マクドナルド、残業代支給へ=「名ばかり管理職」改善に拍車
外食大手の日本マクドナルドは20日、直営店の店長約1700人ら、従来は残業代を支払ってこなかった「名ばかり管理職」に対し、
8月1日付で残業代を支給するなどの制度改正を行うと発表した。東京地裁が今年1月、店長1人に約750万円の支払いを
命じる判決を同社に言い渡したのを受け、勤務実態に見合った賃金制度に改める。企業イメージの低下を避ける狙いもあるとみられる。
地裁判決を契機に、コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンをはじめとして、「名ばかり管理職」への残業代や休日出勤
・深夜勤務手当の支給に踏み切る企業が相次いでいる。さらに、一連の動きの発端となったマクドナルドの方針転換で、企業側が
管理責任者と位置付けながら実質的には権限がない労働者の処遇改善に拍車が掛かると予想される。
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