◆ 信念と希望を持ち続ける ◆
『心が信念で強化されれば、どんなに力の弱い者でも、困難を克服すること
ができます。』
生まれて間もなく、目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、話すことがで
きなくなったヘレン・ケラー[訳注]は、次のような言葉を残しています。
「信念を正しく理解することができれば、それが消極的な性質なものではな
く、積極的な性質のものであることがわかるはずです。積極的な信念は、恐れ
を知りません。絶望することを許しません。心が信念で強化されれば、どんな
に弱い者でも不幸や災難を乗り越えることができるのです。」
行動に支えられた信念を持つことで、ヘレン・ケラーは、不幸を乗り越え、
普通に生活してゆくことを可能にしたのです。
[訳注]ヘレン・ケラー(1880−1968)
アラバマ州生まれ。1歳のとき病気により視力、聴力を失った。しかし、後に
ヘレンの生涯を変える師となるアン・サリヴァンにより、話すこと、読むこと
、書くことを教育される。大学卒業後、講演、執筆活動を行い注目される。彼
女の自伝『私の生涯』は、後にウィリアム・ギブソンにより『奇蹟の人』とし
て劇化された。