その足でハイエンドショウにも行ってきましたが、Philewebのイベントでデジタルプレーヤー聴き比べをしていました。
1.オンキョーのiPodトラポ「ND-S1」→アキュのCDP内蔵DAC→アキュのプリメイン
2.パイオニアの「PDX-Z10」のネットワークプレーヤー機能→内蔵デジタルアンプ
3.「Sekrit DS」のネットワークプレーヤー機能→内蔵デジタルアンプ
4.「KLIMAX DS」のネットワークプレーヤー機能→アキュのプリメイン
スピーカーはTANNOYの新作密閉フルレンジ「Definition DC8」です。
まず驚いたのは1万5千円のND-S1がしっかりとピュアレベルのトラポとして機能している事です。直前のアキュCDPのディスク再生と比べても実用上遜色の無い音でした。
パイオニアのレシーバーは家電量販店で樽SPを繋いでいたデモではチャチな物と思っていましたが中々もってマトモなデジタルアンプです。Sekritも同様。
ブックシェルフでも広い空間に余裕を持って音場を築いていて、安価でコンパクトなシステムでの高いCPを感じさせました。
KLIMAXはそれ程くるものはありませんでした。細かいニュアンスを表現する力をまだまだ秘めていることは分かりますが、
なにぶん下流がそれなりの安いシステムでのイベントだったので実力を発揮できていませんでした。
最後を除くとまず大量の楽曲を片手で選曲できる利便性を前面に押し出したデジタルプレーヤーの講演でしたが、
同時に「そこそこの値段でピュアレベルのシステムを完結させて後は機材弄りではなく音楽を楽しむ事はそう難しい事ではないですよ」と言う論調だったと思います。
各社の10〜30万円台の新作ブックシェルフが中々粒揃いでしたのでディスクレスの一体型コンポと組み合わせたシステムがこれから魅力を増してきそうです。
http://www.phileweb.com/news/audio/200910/09/9412.html http://www.phileweb.com/news/audio/200910/07/9391.html