方ではなく、距離をおいてスピーカーのように使うと、ただの貧弱な小口径スピーカーにしかならない。それがヘッドホンとスピーカーの差でしょう。