無口キモヲタの初バイト挑戦記〜5度目の面接〜

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180田中
7月になった。そろそろあれから、10ヶ月になる。この10ヶ月間、心から
楽しいと思うことは一度もなかった。時々ある笑顔も、全部作り物だ。
正直、寝てるときが一番幸せな気がする。なぜかといつと、びくびくしながら、
街をさまよわなくてもいいからだ。朝起きたとき、また一日が始まるのかと
思ったらうんざりする。
水曜日、あの日があの場所との最後との最後の別れだったのか・・・
人生には、予期せぬ突然の別れがあるというが、あまりにも突然すぎだ。
何度通ったか分からないが、あそこにはいろいろな思い出がある。
それも、すべてつらい思い出に変わってしまった。
ばかばかしいよ。半年間、必死に頑張ってきたのに、とうとうその成果を
試すことはできなかった。周りは、(そんなことたいしたことない!関係ない
だろう。)という。お前らには、輪からねえよ。自分がどれだけ頑張ってきたのかを。
誰も話を聞いてくれない。お前らは、勉強以外で、評価するものはないのかよ。
もう、叶わないことだとわかっているけど、もう一度あの頃に戻りたい。
そう目標に向かっていたあの暑い日々に。