地元の寂れた遊園地の話。
中学の時に創立記念日を利用して
平日に遊びに行った時
ガラガラの遊園地で好きなだけ乗り物を楽しんだ後
(入場料払えば乗り物乗り放題の遊園地)
ひとつだけ修理中のため乗れていない乗り物があった。
帰り際にまたそこに行ってみると、あらかた修理は終わってるらしく
その立ち乗りジェットコースターに乗ることになった。
その遊園地は
非常に空いていて、係りの人は自分ら数人のためだけに
その立ち乗りコースターを動かしてくれた。
一般的な上から降ろす固定器具をガチャっと装着し
その立ち乗りコースターは最初、例によって
ゆっくりゆっくり登っていく。
かなりの高さまで上り詰めていた時、ふと違和感を感じた。
「…あれ?」と思って何気なく固定器具を持ち上げようとすると
本来絶対外れてはいけない固定器具が外れてしまったのだ。
信じられないことに困惑して、泣きそうな顔でその固定器具を持ち上げながら
隣に乗ってる友達に「これ、外れるんだけど」と言う事しか出来ない。
その友達もそれを見て真っ青な顔をして「…ほんとだ」と言うしかなかった。
騒いで係りの人にとめてもらおうとは
どういうわけか思いつかなかった(藁
相当困惑してたし。
わけがわからず、とりあえず器具を元の位置に戻しておくと
急降下する直前でガチッと音がした。
もちろんそのあとに宙返りもするコースターなので
そこで落ちなかったという事は
そのガチッと言う音でロックがかかってくれたのだろう。
無事コースターから開放された時は本当に
生きてて良かったとしみじみ感じた。
別の意味で最も怖いジェットコースターだった。
もう5、6年も前のことだけどそのあと係員に抗議したり
したこともあって、そのことだけははっきり憶えている。
今もその乗り物が動いているかは知らないが
岡山県の人間は一応知っておいて。
209 :
名無しさん@120分待ち:2001/07/14(土) 12:43
わかった! 和集山灰乱度
・・・あまり感情が表現された文章ではなく淡々としているんだけど
その分、シリアスさが漂っているね。