ご要望により立ててみました。 ちなみに今日はミッシャ・レヴィツキのラカンパネラ(米コロンビア)と 美空ひばりの悲しき小鳩を聴きました。
にぃ〜っ!
3 :
SPMAN :04/10/11 07:55:00 ID:miIcwdiO
さあーん!
4 :
169 :04/10/11 08:26:50 ID:ezeYzDpF
さっそくありがとうございます。当方、SPは手軽さゆえ、電気再生で聴くのが 多いのですが、SP末期になると、イコライザカーブもRIAAに似たものになって くるようです。高域フラットから、ロールオフへと変化するのは、いつごろ からなのでしょうか?
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/11 10:29:31 ID:ECNxofvZ
ヴィクトローラJ−91で聴いておるがコントラバスがまるできこえん。 ジャズを聴くには役者不足なのであるな。電気再生をしたいのだが。 ああレーザーターンテーブルが39800エンくらいにならないかなあ。
>>4 電蓄の普及につれてロールオフが設定されるようになったのだろうと想像していますが、
それがいつごろからかということについては良く知りません。
RCA Victor盤でorthophonic表示のものがオールオフが設定されているのではないか?
またLPにおけるOld RCAカーブとの関係はどうなのか?など、疑問な点があります。
ただしNew orthophonic表示のSP盤がRIAAカーブなのはまちがいないでしょうね。
7 :
169 :04/10/11 18:08:56 ID:ezeYzDpF
米Victor盤のレーベルにOrthophonicの表示が現れるのは1926年のようです。 電気録音の最初期ですから、高域イコライジングが施されていたとは考えにくい のですが、もしそうだとすると、同じ頃発売されたクレデンザにも、高域を 下げるようなメカニズムが組み込まれていたのではないかという魅力的な話 になります。事実、クレデンザや類似のHMVの折り畳みホーンはかなりの高域 減衰を伴うようで、電気録音盤はちゃんと再生しますが、機械録音盤はEMGの ような、より単純な構造のホーンに比べるとボケますよね。だからといって、 これがイコライザーの効果だとは言えないけれど。 ちなみに米Victor盤の場合、電気録音かどうかは、VE(Victor Electric)の 刻印があるかどうかで区別できます。
>>7 仰るとおり、クレデンザは折り曲げホーンで音響的なロールオフを形成しています。
これで針音が抑えられて魅力的な楽音が楽しめます。
ところで私はSPの電気再生にWE300Aリプロデューサーパネル(SPプレーヤー)を
使用しているのですが、これに付属している7Aイコライザーには7種類(横振動5種、
縦振動2種)のイコライザーカーブが設定されています。
このカーブを見るとロールオフも設定されているようで、これが発表された当時
すでにロールオフのあるイコライザーカーブを持つSP盤があったことを窺わせます。
時間が出来たらorthophonic表示のある盤で、録音時期による高域のイコライザー
カーブについての検討をやって見ます。今週は少し忙しいので、少し先になると思いますが。
9 :
SPMAN :04/10/16 07:37:08 ID:JJ1DVBMR
音質、ノイズなど総合的に日本盤とオリジナル盤の差はとても大きいです。 LPにおけるオリジナル盤と日本プレスの差も相当ありますが これより遥かに大きな差があるのがSPと考えてください。 良質なオリジナル盤だと針音や歪みがとても少なくてLPと 間違うくらい素晴らしいものです。これだけは経験しないと 信じられません。日本盤しか聴いたことがなければSPのことを 語る資格はないと言えるくらいのものです。ただそのような経験を するにはとても限られた条件となるのでこんなことを書くのは 誤解を招く可能性が高くつらいことです。レベルの高いSPコンサートとか SP専門のお店あるいはTKさんのようなSPを充分理解されている方の ところで一度で良いから体験されることをお奨めします。
10 :
169 :04/10/17 12:52:02 ID:lRp9Uk7J
ご説ごもっともですが、私は英HMV盤のあのザラザラ・パチパチノイズが理解 できません。一説によると、盤の強度を上げるために補強材を混ぜたためだと 言われていますが、当時の人々は文句言わなかったんでしょうか?プレドッグ 時代の方がよほど静かです。
やっと時間が取れたのでSP盤のイコライザーカーブについての検討をしてみました。
使用したのはWE300A(WE9Aカートリッジ+5Aアーム)、テレフンケン昇圧トランス、
マランツ#1、オーディオリサーチD250II、アクースタット#6です。
普段は別の器械を使っているのですが、イコライザーカーブの切り替えにはマランツ#1が好都合なのです。
試聴結果ですが、電気録音のアメリカ録音のVictor盤はどうもOld RCAカーブ
(T/O 800Hz、R/O -12dB)が良いようです。ヨーロッパ原盤のものはHMVと同様にBR.78
(T/O 300Hz、R/O -5dB)が良いようです。どちらにしてもロールオフは設定されているように感じました。
ただし盤塵集によると、WE9Aは8kHzに+3dB程度のピークを持っているようなのでこの影響も有るかもしれません。
なおこれはあくまでも私個人の見解ですので悪しからず。
それからorthophonic表示についてですが、米Victor盤には表示が見当たりませんでした。
国内盤には表示があったのですが。
>>10 >私は英HMV盤のあのザラザラ・パチパチノイズが理解できません。
仰る通り、英HMVの初期の電気録音盤を電気再生で聴くときには
ハイカットフィルターを効かさないとサーフェスノイズはかなりきついですよね。
これはやはり当時は蓄音器再生が主流だったからなのではないでしょうか。
電蓄が普及するにつれて盤質も改善されて来たように感じます。
>>11 >それからorthophonic表示についてですが、米Victor盤には表示が見当たりませんでした。
>国内盤には表示があったのですが。
言葉足らずで誤解されてはいけませんので追加ですが、私の持っている電気録音のVictor盤が
比較的新しいプレスが多いというのが原因かもしれません。
それから一つ教えて頂きたいのですが、Victor盤にVE表示とは別にIEの刻印のものがあリますが、
これは何を表わしているのでしょうか?
一度これを蓄音機でかけて溝を痛めた経験があって、IEは電蓄限定の表示かと勝手に想像しているのですが。
13 :
SPMAN :04/10/18 05:11:55 ID:h9w4SvDF
オーディオマニアの中でも本当に一部の方のみに理解されている SPの値打とは何なのでしょうか? 一般には高音の出ない狭い周波数帯域、大きな針音、歪んだ音が SPだと理解されていると考えても良いでしょう。しかしこれは 悲しいことです。体験してみないと解らないと言えば必ず反撥が出る。 私の理解の範囲で一言で書き表すなら、SPにはSPを 復刻したLPには復刻不可能な音が入っているから値打ちがある。 CDで最新の技術をもってSPをCD化してもそれは復刻したLPより 多少優れた点があるにしてもオリジナルのSPにある復刻不可能な 音が再生されることはない。復刻不可能な音とは演奏家が生音で のみ体験する音の一部分に極めて近い大切なものと感じています。 皆さんはいかがでしょうか?
14 :
SPMAN :04/10/18 09:17:37 ID:UNXiXjBJ
>11,169さんこんにちわ。 LPの話になりますが、初期コロンビア盤LPも 固くてひどいスクラッチが出るのですが、少ないですが 全部そんな感じなのですが。初期の試行錯誤の結果なのでしょうか?
15 :
169 :04/10/18 18:35:22 ID:rRjLyLdO
TKさん、 実験に使われたVictor盤の年代に興味があります。ご存知のように米Victor盤 は、レーベルによって、かなりの程度まで年代特定が可能です。 電気録音以降を大雑把に分けると、 バットウイング 1926 スクロール 1926-1937 (8角形のやつですね) サーキュラー 1937-1946 RCAサーキュラー 1946-1953 カラーニッパー 1953-1958 それぞれの中はもっと詳しく分類できます。この中でサーキュラー以降は Orthophonicの表示はないようです。 それからIEの刻印はわかりません。手元のレコードを探したら1枚だけあり ました。たまたまこれはヨーロッパ録音だったので、Victorとは書けずに Imported Electricの意味かなと思いましたが、ご存知の方はご教示下さい。
>>15 169さん、レスどうも。
昨日使用したのは、お示しの中でサーキュラー以降のものばかりだったようです。
スクロールは国内盤でしたが、これにはorthophonic表示がありました。
バットウイングはVictorolaとは別のものでしょうか?
17 :
169 :04/10/18 21:22:50 ID:rRjLyLdO
サーキュラー以降はロールオフ有りということですかね。スクロール以前は フラットと考えていいんでしょうか。 バットウイングは旧吹き込み後期の最もポピュラーなレーベルで、1時と 11時の位置に、文字通り、こうもりの翼のようなくびれがあるレーベルです。 このたび調べてみると、バットウイングの電気録音もあることがわかりました。 バットウイングにはVictorlaの外にVictorとVictor Recordレーベルがありますが、 使い分けはわかりません、ご存知の方、ご教示ください。
>>17 次回はスクロール盤を見つけて検討してみます。
>バットウイングの電気録音もあることがわかりました。
例えばどんなものがありますか?お教えいただければありがたいです。
19 :
169 :04/10/18 22:56:19 ID:rRjLyLdO
> 次回はスクロール盤を見つけて検討してみます。 よろしくお願いいたします。 > 例えばどんなものがありますか?お教えいただければありがたいです。 実物は見たことありませんが、レーベルの左側ににOrthophonicの記入がある ものです。1926年だけの珍品のようです。
>>19 輸入盤のスクロール盤がいくつか見つかったので、検討してみました。
ヨーロッパ録音でないもので、orthophonic recordingの表示が有るものと無いものがありました。
前者はVictrola 6571-5 ブラームスピアノ五重奏曲 バウアー、フロンザリーSQで
後者はVictor 6635 アダージォ、ゴイェスカス カザルス他です。
でどちらもイコライザーはOld RCAカーブのようでした。
ということは米ヴィクターは電気録音の初期からロールオフを設定していたということになります。
クレデンザなどの蓄音機で掛けたときにちょうど良いバランスで再生できるように、
ロールオフを設定したのかもしれませんね。
21 :
169 :04/10/20 20:06:36 ID:5hHGx4R9
2枚ともレコード番号からして、スクロールの初期ではないかと思われますが、 レコード番号は一番下にありますか、それとも穴の右側ですか? また穴の左側には、Orthophonic recordingと書いてありますか、それとも For best results use Victor needlesですか?
>>21 今別の場所にいますので記憶で申し上げますが、
ブラームスのほうはorthophonic recordingはNipperの上に、
カザルスはFor best〜が穴の左側にあったと思います。
レコード番号はどちらも穴の右側だったと思います。
また後日確認しておきます。
24 :
169 :04/10/22 22:15:30 ID:6YIZi9lZ
カザルスは1928年から1929年にかけて発売された盤のようです。 ブラームスは、Orthophonic表示が穴の左側にあれば1927から1928なのですが ニッパーの上でしかも穴の左側がFor bestでは無いとなると、手元の資料には 見当たりませんでした。レコード番号が近いのでそのあたりだとは思います。 それで、私自身は、このような電気録音初期から高域イコライジングがほど こされていたとは考えにくいのですが。前に、9Aカートリッジの高域共振に 言及されていましたが、当時のカッターはMFBなんてかかってないでしょうから、 まともに高域の共振特性が出たはずですよね。それで電気録音用のクレデンザ にも高域を落とすような細工をして、トータルな特性をフラットに近づける 努力をしていたのではないか、と思うのですがいかがでしょうか。
>>24 一寸、質問。
「電気録音用のクレデンザ」とはどういう意味でしょうか?
26 :
169 :04/10/22 22:34:39 ID:6YIZi9lZ
クレデンザは電気録音盤を再生するために開発されたと聞いています。
28 :
SPMAN :04/10/27 05:49:05 ID:Psf/4brf
電気録音のイコライザーカーヴがどうこうなんて 今の時代のマニアが持ち出す話題であって、当時の技術者が 録音の特性を再生で再現しようなんて考えていたとは思えません。 そんな周波数特性至上主義的になるからだんだん SPと比較してなにかが抜け落ちたオーディオ音になってきたのでしょ。 クレデンザがロールオフ特性を意識してたなんて妄想は止しましょうよ。 ホーンの大きさが単にハイカットを起こしているだけだと思います。 一部トラップを設けたクレデンザやEMGもありますがこれは 感覚的なチューンでロールオフ目的ではありません。
29 :
SPMAN :04/10/27 13:52:01 ID:WT23rco0
おわび。 表現が適切でなく品が悪いとの指摘を友人から受けました。 >クレデンザがロールオフ特性を意識してたなんて妄想は止しましょうよ。 以下に改めます。 クレデンザはロールオフを音響的にホーン設計に含めたとは思えません。 理由はクレデンザは箱に入れるためにホーンの折り返しが 必用だったことだと考えるからです。結果として電気録音のSPが フラットなり逆RIAAでカットされていたのがロールオフとなることは あるかもしれません。意図して折り曲げホーンを作成した とは信じがたいのです。TK様、169様表現の不適切をお許しください。
30 :
169 :04/10/27 20:39:09 ID:w3EUrK+f
まあ、たしかに妄想のたぐいかもしれません。明記されたものを目にしたこと がありませんから。 ふだんは、旧吹き込み盤を電気再生で聴くことが多いので、イコライザは 通していませんが、たまに電気録音盤を聴くと、高音がきついなと思うとき があります。それで最初のような質問になったわけですが、切り替えるのが めんどうなので、そのままストレートで聴くことが多いです。低音はもともと 出ないんで、カーブ云々を気にしたことはありません。 ところで、トラップを設けたクレデンザやEMGがあるというのは初めて知り ました。それはやはりHMVのようなU字型なのでしょうか?
31 :
SPMAN :04/10/27 21:52:04 ID:SZpD06lF
169さん、 大変な失礼をお許しください。 クレデンザについてのトラップは私の記憶違いがあるかも、 HMVかもしれません。アームの回転部分の直後にU字管をわざわざ つけている写真を見たことがあります。紹介者はそれを音量の 調整の為かと書いておられました。EMGについては現物を見ました。 これはアームの全長の訳二分の一の折れ曲がるところに わざわざエアチャンバーが設けてあり螺子によりその容積を 微細に調節出来るようになっていました。それを回しても音圧や 高域の量は大きく変わりはしませんが、ある一点でヴァイオリンや チェロの音質がピタリと決まるところがあります。これは想像ですが サウンドボックスやホーンの個体差を調節する為だったのではないか と妄想しております。電気再生ではRIAAの低音のカーブはそのままで 高域だけはフラットにしています。TKさんのようないくつものカーブ をもつイコライザーが欲しいと思っておりますのでいつかマッキントッシュ のイコライザーを入手しようと企んでおります。
32 :
SPMAN :04/10/30 07:22:00 ID:7dGHIAgK
せっかく始まったSPの話題に邪魔をしたので 静かになってしまったのではないかと反省しております。 カザルスのバッハ無伴奏チェロソナタのオリジナル盤が入手できそうな 感じです。日本盤はいくらでもバラであるようですが、 LPの復刻も、またCDの復刻は最近いろんなところから出てきて それぞれの音がします。これはオリジナル盤の音を聴いてからでないと 個別にコメントできないなと歯がゆい思いをしておりますので 有り難いなと楽しみにしています。カザルスの音質はそれこそ ネジの締め方一つで演奏がより攻撃的になったり、控えめになったり 七変化する不思議さがあります。
>>32 カザルスのバッハ無伴奏チェロソナタのオリジナル盤とは羨ましいですね。全曲ですか?
2番3番の組み合わせの米ビクター盤は持っているのですが、SP盤でのカザルスの
音を聴くと復刻LPの音が物足りなくなりますよね。
熊蜂の飛行なんか聴くとカザルスのテクニックに圧倒されてしまいます。
34 :
SPMAN :04/11/01 17:31:02 ID:sU3a7Q3G
カザルスについては入手してくださる方におまかせしていますので 全曲かどうかは不明ですが、どうしても欲しいのは5番なので 最低それはゲットできそうです。復刻のCDですがナクソスも 蔵もどうもSPの音から遠ざかっているように感じます。 手持ちではEMIのが一番まともな音のようなのですが? ともかくCDはナントカビット、スーパーCD、アップサンプリング など新しい手を打たれた復刻はどうも思ってのと逆の 方向にいってしまうので不思議です。
35 :
169 :04/11/02 23:52:42 ID:+HH/6f6y
カザルスのバッハ無伴奏のオリジナル盤とは、英HMV盤だと思うけど、 入手されたらぜひロールオフがかかっているかどうかをお教え下さい。 小生、件のSP盤は高価で手が出ず、LPはCOLH,CDはEMIで我慢しております。
36 :
SPMAN :04/11/03 11:59:37 ID:PtKzIkIl
169さん、了解しました。ご手配していただいてるお方と 連絡が取れましたが、4番、5番と組になっているもののようです。 別の話しになりますが溝の壊れたもので、途中で同じフレーズを 一回転で繰り返す症状を補修する方法をご存知ないでしょうか? また聞かれたことはありませんでしょうか? 素人考えではカルナバ蝋など比較的堅い材質の樹脂で一度盛り上げて ルーペで覗きながら溝を修復するというのではダメでしょうか? 最悪アナログテープにとって継ぎ目を誤魔化すということしかないか、 プロではないのでデジタル編集機はありませんので。とりあえず カートリッジの針を飛ばさないように治さないとだめだと思います。
37 :
169 :04/11/03 18:14:50 ID:GZqc0Gvl
溝の補修ですが、お考えのように、蝋を盛って竹べらで溝をつけるという話 を聞いたことがあります。やったことはないけど。使う蝋は、色鉛筆の芯が 良いという話も別の場所で聞いたことあるけど、真偽のほどはわかりません。
38 :
SPMAN :04/11/03 22:40:29 ID:2qfo/Pgw
169さん、早速のアドヴァイス感謝します。 当方もちろん素人ですが昭和20年のSPの CD化を依頼されたのです。ところが溝が3ケ所ひどくて 重いサウンドボックスでも繰り返しとなっています。 それをMCタイプカートリッジでトレースするのはまず無理です。 間違い無くチップが行方不明となるでしょう。
39 :
169 :04/11/06 20:21:14 ID:eiuSpLJj
皆さん、カビのはえたSP盤をどのように処理されていますか?私は、 キッチン・ハイターを100ccに1滴ほど垂らした薄め液で拭いています。 これだとカビは一発で消えますが、盤面へのダメージが心配です。今の ところ悪影響は見られませんが、もっと良い方法をご存知でしたら、 教えてください。
40 :
SPMAN :04/11/08 10:15:07 ID:vfII70FQ
乱暴に感じますが、硬めのハブラシで溝の方向へ水洗するのが 一番良いと聞いております。LPほどデリケートに考えなくても 良いのかも?例の復刻ですが顕微鏡で視ると一部完全に溝が 削り取られていました。それでそこで繰り返しになってゴトン、ゴトン 半田鏝でカルナバ蝋の塊を溶かして塗りカッター刃を折ってカンナに してうすく削りとりました。ここからが問題です。 鉄針で手でターンテーブルを回して蝋を削って行き問題の部分を 残しました。双眼の顕微鏡でもあればその部分を針先で通すのですが 残念ながら無い。あきらめてカンでやりましたがみごと失敗。 ゴットン音は小さくなったのですが軽針圧なので(6g)やはり ショックで繰り返します。それで曲を覚えてその部分でシェルを 内側下へ押してやる。なんとか母音の欠如だけで修復出来ました。 われながら初めてにしては名人芸だったと満足で幸せです。
41 :
SPMAN :04/11/14 13:23:07 ID:MjoTD2PL
カザルスの無伴奏が手元にきました。 4番と5番の組あわせで赤い犬のレーベルです。 HMVイギリス盤でthe Bach societyと書かれています。 ピカピカのもので傷は全く無く、針も通してないのではという感じです。 生涯でたった一度限りの復刻CDを出してみようかなどと 妄想にかられます。復刻を出すには著作権とか 版元の了解などが必要なのでしょうか? ロールオフの在り、無しの確認はしばらくお待ちください。 オーディオシステムは今再構築中なので。蓄音機でかけるのは 誘惑にかられますが止めておくべきだと判断しています。
42 :
169 :04/11/14 17:32:49 ID:q+b5U/bC
カザルスご入手おめでとうございます。 ロールオフ云々は落ち着かれた時で結構ですので、気にしないでください。 レコードの著作権は50年で切れるので、複製は自由にやってもいいはずです。 でも復刻するときは、ノイズの少ない米Victor盤を使うのですよ、なんて 意地悪は言わないでおきましょう(笑)。
43 :
SPMAN :04/11/14 22:41:36 ID:ektwHmv7
ノイズを考えればその手はあるのでしょうね。 復刻に使うカートリッジでEMTのSP用がありますが、 チップはサファイア針の差し替え交換式を使うという話を 聞いたことがあるのです。理由はダイア針より材質が柔らかいので スクラッチの音が柔らかいということらしいです。 本当のような気もしますがどうか? 私は少々針音が大きくてもSPでしか聴けないあの力強さを 復刻でも残すべきだと考えています。
44 :
169 :04/11/15 21:34:03 ID:IPb9ubp6
サファイア針を使ってます。理由は、今のカートリッジにはサファイア針しか ないからです。以前使っていたダイヤ針のカートリッジに比べて、スクラッチ ノイズが減ったという印象はありません。サファイアが柔らかいといっても、 竹やサボテンに比べると十分硬いです。
すみませんが蓄音機について質問させて下さい。 現在コロムビア109型という国産卓上蓄音機を 使っています。 サウンドボックスをレコードプレイヤーのカートリッジ の様にいろいろ取り替えて楽しめるのでしょうか? (メーカーによりアームパイプの口径が異なるのでしょうか)
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/24 08:38:08 ID:uuPULoPt
age
SPを電気再生してここにうpしてくれ。 俺がEQ補正に挑戦してみるYO!
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/29 00:17:11 ID:3xED2P+1
age
1954年のフルトベングラーの第九は複製売ってもOKなのか元はLPだけども。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
04/12/29 14:23:18 ID:hEX8VHax こういうスレ待っていたよ。 しかし、正直なところ、SPにすらイコライザの議論がたくさんあって 驚くと同時に、あきれてる。そんなに出てくる音が激変するはずは ないと思う。金持ちの道楽議論だ。 で、やはりSpは蓄音機(鉄針)で聞くのが一番気持ちがいい! ビニールSpとかSp最後期は電気再生がいいのだろうが、それ以外は 蓄音機が最高。電気再生で蓄音機と同じ音を出すのは無理でしょ。 盤は一回かけるごとに確実に減っていく、それでいいのだ。 それがいやなら中途半端な音を聞き続けるしかない。