869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
アナログ時代の音にすがる評論家の絶賛話しと同じようなショップの絶賛話が出たので、
そろそろおれもDAC-1の音について書いてみるぜ。
実は既に某ショップで実際の音聞いてるんだ。
ただ、ショップ(というより店員)を特定されると迷惑がかかりそうなのでちょっと時間を置かさしてもらった。
インフラノイズの社員がこの板見てるのでクレーム入るとかわいそうだし。
それに他の機材を視聴してほしいものができたので、またそのショップに行くし、気まずい思いはしたくねぇからな。
だから最初に断っておくが、視聴した機材や比較した機材の名称は書かずにそのショップでの販売価格をおよその金額にした価格クラスで書くので我慢してくれ。
(ま、これで信憑性が無いと言われてもしかたないんだがな)
機材はアンプが60万クラス、スピーカーは100万クラス、比較視聴したCDPはワードクロックつきの50万クラスのもの。
なんの機材か忘れたがワードクロックは専用のジェネレータからCDPへ供給していた。
それから一緒に視聴してくれた店員さんは比較的若くアナログ盤はあまり聞いたことが無いCD世代の人で、雑誌の評論よりも自分の耳(好み)を優先する人だったことを付け加えておく。
視聴したソースは店にあったにあったジャズCD。
曲名と歌手はわからないが音からしてかなり古い(60年代?)録音のもの何曲かとホリーコールのアルバムshade。
もちろん両方とも16ビット41kHzのCD。
870 :
869:2006/08/17(木) 07:15:41 ID:T+Tpib3C
つづき
まず古い録音のジャズから。
CDP、DAC−1ともになんじゃこりゃ状態の中低音が無いスカスカな音。
20〜30年前の普及クラスのステレオ(笑)でアナログ盤を聴いている感じか?
聴いたCDが悪かったかもしんない。
どう評価していいもんだかと思いながらCDPとDAC−1を切り替えながら聴いたが、変化はあるもののどちらがいい音かはわからない。
が、聴いていると「ん?」と違和感あり。
録音状態そのものが悪いらしくCDP、DAC−1ともにドラムのシンバルとハイハットを叩く「コツコツ」音は聞こえないんだが、ハイハットの音がおかしい。
切り替えてよく聴くと、DAC−1のハイハットの音が割れている。
歪んでるというレベルではない、割れている。
録音状態そのものが良くないので気づきにくかっただけ。
ちなみにおれだけじゃなくて店員も音割れしてることを確認している。
ピアノの高い鍵盤の音もCDPと比べるとおかしい。
割れてる・歪んでるというよりも、別物の音ってな感じ。
録音が悪いこともあるんだろうが、CDPでは別物とまでは感じない。
店員はピアノの音にこだわりがあるようで、これをおれより先に指摘した。
この店員、本来は高級オーディオ担当ではないようでDAC−1の音をじっくり聴いたことがなかったようだ。
途中で年配の店員を探しにいってたし(笑)
871 :
869:2006/08/17(木) 07:16:48 ID:T+Tpib3C
つづき
次にホリーコール。
主に1曲目のheatwave、8曲目のmanhattan、9曲目のmoonglow での試聴。
ちょっと驚いたぜ。
DAC−1、ちゃんと最近の音がでてるじゃねぇか!
想像してたアナログ臭いという感じは無い。
SH−X1000をデジタル臭いというなら、DAC−1はどちらかというとデジタルじゃねぇのか?
(おれはあんましアナログ臭い・デジタル臭いってのがはっきりわからないのでアテにしないでくれ)
そういや先のレコード時代の古い録音の音だけど、レコードを聴いてるってな音じゃなかったな。
やっぱりDAC−1はデジタル的な音じゃね?
音の全体像なんだがCDPと比べると膨らんで聴こえる。
ルーム全体から音に包まれる感じ。
しかしすべての音(全周波数)が膨らむのではなく中低音(500〜600Hzぐらいか?)以下のだけが膨らむので、なんか変な感じ。
店員いわく「この製品はフラットを目指すのではなく感性重視で作りました(インフラ社長談)ということなので、これがその結果ではないですか」とのこと。
ホールの音が好きな人は気に入るかも知れないが、アーティストやエンジニアのコンセプトを無視してすべてこのような音にするのはどうかとおれは思うんだが・・・
それにこういう味付けはスピーカでするものだとおれは考えるぜ。
CDPはDAC−1に比べると少し乾いた音かもしれないが、ボーカルはコンサートで聴いた声に近い。
872 :
869:2006/08/17(木) 07:17:32 ID:T+Tpib3C
つづき
ホリーコールのアルバムはベースの弦を爪弾く音とか弦を指でこする音とかまでリアルに録れてるが、DAC−1はとりあえず聞こえる。
但し中低音が膨らみすぎてスクラッチ音がそれに隠れてぼやける。
CDPでは生音まではいかないが雰囲気はそれに近い。
ピアノはやはり高い鍵盤音がおかしい。
CDPではちゃんと「キンキン」という音まで鳴っているが、DAC−1はちょっと「キンキン」がこもる。
CDPはピアノバーで聴いているような感じで、DAC−1はどこで演奏してるかわからないような感じ。
店員もCDPの方が好みということだったしな。
サックス系の音は個人的にはDAC−1の方が艶があって好みだが、トランペット系の音は丸すぎる。
CDPでもトランペット系の音に特有のうるささがない。
これは録音からそうなのか、スピーカかアンプが原因なのかはわからない。
このアルバム1曲目にフルートが入ってるんだが、DAC−1にはハイハットの割れと同じぐらい決定的な問題があった。
綺麗な音の印象ではあるんだがブレス音がほとんど聴こえない。
フルートはその綺麗な音階に混じって少しかすれたような空気音のようなものがはいるんだがこれが聴こえない。
CDPでは聴こえる。
安物の機材によくある現象だな。
ドラムのバスドラはCDP、DAC−1ともあまり変わらない。
ブラシで叩く音はDAC−1にハッキリしてるのかぼやけてるのかわからないような奇妙な違和感がある。
CDPでは「ああ、ブラシね」ってなかんじでナチュラル。
ハイハットの音割れはそれほど強く感じなかった。
このアルバムではあまりシンバル・ハイハットの音を前に出さないからかも。
873 :
869:2006/08/17(木) 07:18:30 ID:T+Tpib3C
つづき
最後にノイズレベルを聴いてみた。
CDP、DAC−1ともに無音(CDを止めた状態)でアンプボリュームをいっぱいに上げてみた。
CDPはかすかに「ブー」というハム音がする。(店員はおれに言われないと気づかなかった)
DAC−1はハム音にくわえて「シャー」というヒスノイズがする。(店員はすぐに気が付いた)
アナログ盤用イコライザのヒスノイズから比べるとはるかに小さいんだけど、SH−X1000に比べると大きいと思う。
これは
>>798のデータでも出てる分かもしんない。
>>125の「すごい」というのは大げさ。
>>126の「ツイーターがとんだ」というのは釣りじゃねぇか?
ハム音は両方に同じように乗っていたので、もしかしたら電源からのノイズかもしれない。
ごたいそうに電源系のアクセサリがてんこ盛りで付けられていたんだけどな(笑)
もしそうだとするとCDPはまったくノイズを出していないことになるんだけど、どうなんだろ?
874 :
869:2006/08/17(木) 07:20:18 ID:T+Tpib3C
つづき
50万クラスのCDPと比べたこと自体DAC−1に不利なんだが、うたい文句が「高級機材を凌駕する」なんだろ?
ハッキリといえるが、まったく凌駕なんぞしてねえぜ!
値は値。
いやそれ以下か?
高級機という位置づけで評論家やショップのうたい文句とこれだけかけ離れてるのも珍しいんじゃね?
ま、中身の作りからすると、想像以上にちゃんと普通に音は出てるんだけどね。
20万という価格は好みがあるにせよ「まぁアリかもしんね」というとこかもしんねえな。
ただおれは再生信号の出発点で音色を変えることには賛成しないし、DAC−1ぐらいのクオリティは10万前後でも出来うるものだと思う。
しかしこれは音割れさえなければという前提の評価。
インフラの技術屋は高齢者で、こいつの感性では高域音の割れには気づかないか気にならないということなのか?
(音割れは基板のグランドの弱さが原因か?)
今の時代、割れさせちゃいけないぜ!
>>308 =
>>798 の兄さん、DAC−1とDA35を持ってるということだけど、音のキャラの違いはどうよ。
持ってるならノイズだけじゃなく、そこんとこ聞かせてくれないか?
買ってしまったものをけなされていい気はしないだろうけどよ。
おれはDA35とキャラの違いはあるにせよ、DAC−1とくらべてDA35も遜色ないんじゃないかと想像してるんだが。
それから高域の割れも、一度じっくり聴いて確かめてくんない?
これはハイハットやシンバルの音をDA35と聴き比べるのがいいと思うぜ。
ふぅ〜 つかれた。
インフラノイズの工作員さんたちよ、ちゃんと音の評価もしたぜ。