【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第四章
1 :
名無し変更議論中@自治スレにて:
前スレが容量overで書き込めなくなったため、新スレ立てますた
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4 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/08/16(日) 15:05:02 ID:Mhb4ykjY
>>1乙
そして初っ端こんな話題もあれだけど・・・
前スレでキチンと話さないのが悪かったとは思うんですが、機種スレに立ててしまって良いのかなと思う部分があります。
このスレはもう立ててあるので、無論キッチリ使ってしまっても良いと思いますが、もし次スレが必要となった際はサロンの方へ立てるというのはどうでしょうか?
スレ立てしていない身分でこんな事を言うのは心苦しいですが、他の方の意見も聞きたいです
5 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/08/16(日) 19:29:18 ID:ZrGuFPRI
キモヲタあぁぁああああっ、あはははははは!!
:.:.| : : : :|:.: |// ヽ | | l ヽ
:.:.:l; : : : :|: :|/ ___|_ _ハ | | i
:.:.:.l; : : : |:.:| /゙´ | / `ト、 | | |
:.:.:.:.l;. : : :|: | ′厂xデ≡=V、 | │ ! !
::::::::ヽ : : | | 〃 |/ __ \`ト、 j / !
.:.:::::::\ : :.|:ト、 ´{ 'j|゙::l;cヽ Yム/ ,. ´ |
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:::::\ :::::::::\:::::\_ ヽ、,`_ノ ´|:./ / {: /
:.:.:::::::\ー---三 ̄ _ヘ、___,/..;j/ / |: /
ヽ、_:::::::::\三三三 __,.ヘ / /| |: /
\三三三三三三三ニ-─ ¬ー,〉 ̄ :^| ヽ{
::::::\三三イ',.-''´_,r──‐‐、/ ,ハノ| `ヽ
≧==ミ<く/ /::.:.:. / /: : . .'、 ヽ
玉三三三\/:.:.:.:.. ,.′ ,.′: . .: \ ヽ
三三ゞ三三三\:.:.:.:..... .. ../ /\_ト、 \ 丶 `,
三三三三ゞ:三三≧==こ´ /| \ \トヘ、 i
.三三三三王三不三三{__// | \ ヽ l
三三三三ノ/ |三三三/〃 \ ヽ } |
そして、二刀に感心しているのはヤスヒロ一人ではない。
彼女もその一人。
かっこいい…
背の高い先輩が相手なのに、すっごく大きく見える…
剣道って…こんなに…私 ────
パァァン!!
竹刀の乾いた音にハッと我に返る。
そして自分が図らずも正座に、その手が固く拳を握っているのに気づく。
少し気恥ずかしくなり、足を崩す。
…そんな彼女を横目で見つめる少女。少女の思考は彼女の思考へと向かった。
長年連れ添った幼馴染の思考を、少女は容易く看破する。それだけ彼女が分かりやすい性格というのもあるが。
────────────────
くっ…打ちこんでみたはいいけど、やっぱり二刀でしっかりガードされるのね…。
っていうかどこ打てばいいのよ、こんなの!?…小太刀を持ってる小手かしら?
面とか胴なんて入る気がしないし…やってみる価値はあるか!
ケンシンはまず小刻みに打ち込み、防御に徹底させ小太刀を持つ手を固定させ────ようとしたが。
思考がグルグルしているケンシンは、自分でも気づかないほど隙が大きいモーションになり…
彼女の眼にはグゥンと迫る竹刀がハッキリと映った。認識はしたが、身体は…。
「メェェェェェン!!」
ドパァァン!!
ケンシンの脳天に痺れが走る。
「す、すげぇ…!片手で面を…!?」
シンゲンの率直な感想に、二刀なんだから片手しかないだろ、とヤスヒロは心の中で突っ込んだ後に
その美しさに一瞬見とれて宣言をし忘れたことに気づき、改めて声を上げた。
「一本!面あり!」
新生剣道部の、真の初試合がここに終わったのである。
────────────────
伊達は試合終了後さっさと更衣室へと向かっていった。引き止める者は、もういない。
まぁ約束だしな。しかし…
先ほどの試合の光景が頭から離れない。幾度となくスローモーションのように再生される。
上杉の緩慢な打ち込みの刹那の隙を逃さず、勢いよく踏み込み右手に持った太刀で片手面…。
あの動きは、にわか二刀の動きではない。かなり慣れた…熟練された動きだ。
もしかして、小さい頃から二刀をやっていたのかな…?
「負けちゃったな」
「えぇ…負けたわね。…そして、強かった」
「なっ。あ〜あ、あんなに強いんだから入ってくれてもいいのになー」
武田がゴロンと横になった。もっと詳しく言えば、頭の着地点は上杉の正座している太ももだ。
本当に仲のいい二人だことで…おっとそういえばもう一組の仲良し二人の事を忘れてた。
ブレード続ききてたー!
わっふる!わっふる!
8 :
戦国ギャグ乙女:2009/08/21(金) 21:16:22 ID:0TJaLHYi
シンゲン「お、その紫のショートヘアーに丸眼鏡は。ようミツヒデ、おはようさん!」
ミツヒデ「画が無いからって余計な説明はしなくていい。挨拶するなら普通にしてくれ」
ケンシン「おはよう、ミツヒデ」
ケンゾウ「おはようございます」
ミツヒデ「どうせまたシンゲンのペースに君らが巻き込まれたんだろうけど……ふあ〜ぁ…」
ケンシン「あら、大きな欠伸なんかして。寝不足?」
ミツヒデ「昨日図書室で面白い本を見つけたのでね。借りて家で読んでいたらいつの間にか夜明けになってたんだよ」
ケンゾウ「無理しないでくださいよ?」
ミツヒデ「ふふ、大丈夫だよ。これくらいのことで私は……(ふらっ)あっ…」
ケンゾウ「危ない!!」
(がしっ)
シンゲン「おお、うまくミツヒデを抱き抱えたぞ!」
ケンゾウ「ふーっ、セーフっと…」
ケンシン「ミツヒデ、大丈夫?」
ミツヒデ「あ、ああ、大丈夫だよ。…ところで、ケンゾウ君」
ケンゾウ「何です?」
ミツヒデ「助けてもらったことには礼を言うのだが…。君のその手はいつまで私の胸に触れている気かな?」
ケンゾウ「へ?胸?」
(むにゅっ)
ミツヒデ「あっ…」
ケンゾウ「はっ!うわわわ!!す、す、すいません!!!!(慌てて手を離す)」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…)
ケンシン「ケ〜ン〜ゾ〜ウ〜!!」
ケンゾウ「ふ、不可抗力だって!!」
シンゲン「うひょーっ!ケンゾウもなかなかやるなあ!!」
ケンゾウ「そこ!煽らないでください!!」
ミツヒデ「ケンシン、そんなに怒りの炎を巻き上げなくてもいいよ。私は怒ってないから」
ケンシン「で、でも…」
ミツヒデ「私の不注意が原因だから。それに、彼は私を助けようとしたんだし」
ケンシン「ま、まああなたがそう言うなら…」
ケンゾウ「(ふーっ、助かった…)」
ミツヒデ「さてと、それじゃあ学校に行くとしようか」
ケンシン「え、ええ…」
ミツヒデ「(フフフ、まさかこんな思わぬ形で彼に貸しを作るとはね…)」
ミツヒデ!恐ろしい子!
>>6 >>8 共にGJです
どうでもいい話だがギャグ乙女の
>(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…)
を見たらなんとなくボタンを連打しなくてはいけない気になった
11 :
戦国ギャグ乙女:2009/08/23(日) 19:52:45 ID:azmIftKD
ケンシン「………(ぶすー)」
ケンゾウ「ね、姉さん?」
ケンシン「何よ!?」
ケンゾウ「…怒ってる?」
ケンシン「怒ってなんかないわよ!!」
ケンゾウ「(あちゃー、完璧に怒ってるなこりゃ)」
ケンシン「(もう、ケンゾウのバカ!)」
シンゲン「あーあ、完全にケンシンの奴、不機嫌モードだな」
ミツヒデ「普段はわりとポーカーフェイスなのに彼が絡むとすぐ表情に出るからね、ケンシンは」
シンゲン「ところでミツヒデ。さっきのあれ、もしかして演技だったのか?」
ミツヒデ「まさか、寝不足でふらついてしまったのは本当のことだよ」
シンゲン「ふ〜ん………(しばし熟考)」
(ふらっ)
シンゲン「ああー、俺も急に目眩がー…(棒読み)」
(ばたっ)
ケンシン「………」
ケンゾウ「………」
ミツヒデ「………」
シンゲン「…って、ミツヒデの時は助けて俺の時はスルーかよ!!」
ケンゾウ「いや、だって…」
ケンシン「正直、あなたならやりかねないと思ってたわ」
ミツヒデ「君は今見たもの、聞いたものにすぐ影響される傾向にあるからね」
シンゲン「(ぐさっ)」
ミツヒデ「わかりやすく言えば、ヘキ○ゴンのおバカさんたちのような感じだね」
シンゲン「(ぐさぐさっ!!)」
ミツヒデ「でも正直、スザ○ヌとか里○とかの方が君よりよっぽど賢いと思うよ」
シンゲン「うわあああん!ケンゾウ、今度はミツヒデがいじめるよ〜〜!!」
ケンゾウ「いや、だから俺に泣き付かれても…」
ケンシン「だからシンゲン!いちいちケンゾウに引っ付くのはやめなさい!!」
ケンゾウ「はぁ…、たまには平穏な生活を送りたいよ…」
???「ケンゾウせんぱあああああああい!!!!!!!!!!!」
ケンゾウ「(うっ…、そう思った矢先にまたさらに騒々しい奴が…)」
ギャグ乙女さんお疲れ様です!
150%ヒデヨシの予感....
「ケンゾウせんぱあああああああい!!!!!!!!!!!」
で響を想像したのは俺だけでいい
そういやシンゲンの公式の一人称ってあったっけ?
シンゲンは俺
漫画で初出
16 :
言いだしっぺ:2009/08/25(火) 20:50:27 ID:AnlIvhXm
17 :
言いだしっぺ:2009/08/26(水) 12:17:47 ID:MYKkr1gW
俺は入り口近く、仲良く並んで座っている二人の元へと歩み寄った。
…ん?徳川がぽけ〜っとしているのはいつものことだが、今回は豊臣までぽけ〜っとしている。
「いやぁ、長引いて待たせちゃって悪かったなぁ」
「あ…先生。いいえ、気になさらないでください」
「ん、そうか。で……豊臣?お〜い」
目に余るほどの元気印の彼女が、こうまで放心状態なのはなんでだ?
目の前で手を振ってみると、ようやく気付いたようで慌てて応えてくれた。
「わっわっ、な、なんでしょう先生!」
「なんでしょうってのも随分だな…。お前たちがここに来たんだろう。で、わざわざ来てくれたってことは
もしかして入部用紙が見つかったのか?」
「…はい、見つk「あ、あのね!」」
徳川のかぼそい声が聞こえるか聞こえないかのタイミングで豊臣が返事を被せてきた。
「あの、珍しいワンちゃんがいたから追いかけてきたら…たまたまここに来たんです!
そしたら先生がいて、なんか、い、色々あって!しょろ、そ、そろそろ帰ります!しつれーします!」
「お、おい豊と── …行っちまった。何だったんだ?」
しどろもどろになりながら、豊臣は徳川の手をひっぱりすっ飛んで出て行ってしまった。
あんなに慌てて一体全体どうしたっていうんだ。
まぁでもふらっと立ち寄ったと言うならそうなのだろう。俺が気に掛けることでもないか。
それより気に掛けないといけないのは…。
振り返ってみると、こちらの二人は膝枕の状態から更に腰に抱きつく格好に。
抱きつかれている本人も、頭に手を置いて撫でている始末。今にもハートマークで剣道場がいっぱいになりそうな勢いだ。
「お〜い、イチャイチャしてる場合か〜」
途中で書き込んでしまった(´ω`)
─────────────────────────────────────────────
「はっ、す、すいません…つい…」
「すんませ〜ん」
…大丈夫かぁ?負ける度にこれじゃあまずいぞ。
「まぁいいや、とりあえず伊達が出てきたらちゃんとお礼言っとけよ。無理言って付き合わせてるんだからな」
「えぇ、それはもちろんです」
「ほーい。だけどさ、先生…さっきから随分あいつ寄りになってない?先生だってあいつに入って欲しかっただろ」
「そりゃ戦力としては充分過ぎるほどだし、入ってくれればどんなに心強いか。…でも、本人があぁ言ってるんだ。
教師としては、そんな娘を無理矢理にってわけにはいかんのさ」
「そんくらいいいだろー!新米のペーペー教師のくせに格好つけすぎ!」
「(グサリ)な、なんだとぉ!くぬぉ〜!」
「わーっ、こわ〜い助けてケンシ〜ンっ」
そういってケンシンの後ろにサッと隠れるシンゲン。
「もう、シンゲンったら…」
「お前も武田に甘過ぎる!もっとこうキチンと躾け ──」
ガチャッ
お、伊達が出てきた。お礼を言わねば。武田へのおしかりは後回しだ。
そんな俺より早く横をすり抜け、上杉が伊達の元へ。むむ、できる。
「伊達さん、今日はありがとう。本当に強いのね…すごくためになったわ」
「いえ、そんなことは…。たまたま二刀での奇襲が功を奏しただけですから…」
「気が向いたらいつでも来てね。それでそのまま入部しても…」
「えぇ、気が向いたら。ではお疲れ様です。失礼します」
「ありがとな〜」
「じゃあな、伊達〜」
惜しい人材だが仕方ない。期限は来週…改めて部員探しに取りかかろう。
「じゃあ俺たちも帰るか。さすがにもう校内には生徒は残ってないだろう。明日から更に頑張るぞ!」
「はい!」
「はーい!」
────────────────
はぁ、やっと終わった。時間は…大丈夫、まだ間に合う。
まぁ念には念を入れてるから、間に合わなくても大丈夫だけど…やっぱり、ね。
マサムネが靴をまさに履こうとしたその時 ───
『〜〜♪♪』
……っ!!この音…!?
「ん、アヤ兄ぃからだわ。なんだろ?」
……?上杉先輩の携帯…?
なんで……!?
20 :
戦国ギャグ乙女:2009/08/28(金) 16:30:09 ID:tPMQ51KE
シンゲン「お、何かがこっちに向かって猛ダッシュして来たぞ!」
ミツヒデ「あの子は確か1年の…」
???「おっはよ〜ございま〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!」
シンゲン「うぉっ!ケンゾウ目掛けて思い切りダイブしてきた!!」
(ひょい)
(がつん)
???「ぶべらっ!!」
ミツヒデ「あ、電柱に激突した」
???「いった〜い」
ケンゾウ「相変わらずだな、豊臣」
ヒデヨシ「先輩、何で避けるんですか!?」
ケンゾウ「朝っぱらから往来で人の名前を大声で叫んで襲い掛かってくるような奴とは
出来れば関わりあいたくないから右から左へ受け流しただけだ」
ヒデヨシ「ひどいです〜!あたしはただ後輩らしく爽やか〜〜に朝の挨拶をしただけですよ!!」
ケンゾウ「どこがどう爽やかだったのか小一時間問い詰め………るのももう面倒だな」
ヒデヨシ「ああ〜ん、先輩!そこはちゃんと問い詰めてくださいよぉ〜!!」
ケンシン「…またあなたなの?(げんなり)」
ヒデヨシ「あ、ケンシン先輩、それに他の先輩方もおはようございます!」
シンゲン「おはなっしゃー!嬢ちゃん、今日も元気がいいな!」
ヒデヨシ「はい、今日も元気いっぱい風味です。そして今日こそケンゾウ先輩にファーストキスを奪われたい風味です!」
ケンゾウ「お前のその口調だと、いったい俺にファーストキスを奪われたいのかそうでもないのか
いまいちよくわからんな。しかもそれ、ミツヒデさんの中の人のネタじゃないか!」
ヒデヨシ「てへっ」
ケンゾウ「『てへっ』じゃねえだろ!つーか、ミツヒデさんも何か言ってやってください!」
ミツヒデ「………(しばし熟考)」
ケンゾウ「……?」
ミツヒデ「(突然声色を変えて)私だってさっきケンゾウさんに胸を触られちゃった風味です〜!!
ていうか、思いっきり揉まれちゃった風味です〜!!」
ケンシン「ミ、ミツヒデ!?」
ミツヒデ「(普段の声に戻る)…とでも言えばよかったのかな?」
ケンゾウ「ビ、ビックリさせないでくださいよ…」
ミツヒデ「君が何か言えって言ったんだろうに」
子鹿か!
なんとなくショートストーリーを思いついたので投稿してみる。
シンゲン「おーい、ノブナガー!“ずぐだんずんぶんぐんげーむ”やろーぜ!」
ノブナガ「・・・・・・・・・・・・。」
シンゲン「ん?どした?」
ノブナガ「せっかくだが、辞退させてもらう。」
シンゲン「何故に?」
ノブナガ「我の内に潜む何者かが『それをしてはならぬ』と言っておるのだ・・・」
シンゲン「ふーん・・・まいっか・・・おーい!ヨシモ(ry
つづく・・・のか?
必殺乙女アタック!
ノブナガ「めろ〜ん」
24 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:46:28 ID:eOZRtq1F
間が空いてしまったのでAなんてつけてみる。
きりも良かった?ので…
25 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:47:48 ID:eOZRtq1F
辺りは静けさに満ちていた
焼け焦げた草や木、それらには虫の居つく場所もなかった
空には欠けた月が浮かび、その月の光を反射して、クナイがキラキラと輝く
「どうする?まだ続けるか?」
最初に沈黙を破ったのはメガネを掛けた将、ミツヒデだった
「…いや。俺の、負けだ…」
喉元にクナイの刃を突きつけられた男が、息苦しそうに答える
「刀を捨て膝をつけ」
「…」
ミツヒデの指示通りに男は動く
どうやら完全に抵抗の意思はないようだ
俺は心の中でほっ、と息をつく
長く感じた夜。気づいたらそこは戦場で、俺は一人で。
命を本気で落としたと…そう思った。
「…良かった。生きてる」
いつの間にか胸のざわつきは消え、俺はポツリと声を漏らした
「…ホン、ト。強…運ね」
か細い声。それは壁にもたれ掛かった兵士のものだった
俺が見つける前、戦いの中で負傷したのだろう。ひどい出血だ
「っ!そうだ、手当しないと!」
男が現れる前の状況を思い出し。俺は声をあげた
「ミツヒデ様!近くに味方はいませんか!?この娘、ひどいケガで!」
俺はミツヒデに問いかける
ミツヒデは眼前に膝をつく男から目を離さずに答える
「近くに潜伏した兵がいる。救護班もいるが…」
良かった
心からそう思う。なら早速、その救護班の所に行こう
そう思い動き出そうとしたところで、ミツヒデがそれを止めるように言葉を発する
「そう案ずるな、救護班などに頼らなくても完璧な傷の手当ができるものがいる」
「…?」
俺はその言葉の意味がわからない…が、
その様子を察してか、ミツヒデは暗闇へ向け指をさす
戦いに敗れ、膝をついている男がやってきた方向。
その方向から、足音が近づいてくるのにようやく気づいた
だんだんと近づく音。足音だけじゃない、金属のぶつかるジャラジャラという音も聞こえる
その距離が近くなるにつれ、だんだんと音の正体の姿が見えてきた。
そして
「…なっ!?」
俺はそこに立つ人物を見て驚愕した
大きな瞳をした幼い顔立ちに小柄な体
薄紫の髪を後ろで結い、その手には大きな錫杖。
月明かりに照らし出されるその姿は、何よりも美しい
見間違えるハズもない
「徳川…イエヤス…!」
目が合った。すると少女は薄く笑みを浮かべ、気づかないくらい小さく会釈する
これが、俺と[戦国乙女]の一人、徳川イエヤスとの出会いだった
26 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:51:05 ID:eOZRtq1F
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思わぬ少女の登場に俺の口は開きっぱなしだった
聞いていた話では、ここでイエヤスと出会う可能性は低いと思っていたからな
壁にもたれている兵士も俺と同じ驚いたリアクション
そして、残りの二名はそれぞれ違う反応を示している
明智ミツヒデは指を指した行動からも、イエヤスが居ることをしっていた様子だ。
落ち着き払っている
逆にそのミツヒデの前にいる男は、驚きの表情をしているが俺のリアクションとはちょっと違う
「どういうことだっ!?何故徳川が明智と共にいる!?」
言葉に怒気が混じっている
「あなたにも、キチンと説明致します。それよりも、まずは傷の手当を…」
男の鋭い視線にもイエヤスは怯む様子もない
そのままトコトコと俺の横を通り過ぎていく
通り抜ける際、フワッと風になびいた髪から甘い香りがした…気がする
「完璧には治せませんが…。できる範囲でやらせて頂きます」
イエヤスは兵士の前まで行き、小さく言うと目を閉じる
「…!?。ぅ…な、に?」
途端、兵士の困惑を他所に周囲に魔方陣が現れる。乙女リーチ中のあれだ
魔方陣からは優しげな薄紫の光が溢れ、陣の中心にいる兵を包む
トンッ
イエヤスが杖を地につく
すると光がさらに強く、暖かくなりその光を受けている兵の傷をみるみる塞いでいく
「…ふぅ。完璧ではありませんが、これでひとまず。治療は済みました」
「スゲェ…」
俺は思わず呟く
光に見とれている間に無数にあった兵士の傷が癒えていやがる
「ですが深い傷は癒えきっていません。私の力不足で…申し訳ありません」
「いっ、いえっ!とんでもありませっ…あたたたたぁ!」
イエヤスの謝罪に両手をぶんぶん振る兵士だが、痛みが走ったのだろう悲鳴をあげてる
でも…良かった、命を完全に取り留めたのが見ていて分かる。元気だ
治療を終えたイエヤスが振り返る
(ヤベッ)
「…?」
別にどうこうなる問題ではないのだが…。
なんとなく、安心して緩みきった顔を見せるのが恥ずかしくて、俺は思わず目を背けた
「我が兵の治療、礼を言う。」
イエヤスに声を掛けたのはミツヒデだ
「いえ…。お役に立てたのなら何よりです」
イエヤスがミツヒデの側に寄る。乙女が並び立つ、なんて光景だ。
現実に。乙女が。俺の目の前に。二人も。
ホントにこれは夢じゃないんだろうか。そう思えた
「…警戒を解いては頂けませんか?」
静かなイエヤスの声。ミツヒデと膝をついた男に向けられたものだ
「…ふむ。」
ミツヒデはくいっとメガネをあげる動作をすると男から離れる
クナイも仕舞い、あまりに無防備に見えるのだが、それだけ自分の力に自信があるということだろうか?
男の方も、隙だらけのミツヒデに対し襲い掛かることなくその場で胡坐をかいた。
27 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:52:45 ID:eOZRtq1F
「…っで?これはどういうことですか?」
言葉は敬語だが、明らかに敵意を感じる低い声
「…ヨシモト殿からの書状、確かに受け取りました。ですが私は、その返事を出してはおりません」
癒されるイエヤスボイス
「ぁ!?何を言っている?」
ぶち壊しの低い声
「フフフッ」
薄く笑い声をあげたのはミツヒデだ
「今川に転がり込んだ犬の名は、我が耳にも届いていたぞ。獰猛な番犬だと。しかし知能も犬並か?」
「…」
…ちょっと眉間がピクピクしてますけどあの男。怖いっての
「あなたは何方の命で明智殿を攻めいったのでしょう?」
癒されるイエヤスボイス
「…家の軍師殿より…お嬢に、イエヤス殿からの書状が届いたと―」
男が答え、何かに気づいた様子。ミツヒデがそれに対し新たに問いかける
「ヨシモト殿からの直接の命ではないな?[番犬]」
少し間が空き
「…あ・の・ハゲ坊主か!」
怒りを露にする男。
だから怖いって。それに俺には話が良く分からんが、とりあえずハゲと坊主は意味が重複しているのでは?
「…私がここにいるのは、今川に不穏な動きを感じたからです」
イエヤスが静かに告げる。どこか遠い目で
「お戻りなさい。事態はそんなに明るいものではない…」
28 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:58:42 ID:eOZRtq1F
-----
今川の男は去っていった
その去り際―
「…今川家に仕える白(ハク)という」
「…ふぇ?」
俺は間抜けな声を出す
「…。俺の名だ。」
なんだ急に。
その疑問を読んだのか、ハクという青年が続ける
「さっきのお前の行動は、感心する部分があった」
さっきのってーと…兵士を助けようとしたあれか?。思い出したくもないよ、お前に殺されかけたんだ
「………」
ハクは何か考えるように黙った。何か言いたげな、不に落ちないという表情だ
ここは俺も何か言ったほうがいいのだろうか?そう思ったとき
その様子を見ていたミツヒデが、こちらに向かって話しかける。どこかからかうような目だ
「面白い話をしてやろうか?その男は世にも珍しい、犬に名を取られた武士―」
「貴様!」
ミツヒデが言い切るより早くハクが言葉を遮る
「ちっ…もう用はないんだ。俺は失礼する」
そういうと、ハクはぱっかぱっかと馬を走らせていった―
一つ、話してる間に気付いたことがある。ハクの傷について。
ミツヒデが投げたクナイ、それはしっかりと肩に突き刺さったはずで、実際出血の跡もあった
だがさっき見たところ、その傷は完全に塞がっていたのだ。無論、イエヤスによる手当があった訳ではない、それ
なら疑問には思わないのだ。
勝手に塞がっていたのだ、短時間に、あれだけの傷が。
(…まぁ、考えても分からないだろう、実際この世界は俺のいた世界とは違うんだ。ならいっそ考えない)
思考を投げる
ふぅーっと息を吐く
「っつーか、あの場合、相手が名乗ったのだから俺も名乗るべきだったんじゃ―」
(…あれ?)
今、何か引っかかった
29 :
二次元ダイブA:2009/08/31(月) 23:59:33 ID:eOZRtq1F
「さっきの話だが。私も礼を言わねばならない。我が兵士を助けてくれた恩人だからな」
ミツヒデが俺に声を掛ける。本来、乙女と話せることは心躍ることなのだが、さっきから何かが引っかかって…
「兵でもない、客人の身でありながら………ふむ?」
ミツヒデも何かに引っかかったように言葉をきる
直感だが、おそらく俺と同じことに引っかかってるんだろう
(何だ?)
喉まででているそれを、ハッキリ言葉に表したのは、薄紫色の髪の少女だった
「あの…」
消え入りそうな声でイエヤスが呟く。
そして俺に向かって
「私は、徳川家当主の徳川イエヤスと申します。あなたのお名前は?」
「!!」
「!!」
「「それだ!!!!」」
俺とミツヒデは同時に、答えにたどり着く
「…?」
逆に疑問を解いたイエヤスは、俺達の様子が良く分からず小首を傾げた
そうだった…。俺はまだ名乗ってもいなかったんだ!
「俺の名前は…。名前は…ぁ?」
おいおい…
「名前…なんだっけ…??」
衝撃の二次世界への突入。
そして命の危機に記憶喪失。
お腹が…いっぱいです。…かゆ…うま…。
30 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/09/01(火) 11:07:09 ID:q4fYjYLd
文才もないのに頑張ってるねぇ
33 :
戦国ギャグ乙女:2009/09/01(火) 20:59:24 ID:wX/LNX3O
シンゲン「揉まれちゃった風味って言うか、揉まれたたよな」
ケンゾウ「だから、あれは事故ですって!」
ヒデヨシ「ええ〜〜っ!!ケンゾウ先輩、ミツヒデ先輩の胸を揉んだんですか〜〜〜〜〜!!!!????」
ケンゾウ「バカ、声がでかいって!それにあれは…」
男性A「おい!あいつ、あの眼鏡のコの胸を揉んだらしいぜ」
女性A「うわぁ〜、大胆ねぇ〜…」
男性B「それに、あいつの隣にいる長身のコ、何だか機嫌悪そうだぜ。もしかして彼女か?」
女性B「修羅場?修羅場なのね!?(わくわく)」
男性C「頑張れよ、少年!」
ケンゾウ「(あいつら、勝手なことばかり抜かしやがって…)」
ヒデヨシ「うぅ〜、あたしもケンゾウ先輩に揉まれてもっと胸を大きくしたいです〜…」
シンゲン「あ〜、男に揉まれると大きくなるって話だな?」
ヒデヨシ「シンゲン先輩はケンゾウ先輩に揉まれたことはあるんですか?」
シンゲン「いやあ、残念ながらまだないんだよなあ〜」
ヒデヨシ「それでそんなに大きいんですか?それじゃあシンゲン先輩よりさらに大きいケンシン先輩は…」
シンゲン「ははは、毎日ケンゾウに揉んでもらってるのかもな」
ヒデヨシ「ががーん!…ケンシン先輩の胸、だからあんなに…」
シンゲン「な〜んて、まあ実際、そんなことはないだろうけど…」
ヒデヨシ「ケンゾウ先輩!あたしの胸も揉んでください!…って、ああっ!もうはるか遠くに行っちゃってます!!」
シンゲン「うおっ、マジかよ!お〜い、ケンシン、ケンゾウ、ミツヒデ〜!!」
ヒデヨシ「置いてかないでくださいよぉ〜!!」
ケンシン「(もぉ〜、恥ずかしいったらありゃしないわ!)」
ケンゾウ「(あの2人と絡むといつも俺にばかり余計なとばっちりが来るんだよなあ…)」
ミツヒデ「(私の胸も…、さっきので少しは大きくなるかな?)」
(校門前)
ケンゾウ「は〜、やっと校門前まで着いた…。…ん?あの黒塗りの高級車は…」
黒服の男「ではお嬢様、夕方にお迎えに上がります」
???「ええ、お願いしますわね。ご苦労様」
ケンシン「あのコ、確かケンゾウと同じクラスの…」
ケンゾウ「やっぱり今川か…」
ヨシモト「あら、ケンゾウさん。それに他の皆様方も。おはようございます(ぺこ)」
34 :
戦国ギャグ乙女:2009/09/01(火) 21:19:36 ID:wX/LNX3O
あ、誤字発見。
最初のシンゲンのセリフの「揉まれたたよな」
正しくは「揉まれてたよな」です。サーセン
タッタッタッタ……
「はぁ…はぁ…」
思わず飛び出してしまった。
ふと、手にキュッと締まる感覚が走る。
「あ…ご、ごめん、痛かった?」
相手はフルフルと首を横に振った。その動きに合わせ、ピンク色のポニーテールが揺れる。
そして手を離すと、どちらともなく歩き始めた。
無言の状態が続く。
ヒデヨシはいつもの元気がまるで抑え込まれているかのように、難しい顔をして歩いている。
イエヤスは…いつも通りのポーカーフェイスでその後に続く。
駐輪場まで辿り着き、カバンを前カゴに入れる。
カバンからチラリと覗く紙。それを見てヒデヨシは柄にもなくため息をつく。
そしてハンドルに手をかけた瞬間……
「ヒデっち」
「え?」
普段あまり聞くことのない強めの声が、イエヤスから発せられたことに驚く。
振り返れば、自分を見つめる強い眼差し。思わず視線を横に反らしてしまう。
だが、今度はハンドルに置いた手に暖かい衝撃。そっと慈しむ様に手の甲に置かれる手。
顔をあげると、そこにはいつもの優しい顔。
「いいよ、ヒデっちと一緒なら…どこでも」
「……」
やっぱり自分の事なんてお見通しなんだ。ずっと一緒に、ずっと友達でいたから…。
でも、だからと言って…。
「…私ね」
「……ん」
「ヒデっちと一緒にいろんな事するの好きだけど…それ以外にもね、好きなことがあるの…」
「…なぁに?」
「ヒデっちの頑張ってる姿、見るのもすごく好き…」
「イエっち…」
「私が身体弱いからって…お料理研究部とかも無理して付き合わせちゃったかなって」
「そんなことないよ!アタシも好きでやってたし…」
「うん、でもね…体育とかでいっぱい楽しそうに身体動かしてるヒデっちを見てたらね、ちょっとそんなこと思っちゃったの」
「……」
「だからね、ヒデっちの本当にやりたい事を応援したいの。……見つかったんでしょ?」
小首をかしげながらウフフとイエヤスは笑った。
そんな彼女を見て、胸にしまおうとしていた情動を再び噛み締める。
「…いいの?」
「うん…私はマネージャーやろうかな?いっぱいヒデっちの事支えるからね、ふふ」
「あの…ありがと…ね」
「ん、なんだかワクワクしてきたね?先輩たちも楽しそうだった…」
「ね!それにあの眼帯の娘!あの娘、あの先輩相手に ────」
並んで自転車を押し、楽しそうにおしゃべりする姿が夕日に照らされる。
改めてお互いの絆を深めあった二人の歩く速度は、名残惜しむかのようにいつもより緩めだった。