【2】なぜアサーティブになれないか気付く
[3]のアサーションな態度でいつも人と接することが出来れば、相手も自分も
楽しく生きることが出来ると思います。しかも、自分は常に言いたい事を言えて
いるので、イライラや不満がたまりません。しかし、現実問題として、なかなか
アサーティブになれない時があります。
[1]自分の本当の気持ちが把握できていない。
「どうせ分かってもらえない」という体験が続くと、自分を押さえ、
表現しなくなる。その結果、自分の気持ちがはっきりせず、
把握できなくなる。
[2]結果や周囲を気にする。
「こんなことを言って分かってくれるだろうか」
「相手が反発したり、傷ついたりしないだろうか」
などと、自分の言いたい事が伝わるかどうかばかり気にして、
結果を気にする。不安を持ち、失敗を恐れると、アサーティブになれない。
[3]考え方がアサーティブでない。
(1)「相手のことをまず考えなさい」
(2)「でしゃばりは嫌われますよ」「些細なことにこだわってはだめ」
(3)「いつも笑顔で」
(4)「人に迷惑をかけてはいけません」
(5)「人を傷つけるようなことを言ってはいけません」
など、一見常識にもとれ、正しいと思いこみがちですが、これは非論理的・
非合理的・非建設的思考といわれるものです。