>>137 まずユニットは最低共振周波数(f0)より低い周波数ではうまく振動できない。
振動板面積が小さいと軽くなってf0があがり、低い周波数の音が出せなくなる。
最も、小口径ユニットでも振動板を重くすればf0は下がる(能率も下がるが)。
じゃあf0さえ低ければ低音は出るのかというと、そうもいかない。
面積小さいユニットが低い周波数で振動しても、その振動をうまく空気に伝えられないのだ。
この関係で、振動板面積が大きいほうがより低い音まで出せる。
以上から、同じf0の20cmウーファと38cmウーファを準備したらば、
20cm3連装のほうが能率が低くなり、そのかわりにより低い音が出せる。
レスポンスを良くしたければ、f0が上がることを承知の上で能率を上げることになるが、
そのあたりをどういうバランスにするかが、メーカーの腕の見せ所というわけだ。