管球式AMPは本当に良いか?

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241真空管@30代
真空管アンプは一種のエフェクターです。出力トランスを持つアンプの
出力インビーダンスはたいてい高いので、石のアンプとはSP実装状態での
F特はSPのインビーダンスカーブに準じます。つまり、低音が出て
クロスオーバー付近の音が出て、高温が良く出ます。
さらに、F特は出力と共に変化します。純抵抗負荷においても、
大出力を出すと高音・特に低音がかなり落ち込みます。この
落ち込みかたはシングルアンプが顕著ですね。
とどのつまり、
真空管アンプにたとえば2ウェイのSPをつなぐと、
音が小さいときには低音クロス付近の高音が良く出る→つまり音やせがすくない。
音が大きいと低音が減少し、高音も減少するのでその分中音にエネルギー
バランスがシフトし、あのボーカルが良く出る音になります。
さらに歪みかたがソフトディストーションなので、音量を上げた場合に
歪みがみみに付きにくく、入力に対する出力のリニアリティも無くなっている
領域に到達すると、コンプレッションを入れたのと同じになります。
パワーアンプはこんな感じ。
プリアンプになると、マイクロフォニックのエコー効果がありますねぇ。
私は真空管アンプ大好きで、かれこれ20年使い続け、真空管も山ほど
もっていますが、もともとオーディオに原音再生などは存在しないと
達観してかかっているので、細かいこと気にしません。好きな音がでれば
良いのです。
だからオーディオ雑誌は買いません。評論家の恣意的が記事を読むのが
いやだから。感動はソースに入っています。アンプやSPには入っていません。
好きな音がするシステムで好きな音楽を聴く、カーオーディオの方がそういう
意味ではよほどピュアかもしれない。