ゴールドムンドとその夢、そしてエピローグ

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そして工業製品はすべて予算的な制約はあるは、組み立てた工員の間違い等、
いろいろな不確定な要素があります。
私の持っている機器の中で最も高い金額で買ったのは、70万で買ったMM2+です。
95年には180万の定価でした。購入してすぐに内部をチェックしました。
特に異常はありませんでした。音出しをしてびっくりしました。
なんと左右が逆転しているのです。私の手に入るまでに何人の手を経たか知りません
しかし、販売されて5年間修理に出さずに使われて来たのです。愛聴盤があれば1分で
気が付くことです。すぐにステラに送りました。当然修理の請求書は着ませんでした。

さすがにスピーカーについてはあまりバラしませんが、それは高級スピーカーはユニットの
締め付けトルクが厳密に管理されているからですが、SS25だけはつい鉄仮面をとった
ついでに明けてしましました。ユニットにつけた線は裸の部分が硫化して黒くなり始めて
いました。ここは近々のうちに切り戻し、再ハンダして裸の部分はホットメルトで覆ってやる
予定です。そうすれば、硫化・酸化を遅くすることは可能です。

それからSS25が箱鳴りを利用したという部分も異論があります。箱は当然無振動では
ありませんし、ましてやバスレフダクトがあるのでダクトの泣きもあります。でも内部を見
るととてもマトリクス間隔や箱の厚み、マトリクスの内部をほとんど占めるウレタン状の
吸音材、そして底面がべったりと粘板岩にネジ止めされる構造、ほとんど泣きの無い
粘板岩の足と箱鳴りを積極的に利用しているとはとても思えません。
わたしも録音の良いものだけを聞くわけでは無いので、当然超HiFiにはしませんが、
それぞれの機器が力を発揮できるようにした上で、ケーブル類とセッティングで逃げ
を打ち、なるべくオールマイティかつHiFiで自分に心地よい音で鳴るように勤めております。
(SS2年生が生意気なことを言いすみません、またもの長文失礼します。)