新聞配達77束目【春はすぐそこ】

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601FROM名無しさan
さて今回は節目の10年という事もあってか,兵庫県南部地震(尚私は「阪神・淡路大震災」とは呼ばない.何故なら地震は収まっても災いは収まっていないから.阪神・山陽電車の旅客数も相変わらず地震発生前の基準に達していないし,西代や須磨寺等の駅前には未だに更地が目立つ.
PP&M(敬称絶対不要)の「国鉄」(JR西日本に対する侮辱表現)発言に比べればその程度は微々たるもの)関連番組が多く組まれており,その中で私は鉄道ファンという事もあってかJR東海道本線六甲道駅再建を取り扱ったNHKの「プロジェクトX」は非常に印象に残っています.
中でも印象的だったのは余震の恐怖と戦いながら,命がけ,24時間休み無しで復旧に尽力を尽くされた業者に対し,地元住民が横断幕で応援し(業者曰く、「『横断幕=抗議』という固定観念があり,あのような応援幕は前代未聞である」と番組中で仰っておりました)、
心身共に疲れ果て腐りきっていた冷や飯を食わされていた中,地元商店街住民が出来立ての焼き鳥を差し入れ(まあ,ろくでなしキチガイ九条・西九条住民であればヒ素入りカレーを差し入れる事だろう)した事は非常に感銘を受けました.
まさに地域住民・業者・JR西日本が三位一体となって並行他社に先駆けて復旧を成し遂げた事が「国鉄」が真の意味で「民鉄」に脱皮した
(もし「国鉄」のままでは,工事の進行に応じて何度も何度もはるかかなたの東京まで出向きのお上達にお伺いを立てなければならず早期復旧はおぼつかなかっただろう)と言えます.
勿論阪神・山陽電車や阪急線等といった被災各者も地元住民の協力が無ければもっともっと復旧が遅れていた筈であり、地域密着の「民鉄」である事をしっかりと再確認された筈です.
我々利用者側の立場からしても,普段無意識で使っていた鉄道がある日突然断たれ,鉄道について色々と考えるいい機会になった事等得るものも少なからずありますし、
今後も鉄道というものは民と事業者が一体となったかけがえの無い財産として考えていかなければならないと思います。