276 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar 投稿日:04/05/18 14:57 ID:agUoArCb
笑い男『あなたはこの憂うべき事態を止めることのできる立場にいたただ一人の人間だった。
人の情報を守るべき職に就きながら何故それをしなかったんですか』
今来栖「私だって生涯をかけて匿名性を実現してみせるという自負はあったんだ。それを村井に」
笑い男『先を越されてしまった…嫉妬ですか?
あなたはwinny潰しのためにわざわざ不認可の印鑑まで作らせたそうですね。
そのクソ小さなプライドを利用して彼らは今の地位にのさばっている』
今来栖「そこまで知っていて私に何をやらせたい。
お前なら私のPCに侵入してOSごと乗っ取れるだろ」
笑い男『それじゃ意味がないんです。
あなたのファイルがそのwinnyで共有されている今、自らの意志で事実を公表してください。
残りの人生をいい人で過ごすか、死してなお悪人と後ろ指を指されるか選ぶのはあなただ』
今来栖「笑い男…お前は一体何者だ。
そこまで正義感をむき出しにするお前が何故あれほどの逮捕劇を起こして大金をせしめた」
笑い男『僕は自分のことを「笑い男」なんて名乗った事は一度もありません。
それに…あの逮捕劇で得をした奴は他にいる』
今来栖「…まさか!」
笑い男『お察しの通りです…
いいですか、彼らを法の下で裁くためにはあなたの証言の他にもうひとつ手札がいる。
僕が戻るまで絶対にここを動かないで下さい。いいですね』
ホテルマン「う、うぅ…!あ、あ…あ!失礼しました。ああの何かご用件は?」
今来栖「…もういい帰ってくれ」
ホテルマン「失礼いたしました」
今来栖「ああ、君ちょっと…この近くに公衆端末はあるかね?(さて、nyやろーっと)」