あなたは仕事できる人?できない人?【バイト編】

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69FROM名無しさan
駅までの道をゆっくり歩く2人。ポケットに突っ込んだカイロを握りしめる。
「あさって、がんばれよ」
「うん。余裕だよ」無邪気に笑うユミコ。
「じゃあ、この辺で・・・バイバイだな」
「うん。結果が出たらメールするよ。・・・じゃあね」
背を向けて、歩き出す。別れの時って結構あっさりしたもんなんだな・・・。
「せんせーい!せんせーい!」ユミコが後ろで叫んでる。
「・・・バイバイ!!」振り返った俺に無邪気な笑顔を残して、ユミコは去っていった。
なんだ、それだけかよ。心の中でつぶやいて、苦笑した。
もう会うこともないんだろうな。それだけはわかっていた。
曇り空を眺めながら駅に向かう。ユミコの笑顔が消えない。
その情景だけは今でもはっきり覚えている。それが、最後の恋。