「男性の体臭」は不快”である要因の解明
〜世界で初めて、男性の体臭の原因物質「アンドロステノン」と
その体臭増強作用を解明し、その抑制成分の開発に成功〜
ライオン株式会社(社長・藤重 貞慶)ビューティケア研究所と生物科学センターは、『制汗デオドラント剤』の開発にあたり多面的な研究を進めております。
この度は、“不快”に感じる「男性の体臭」の原因物質が「アンドロステノン」であることを明らかにし、
この体臭が増強されるメカニズムを解明するとともに、「男性の体臭」を抑制する成分の開発に成功いたしました。
なお、この研究成果は『第55回日本化粧品技術者会研究討論会
(2004年11月25日 東京都千代田区丸の内3−2−2 東京商工会議所ホール)』において発表する予定です。
※1「男性の体臭」: 本研究における「男性の体臭」は加齢臭とは異なる男性ホルモン由来の体臭のことです。
1.研究の背景
近年、地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響から都市環境の悪化が進むなど、日常生活で汗をかきやすい状況になっています。
また、食生活の変化などの要因も加わり、体臭※2を気にする人が増えています。
一般的に男性と女性の体臭を比較すると、男性は皮脂分泌量が多く代謝も活発なため、女性よりも体臭が強いことが知られています。
当社の調査では、20〜30代の男女(男性54名、女性50名)に異性の体臭を不快に感じたことがあるかどうかを聞いたところ、
男性は「女性の体臭を不快に感じたことがある(15%)」に対し、女性は「男性の体臭を不快に感じたことがある
(100%)」で、女性が男性の体臭を不快に感じていることがわかりました。
http://www.lion.co.jp/press/2004090.htm