壁コンセント・その15

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6名無しさん@お腹いっぱい。
■インプレ1(日本ブランド・オヤイデ1)
★SWO-DX(6800円)
他のコンセントと比べ、いくらか安くて良心的(実売5000ほど)。
PADと比較しても高域のヌケや透明度では負けておらず、
低域は締まってパワフル。
そのため低音の量感は減ったように感じる。
しかし突然ドスンと来てびっくりする場合もある。
PSと比べても最低域までスムーズに延びる。
故意にザラツキを負荷する事で分離感、解像感を演出しているという意見あり。。
傾向としてはフルテックロジウムを更にパワフルにした感じ。
FIMと比べると帯域バランスは優秀だが、中域の密度感は薄いという意見あり。

★SWO-GX(7200円)
SWO-DXとは対照的に、中低域に張り(艶)のある音。
アコースティック楽器、特に弦楽器や木管の音色は非常に色っぽい。
高域の解像度が落ちるとも言う意見もあるが、決して弱くもない。
一見ゴージャスと見せかけつつも実は落ち着き気味の音。
低域から高域にかけてなめらかに音が広がる感じ。
壁あるいはタップに高解像度系と組み合わせると良いという意見も出ているコンセント。
オヤイデ系全般に言えることだがLevitonなどに比べると
プラグへの食いつきはそれほど強くもない。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:35:50 ID:johkkq7X
■インプレ2(日本ブランド・オヤイデ2)
★SWO-XXX(7400円)
SWO-GXをナチュラルと言うなら、こちらは「ゴージャス」なコンセント。
アンチリファレンスとするオヤイデの商品説明どおりの音。
過去スレ内の印象ではS/Nが高く、静寂の中から音が出てくる。
「むはぁっ」とくる中域で、濃ゆい音と言うべきか。高域に色付けが強く
同じ金メッキでもパラジウムの効果でかなり好みが分かれるようだが
中低域の密度、情報量、表現力などあきらかにXXXが上。
GXでは聞こえなかったニュアンスがXXXでは聞こえるので
音楽聴いてて楽しいとの意見もあり。
シアター用途では、画は淡い色合いで出るとの報告あり。

★R-1(11550円)
高域〜中域はクッキリとしつつもエッジの立たない音。
中低域は筋肉質で締まっているが量感もある。
もっとも、最低域は締まりすぎて出ていないに等しい。
スピード感はそこそこだが、音場の透明度と適度な艶を両立させている
ところに特徴がある。
最大の問題点は電極の食いつきを極端に良くした結果
電源プラグが非常に抜けにくくなり、最悪プラグのメッキが剥がれてしまう点。
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:36:21 ID:johkkq7X
■インプレ3(日本ブランド・その他1)
★松下WN1318(1300円)
ノーマル壁コンと比べると、解像度、分離能、ダイナミックレンジ等
全てのパラメーターが向上する。
ただし所詮は医療用。細かなニュアンスを求める事には不向きか。
中には高域がキンキンすると感じる人もいる模様。
壁コンでの味付けを一切無くしたいという人には向いている。
ノーマル壁コンと常に比較される悲しい存在とも言える。
なおハンズ、オヤイデ電気、第一無線などの電気屋で購入できる。

★アメリカン電気7110GD(490円)
オヤイデのSWOシリーズの原点とも呼べるコンセント。
リン青銅の非メッキ品。変な色付けがしていないから
これ十分との意見あり。音は、やわらかゆったり系。
当然のごとくSWO-DXとは正反対の傾向らしい。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:38:26 ID:johkkq7X
■インプレ5(日本ブランド・その他3)
★Eau Rouge ER-PSX (39000円)
高情報量で癖が少ない。柔らかな音調で合わせやすい。
左右はよく広がるが、上下方向が弱いとの報告もある。
トータルで優秀であるが、値段に見合う音かどうかは疑問が残る。
中古価格なら良いのでは。
細かいリニューアルを重ねて価格も毎回大幅に上昇するのが特徴。
定期的に信者とアンチの抗争が見られるのも特徴。

★ダイナミックオーディオ AC-Silver1(16800円)
明工社製壁コンがベース。
比較的すっきり系。出がらしのような音ではない。
こちらも癖が少なく使いやすい。
価格、性能、音色いろいろな意味でバランスが良い。

★クライオオーディオテクノロジー SC-2851RU(23100円)
明工社製壁コンがベース。
ハイファイ調の壁コンとしては最右翼。
低域もぼけることなくしっかり出ているが、特筆すべきは中高域の質感と分解能。
音像に芯があり明晰な音場表現。知的でクールな音。
聴感上のピークを出さず刺々しさが皆無である一方で、切れ味のある音。
オヤイデR1が暖色系だとするとRUは寒色系の音色。
分解能や聴感上のレンジの広さでは最上位クラス。
ただし、特性的にはフラットではなくむしろドンシャリ傾向であることに注意。
主張の激しいとても個性的な壁コンである。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:41:22 ID:johkkq7X
■インプレ6(海外ブランド・LEVITON)
★LEVITON5362-A(5800円)
低音の量感があるが、緩い。メリハリははっきり出る。
ただ高域が落ち込むのでこれだけがネック。
パワーがありロックに最適。
PADより馬力があって、高域も綺麗に抜ける。
Wattaよりバランスも取れてるという意見もあり。
Wattaのベースとなったモデルとしてあまりにも有名。

★LEVITON8300-IG(7800円)
PADみたいな艶がない分メリハリが出る。
低域の量感と馬力は有る方。ややドンシャリ気味。
高域は緻密とはいえず荒め。fレンジは狭めだが
全体にメリハリが効いた音で、ロック向き。
8300IGと5362Aを比較すると、低域重視なら8300IGの方が良い。
ただ、ニッケルメッキのせいで音がくすむ可能性もあり。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:44:22 ID:johkkq7X
■インプレ7(海外ブランド・HUBBEL1)
★HUBBELL 8300(7000円)
一言でいえば特徴の無い音。
高域がかなり控えめなので、人によってはベールがかかった音に感じる。
さりげなく周波数レンジが広く、さりげなく音場が広がる。
情報量はあり、良く聴くといろんな音がバランス良く出ている。
ここが特に素晴らしいという点はないが、ここが決定的に拙いという点もない。
ワッタのような演出系ではないので、壁コンで音色を調整したい人には不向き。
機材の素の音を出したい人にはお勧め。

★HUBBELL 5352(8000円)
レンジはそこそこ。フラット傾向にはある。
しかし特性としては最低域と最高域が伸びないことに注意。
その分なめらかで柔らかな音に聞こえる。
モノクロトーンで色彩感が乏しいが、色付けがないとも言える。
地味音を目指すならこれ。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:44:45 ID:johkkq7X
■インプレ8(海外ブランド・HUBBEL2)
★HUBBELL 5362(15$)
情報量が圧倒的との声も一部であるが
総じてS/Nが悪くマットな質感のため分解能が低く聞こえてしまう。
一部でカルト的人気を誇り、信者はこの壁コンの不評を
機器の性能を搾り出したためであって壁コンのせいではないと主張する。
ザラザラ系の筆頭とも言われる。5362と同様地味音系。
直輸入するしかないが、磁性体パーツを使っているものと使っていないもの
が混在しており、外見から見分けがつかないので直輸入は博打。

★HUBBELL 8300H(30$)
中域〜低域は力強く実在感がある。
高域もしっかりしているが最高域まで伸び切らないのが惜しい。
ゆったりたっぷりのピラミッドバランス。
情緒的アナログ的でいかにも無メッキな感じ。

★HUBBELL IG8300(50$)
クセの少ないHUBBELLの中でもとりわけクセが無いコンセント。
特に優れた点は無いが弱点らしいものも感じさせない。
何も足さない何も引かないを目指すならこれ。

★VooDoo IG8300
IG8300のクセの無さをそのままにレンジとSN比を拡大。
高域の美しさは絶品の物となっている。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:45:55 ID:johkkq7X
■インプレ9(海外ブランド・PAD)
★PAD CRYO-B2(13800円・旧製品)
PADは基本的に美音系、女性Voに向いているという意見多数。
中高域から高域の滑らかさと密度、高域のヌケや繊細さは横綱級。
また倍音が豊かで潤いがある事や、残響の美しさから、聴いていて非常に気持ちいい。
レンジの広さと情報量はあるが、シャープな音ではなく、全体的に優しめな音。
しかしその一方で、低域が膨らむ(ゆるい)という意見もある。
表面上、美しく聞こえるが音に生気が無くなる。
ガッツを求める人には不向き。
PADのケーブルは2chでは不評だが、壁コンに限ってはやたら評価が高い。
ガード下のダイナのお気に入り。

★PAD CRYCMAG-SSD2 (実売13,500円)
エージング不足でお風呂場状態で、これがまた往年のPADらしくてスゴイ。
美しい響きの中にもおそろしい情報量と音数のシャワーで、
これだけでもオヤイデSWO-XXXより上。
その音ひとつひとつが上下左右にキチンと位置決めされて、
今まで2Dだったソースが3Dに変化。
ステージ幅は標準的だが、上下と前後量は秀逸。
「特に3次元的な音場感は特筆すべき進化のポイント!!」という
セールスコピーに偽りなし。一部定位が下へ変化する。
その他PADらしく、ボーカルの生々しさと定位が、アンプを変えたかのように変化。
低音の締まりの良さ、スピード感もある。
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:48:47 ID:johkkq7X
■インプレ10(海外ブランド・FURUTECH)
★フルテック FP15A(G)(8800円)
明らかに高域寄りの音で、いかにも高解像度という感じ。
他の帯域に比べ高域が前に出てくる。しかし荒い高域ではないので
不快感はない。長時間聴くと聴き疲れすることはあるかも。
低域は締まって量感は少なめ。もっと音楽の細部まで聴きたい!という人にお薦め。
逆にゆったり浸りたいと言う人には不向きかも。

★フルテック FP-20A(R)(12800円)
クールでタイトで暗い、音が硬すぎでもう少しほぐしたい。
完全な非磁性で、歪み感はなく抜け、透明感が良い。
締まっていて良い低音だとは思うが、人によっては薄く感じることも。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:49:15 ID:johkkq7X
■インプレ11(海外ブランド・その他1)
★PS AUDIO(9500円)
全体のバランスが良い、微細音も比較的よく出る、低音の力感が強め、左右によく広がる。
高域は伸びず、ベールがかかったような感じという意見も。
これが全域が微妙にマスキングされた感じにつながっているようだ。
また低域は聴感上、ズドンと下まで伸びる感がある。
しかし、70〜80Hzくらいは膨張させてくるところはあるが、その下へは延びてないらしい。
最低域までは全然延びないし、中低域あたりが多少膨れる。
音がぼやけてささくれるので、古いJAZZではイケてるが
クオリティ的には物凄く低いという意見あり。

★FIM880(8900円)
バーンイン前は要注意!!はじめは低域の伸びがイマイチでマターリ系。
一週間ほど使うとハイスピードで、乾いた音になる。
FIMは基本的に倍音や高域の繊細さを出すには適している。
人によっては高域が出すぎており、バランス的にハイ上がり ”にしてピーキー” という意見も。
定位はかなり良好。
低域、ベースの切れはWATTaより良く、出ないと言われる低音も結構出る。
ただかなり締まった音になるのでシステムによっては量感が伴っていないように感じる。
ロック、JAZZには向かないが、管弦楽あたりで威力を発揮するという意見もあり。
金属プレートとは相性が悪いので、プラスチック仕様が付属する。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:49:37 ID:johkkq7X
■インプレ12(海外ブランド・その他2)
★WATTaGATE 381(29500円)
WATTaは力感と中高域の密度を重視するタイプ。
中域はやたら色っぽく艶めかしい。その反面低域はFIMに比べると遅い。
音の厚み(リッチな感じor生命感)を求めるならワッタが良好。
ただし、WATTaは低域をきちんと制動できるシステムでないと
垂れ流しに聴こえる恐れがあるので要注意。
他の壁コンに比べて高すぎる、ネジがブチ切れ易いといった欠点も。
かるばどすさんのスタンダード壁コン。

★ACMEシルバープレート(30〜45$)
音像・音場は、ともに奥行きが増した。
ずば抜けて広がりが出る感じではないが、希薄な感じにならない。
あと、離れて聴いたときに、以前より明瞭に聴こえるようになった。
PADの様に妙な癖も無く、バランス良し。
中高域よりのバランスで、美音系というか、高域にうららかな艶がのる。
銀の音。でも安物のありがちな煩さはなく、よくまとまってる。
前スレでは「シルキーですぅいーてぃ」な音と表現されていた。
欠点は、背面の差し込み穴が無く、横のネジへYラグ経由で接続しないといけないところ。
購入者が2〜3名の謎のベールに包まれた壁コン。最近ほとんど話を聞かない。
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:49:59 ID:johkkq7X
■インプレ13(海外ブランド・その他3)
★BRYANT BRY-8300
音数、レンジといった観点では性能は並もしくは低め
しかし前後感の書き分けや、空間の広さが特徴
音色は性能で聴かせる訳ではなく、チャーミング
広い音場に若々しく瑞々しいボーカルが浮かぶのが最大の長所
しかしながら、冒頭に書いたように基本性能は決して高くない。

★JPSLab JPS Duplex Wall outlet
作りからLEVITON8300-IGがベースと思われる。
LEVITON8300-IGとの違いはレンジが広く、繊細感が伴うこと
オーディオメーカー製らしく、オリジナルの欠点を克服してある。
好感が持てるのはPADやFIMのようなメーカーのオリジナリティを
壁コンの音色に関して演出してない点である。
馬力と繊細感を両立している数少ない品である。