東京ディズニーシー パート2

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408転載くん
東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)の隣に、水の王国をイメージした第2テーマパーク「東京ディズニーシー(TDS)」が9月4日に開園する。1カ月後に迫った開園を前に、1日から報道関係者らへの公開が始まった。今年3月にはTDLに対抗するようにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が「上陸」。地方の大型テーマパークが軒並み衰退するなか、けた外れのスケールの東西2強時代を迎えた。
東京駅から快速電車で15分。JR舞浜駅から、先月27日に開業したモノレール「ディズニーリゾートライン」(5キロ)で、9分で玄関に着く。
午前11時にゲートが開いた。入り口近くでは、船長の格好をしたミッキーマウスなど、ディズニーキャラクターが出迎えた。入り口の右手奥には直営ホテル。入り口から商業施設を抜けると、100メートルほどでパークのシンボルである火山の模型。その周りに23のアトラクションが配置される構造は、ディズニーランドに似ている。広さも約71ヘクタールと、ディズニーランド(80ヘクタール)とほぼ同規模だ。
これまでの主力客層だった20〜30代の女性から、中高年の男性客の取り込みを目指し、ディズニーランドではご法度だったアルコールも、ここでは解禁する。
同時開業の直営ホテルを含めた投資額は約3380億円。これまでディズニーランドにつぎ込んだ投資額に近い。不況時に企業規模を一気に倍にした異例のケースだ。
運営会社のオリエンタルランドは、宿泊型の「東京ディズニーリゾート」を目指す。
ディズニーランドの入場者は83年の開園以来これまでほぼ右肩上がりに伸びてきた。昨年度は約1730万人(4歳以上)。97.5%が2度目以上の入場者だ。それが強みとされる。
神奈川県大磯町の公務員露木利光さん(37)は、妻と小学生の息子3人とともに年20〜30回は訪れる。家計に占めるディズニー関係費は「ざっと年間100万円」。不況でも、この出費は節約できない。
月2、3回は訪れる東京都葛飾区の主婦、白沢裕子さん(24)は、インターネット上でディズニーの話題で知り合った相手は50人になる。「何度来ても飽きない。ディズニーシーで、また楽しめそうです」
 オリエンタルランド社は、ディズニーシー開業後の年間客数を「控えめに見ても2500万人」と見る。JTBはすでに、約20万枚のディズニーシーのチケットを販売したという。(13:22)