放し飼いの動物たちが人気を集めている伊東市富戸の娯楽施設「伊豆シャボテン公園」の敷地約十万一千
平方メートルが固定資産税の未払いで、二〇〇〇年五月以降、伊東市に差し押さえられていることが二十九日、
分かった。延滞額は数千万円に上るという。市側は「分割納入も検討したが、難しいと判断した。やむを得なかった」
と説明している。長引く不況が伊豆地方を代表するレジャーランドにも暗い影を投げかけた形だ。
関係者によると、「センチュリー」は売り上げが激減した九七年ごろから、固定資産税を滞納するようになり、伊東市と折衝。
市は納税計画書の提出などを受けて善後策を重ねたが、支払いの見込みが立たなかったため二〇〇〇年五月二十五日、
問題の敷地を差し押さえた。「シャボテン公園」の敷地には、政府系の整理回収機構(RCC)が根抵当権を設定。
現在、日米の数社が受け皿企業として名乗りを上げているという。
http://www.chunichi-tokai.co.jp/00/siz/20040130/lcl_____siz_____000.shtml