小型でも驚きの低音を」出すスピーカーは??

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745名無しさん@お腹いっぱい。
小型の低音を否定している人達は、
大型SPの遅れた低音を、空気圧としてでなく、床を通した振動を
聴いているからだ。

SPの置き場所とリスニングポジションの床とを分離して、つまり
SPを地面から突き上げたコンクリートの台に置いた場合だ。
大口径のSPで、この音に満足した人は少ない。

それは、ウーファーの立ち上がりが遅く、音波が届くのが遅いのを
床から伝わってきた振動で補っていたからだ。音波より振動の方が
速いため、リスニングポジションを上手く設定すると、高域と振動
の位相が合い、忠実な波形が再現出来る。遅れた音波は低音の持続
時間の拡大として働き、量感に寄与する。これが大型特有の低音だ。

SPを地面から突き上げたコンクリートの台に置いた場合は、その
振動成分が無くなるため、音波だけの低音になる。遅れた音波の波
形では力がなくなり、よどんだ量の低音だけになる。

小型のSPは、低域の信号に対してウーファーが軽いため、遅れ要
素の少ない音波が出るため、力のある低音が出る。量は出ないが、
それが正しい音だ。
この音は、コンデンサーヘッドフォンに肉薄する。
また、大型のコンデンサーSPも同様の音だ。滅多に聴くことがで
きないのでほとんどの人は、体験できない。
コンサートホールで聴く低音に、振動はない。客席では音波だけを
受けることになる。量感は、残響時間が長いホールは出るが、分解
能がない低音になる。サントリーホールが良い例だ。

振動と遅れた低音に慣れた人には、なかなか正しい低音を認めたが
らない。長年親しんできたウソの低音を否定できないのである。