デジタルアンプ総合スレ[3台目]

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155hosoken ◆JhnSLUJUaY
>>122
>XR50、ただ淡々と鳴っているという印象です。

言い得て妙。
俺も書き込みを見る前に、一聴してすぐに感じました。
一般的な環境ではアナログアンプと替えて結果が良くなったと感じる要素が目立つので、
好転したと評価する人が多いのだと思います。
SPの駆動力、制動力、全帯域に渡るドライブの安定度、残留ノイズの少なさなど。

しかし、欠落した要素も多いと俺は感じます。
ボーカルの色艶、ベース音のタメ、ノビ。決定打はピアノの音色の偽音。
オーディオシステムの音が優れているかどうかは、ピアノの音がどのように再現できるかが
一つの目安になると考えています。
飛躍的な進歩を遂げたデジタルカメラは一見、フィルムに取って代わる画質性能を誇るかに
思えますが、条件の厳しい環境下で比較すると、デジカメ特有の「偽色」ノイズが現れてしまうがゆえ、
まだ銀塩カメラを越えられないということがあります。
同様に、俺にはピアノの音色が「偽音」に聞こえました。

ただ、この結果がXR50特有のものなのか、普及価格帯の製品だからなのか、
概ねフルデジタルアンプの特徴なのかを結論付けるのは、
明日以降に届くことになっているお借りしたTacT M2150も聴いた上で判断したいと思いますので、
現状、上記はファーストインプレッションにとどめます。
156hosoken ◆JhnSLUJUaY :04/07/05 12:06 ID:VsO8NDrj
話はさかのぼり、先週末TacT取扱店の視聴室へ行ってじっくりM2150を聴いてきました。
SPはJBL4428、CDPはLINN IKEMI。
対応周波数は32〜192KHz、すべてのソースは48bit/192KHzにアップコンバートされて、DSP処理されます。
音はミレニアム2に近いが、CPUの性能はそれより上だといいます。
SP直前のアナログフィルターがかかるミレニアム2に対して、
ほとんどアナログ処理されないM2150は、よりストレートな出音。
マルチ駆動を想定していた俺には残念なことが一つ。
現状、M2150とS2150の組み合わせでクロスオーバーできる周波数は、
50〜120Hzだということです。この方法ではサブウーファー用途にしか使えません。
ソフトのアップデートで対応予定だそうですが、開発元がのんびりしているので
それがいつになるか不明。

購入予定のデジタルマルチアウト対応オーディオカードの到着が間に合えば、
XR50とM2150の組み合わせで、TADのスピーカーをデジタルマルチ駆動してみたいと思います。