■モニター・スピーカーの世界■

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3491
>>346
多分>>226さんはスタジオでの試聴というのが基準にあって
正確という意味がそこから離れていないように思うがどうでしょうか?
例えばサウンドステージが正確とか細かい音が聞こえるというのは
生音のアコースティックではあまり感じない現象なんです。
明らかに聴いてる位置で音の違うことが判っているからです。

よく言われるホールの一番良い席で聴いたような。。。というのは
現実のホールの同じ位置でワンポイント録音すると
残響との分離が曖昧で使い物になりません。

またポップスの録音にしてもパーカッションをあえてオフマイクで収録する
勇気のあるエンジニアはあまりいないと思います。
60年代のロック・ライブなど聴くと本当に残念な気がします。

そういうことを総合すると、録音側と再生側では正確の意味が逆転しています。
録音側は再生で効果的に鳴るようにアレンジし
再生側は録音の元になった演奏をリアルに再現しようとしています。
そしてそのリアルと感じる要素が歴史的に変化しているのです。