吉野家のバイトって・・・vol.2

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303FROM名無しさan
我々は1が何故このようなスレを立てたのかという疑問を
解決するため、1の故郷である佐賀県の山奥に向かった。
持参したドコモの携帯を見る、そこには「圏外」の2文字・・・
「まだ日本にこんな所があったのか・・・」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。

生活保護者を受けていそうな汚い家、ツギハギだらけの服を着る村民たち、
そして彼らは上品で身なりのいい我々を監視する様に見つめている。
ITだの人工知能だので浮かれていた我々は改めてこの村の現状を思い知らされた。

ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「息子がクソスレを立てて申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。

我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰った自家製チーズを手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた。