【ヤスヒロ】CR戦国乙女 〜乙女武将との日々〜 第三章
此処でケンゾウktkr w
って、ノブ様との分け前はどうなるんだ!?
>>507の続き 遅くなりました。
───────────────────────────
シンゲンの勢いのある声が響き渡ろうとした瞬間、それより早く乾いた音が道場内に響き渡った。
まるでそこだけ時間が止まったかのようにシンと静まり返る。
しかし、彼女が振り向いてシンゲンの背中へ向けて竹刀を構えたことでその時間は動き出した。
「い、一本!!それまで!」
ハッと気づいたように遅れて宣言されるヤスヒロの声。
だがそれを聞いてもいまだに動かないシンゲン。いや、動かないのではなく動けなかったのだ。
シンゲンは唖然としたまま、頭の中で映像を呼び起こす。
確かに自分は彼女の見えないはずの右側を狙ったはず…それなのになぜこんな綺麗に小手を返される…?
「シンゲンっ」
「あっ、あぁ…」
ケンシンの声で思考は道場へと戻り、頭にハテナが浮かんだままではあるが、蹲踞の姿勢を取った。
新生剣道部の初試合がここに終わったのである。
面を脱いだシンゲンの表情には、不満・疑問といった複雑な感情が見て取れた。
傍に寄ったケンシンも、そんな彼女を不安そうに見つめる。
「おっかしいなぁ…。うぅ〜…あいつ、本当は見えてんじゃないのか?」
「シンゲン、それは───」
さすがにそれを言うのは、とケンシンが制しようとしたと同時に向かい側から声が飛ぶ。
「半分正解ですよ、先輩」
面を脱ぎながらマサムネが応える。大して汗をかいていないのは流石といったところか。
そしてその応えに、再び疑問を持つ。
「半分っていうのはどういうこと?」
ケンシンが聞くと、マサムネは右目にしている眼帯に慈しむように触れながら応えた。
「私の右目はモノを見ることはできない。だけど…人の心が見える」
「人の…心?」
ずいぶんスピリチュアルなことを言い出すものだと、ケンシンは思った。
ケンシンだけではない、シンゲンも…さらには外野の二人も。
そんな変な空気を察したのか、マサムネは慌てて修正した。
「そ、その…本当に人の心が見えるっていうのではなくて…。私の右側に回り込んできた
何十人という相手はどうやら皆同じ事を考えているようで。となれば狙い撃ちです、そんな心は…」
ざわ… ざわ… 彼女の言うことも最もだ。
何も昨日今日見えなくなったわけではないだろう。何年も…剣道をやるためにそれこそ必死の思いで克服しているはず。
そう考えればシンゲン戦で見せたあの動きもうなずける。
当のシンゲンも、自分の浅はかな戦略を軽くいなされた事にしょぼくれているようだ。
無理もない。それに、この試合はマサムネを剣道部に引き入れるための大事な試合だった。
となると、この逸材を逃してしまうことになるわけだ。
まぁ、最初から彼女は乗り気ではないようだったし、仕方ないのか…はぁ。
乙女ブレードさん復活キタ−−−(゚∀゚)−−−!
乙女ブレードさんお帰りなさい!
そしてお疲れ様です!
次の作品も期待してます
シンゲン「最後の最後で人生最大の大物を釣り上げるなんて、
やっぱり神は俺の味方だったぜ!!」
ケンゾウ「あ、あの…」
シンゲン「ケンゾウ、もうお前は俺のモンだぜ!(ケンゾウの顔を自分の胸に引き寄せる)」
ケンゾウ「むぐっ!ん〜〜!!」
シンゲン「これも俺の日頃の行いがいいからなんだな☆」
(ぎゅぅ〜)
ケンゾウ「ん、ん〜!!(い、息ができない…)」
ノブナガ「おいシンゲン、ケンゾウが苦しんでおる。いい加減離してやらぬか」
シンゲン「え?…あ、大丈夫かケンゾウ?(ケンゾウを解放する)」
ケンゾウ「ぶはぁっ!…はぁ、…はぁ、…あ、危うくこの世で一番幸せな死に方を
実践するところだった…」
シンゲン「おお、そうかそうか。俺に抱かれるのがそんなに幸せなんだな?」
ケンゾウ「あ、いや、今のはモノの例えというかその…」
シンゲン「ケンシンよりも俺のほうが抱かれ心地がいいってことなんだよな?」
ケンゾウ「何で姉さんを引き合いに出すんですか?」
シンゲン「だって…なあ?」
ノブナガ「うむ、おぬしら姉弟は二つで一つという印象が強いからな」
ケンゾウ「………」
シンゲン「…というわけで、今日の戦利品であるケンゾウは俺がこのまま甲斐にお持ち帰りということで…」
ノブナガ「待たぬかコラ。ワシの分の分け前を忘れるでない」
シンゲン「じゃあ10日に1回くらいはお前に貸すということでいいか?」
ノブナガ「ふざけるでない。1週間中4日間はおぬし、残り3日間はワシということでよかろう?」
シンゲン「なんだよそれ?せめて5日間は俺、残り2日がお前だろ?」
ノブナガ「それでは月曜日から金曜日まではおぬしで土日はワシということでよいな?」
シンゲン「あーっ、ずるいぞそれ!」
ノブナガ「わがままな奴じゃな」
ケンゾウ「俺の意思はまったく無視なんですね…」
ヨシモト「あなたはまだいいですわ。私なんか存在自体無視されてしまってますわ…」
(どどどどどどどどどどどどどどどど)
ヨシモト「あら?向こうからものすごい勢いでこちらに向かって突進してくる人が…。
…というか、やっぱり現れましたわね」
ケンシン「くぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
ケンシンktkr
ブラコンケンシン、やっぱりキタ―――(゚∀゚)―――! w
作者が増えた…
ワクワクテカテカ
663 :
二次元ダイブ:2009/07/20(月) 01:02:10 ID:5bfD/22l
「さて、では貴様の話を聞かせてもらおう」
目の前に腰掛けたメガネの将。「戦国乙女」明智ミツヒデが俺に視線を向けながら喋っている
正直…たまりません、これ。
今日ほど生きていて良かったと思った日はない(いやもしかしたら死んでるかもだけど…ここは天国?)
絶対に手の届かない存在、心の中の存在だと思っていた二次の世界が眼前に広がり
そして、俺の大好きなパチ台「戦国乙女」。その登場人物であるミツヒデが俺に直に話しかけているのだ!
(やべぇーYO!心臓バックンバックンだYO!これ「嫁」に会ったらどうなることやら!)
「…では私から幾つか質問させて貰おう」
「はいっ!なんなりとっ!」
元気よく返事をした俺とは裏腹に、ミツヒデは静かに、こちらの心の中まで読むかのような深い瞳で言葉を発する
「まず第一に、貴様はどこから来た?」
(いきなり答えずれーよ。兵士にも話したが、頭どうかしてんの?ってリアクションしか帰ってこないしなぁ。…ええ、どうかしてますとも!)
「…この世界とは違う、日本からきました」
俺の返答に、ミツヒデは兵士とは同じリアクションをしなかった。
むしろ興味深げにふむふむと頭を頷かせているくらいだ
「…この世界とは違う。とはどういうことだ?」
「えー、と、その、なんといいますか…説明しにくいんですが」
ほんとに説明しにくい。ここが「本来の戦国時代」なら、ただタイムスリップしただけなのだが
俺の世界でつくられた新しい世界なのだ、ここは
「俺のいた世界は、あの、戦国時代が終わってから遥か未来の世界なんですが」
この言葉にミツヒデは反応を示したのが分かった
「ぁあ、いや、それがこの戦国時代ではなくてでして」
「どういうことだ?」
「あの、俺のいた世界では日本はすでに統一されていて、一つの国になってまして。戦国…戦とは無縁の世の中なんですが」
無い脳みそをフル活用で言葉を紡ぐ
「そこではパチンコという遊びが流行ってて。そのパチンコ台にダイブしたら、ここにいた。と言う訳です」
「訳がわからん」
ですよね!
ミツヒデはふぅっと息をはく。頭のなかで何かを整理しているように
「では貴様は未来から来たのではないのだな?」
「正確に言えばそうなります。」
「…ふむ、ならばよいか…。ではそのパチンコというものについて説明せよ」
それもまたメンドイな
「パチンコというのはですね。まず紙幣で玉を購入し、玉を打ち出して穴に入れる。すると、3個の数字が回って同じ数が揃えば当たり、揃わなければハズレというゲームです。」
「…穴にいれる…まぁ想像できる。では数字が回るとは?」
(液晶なんてないもんなぁ…どうする。)
「んーと、あぁ!サイコロです!サイコロが回るイメージです」
この時代にサイコロなんてのがあるか分からんが、他にいい例えようが思いつかん。
「サイコロ…。まぁ良い」
通じたのかどうか分からん。でもミツヒデの掛けてるメガネも、本来の戦国時代には無かったハズ。ある程度は現代風な世界なのだろう
「その遊びの道具であろうパチンコ台とやらに飛び込んだ理由も聞きたいが、おそらくそれも、聞いて理解できんのだろう。」
それはどっちかってーと精神的なものですが…
「気づいたらこの世界にいた。それではこの世界に移動したときのことも覚えてないのだな?」
「はい。」
ミツヒデはしばし考える。だがその表情からは何を考えているのか読み取れない
「貴様はこれからどうするつもりだ?」
-その言葉に、俺の心が揺らいだのを確かに感じた-
664 :
二次元ダイブ:2009/07/20(月) 01:03:30 ID:5bfD/22l
「どうする…といいますと?」
「元の世界に帰れるのか?それともここに居続けるのか」
「…自分自身、まだこの状況を完全に把握できていません。帰る手段も不明で、流れに身をまかせるしか無いと思っております」
「流れ…か。まぁ状況が状況だけに仕方ないやも知れぬが…」
ミツヒデはすっと周りの兵に目配せをする
「流れに身をまかせることが正解かもしれぬ。貴様はおそらく運が良いであろうからな。」
運がいい…。確かにこの世界に入り込めた俺は運がいいのかも知れないが、なぜミツヒデがそういえる?
俺の疑問に答えるようにミツヒデが続ける。僅かに、唇の端に笑みを浮かべて
「戦場で眠りながら、生きているのだからな」
(戦場…?)
俺の頭に浮かんだ疑問にミツヒデは今度は答えなかった。代わりに別の言葉を発する
「この者は客人として扱う。戦が終わるまで守り抜け」
ははぁ!
勇みよい兵の声。その声と共に俺の頭は僅かに揺れていた
(戦場…だと?…合戦をしているのか?一体誰と)
頭に浮かぶ無数の疑問。だがそれらの回答を得られぬまま、ミツヒデはどこかにいってしまうのだった。
665 :
二次元ダイブ:2009/07/20(月) 01:09:15 ID:5bfD/22l
「あんた、ホントに運がいいよ」
前をいく兵士がそう言う。例のツンデレ兵士(命名俺)だ
「そうかい?行く宛ても無い身だぜ?」
「ミツヒデ様に客として扱われる。それだけでも十分だと思うけど?」
「それは…そうかも知れない」
「あんたみたいな得体の知れないヤツ、本来なら牢に入れられるとこよ」
兵士の言うことももっともだ。っと俺も思う
俺の知るミツヒデのイメージだと、慎重で冷静だからな。
確かに得たいの知れない俺が客人として扱われることは運が良かったのかも知れない
というより…
(俺としては、乙女と会えたことが第一の幸運だろうけどね!)
心の喜色を隠せないまま俺は兵士に話しかける
「いやぁ。ミツヒデ様は美人ですね」
「そうね。頭脳も明晰で、容姿も端麗。我等の親方様は天下を担える逸材よ」
兵士の目に憧れの光が見える。
(天下を担える…ね)
どういう経緯かはわからんけど、すでにミツヒデはノブナガの部下にあらず…か。
いや…そもそも最初が違うのかもしれない。ここは俺のいた世界とは違うんだ
でもまぁ。部下に慕われるのはいいことだろう。内紛に巻き込まれて死亡ってのも嫌だしなぁ
などと考えながら、俺は質問の指向を変える
「戦…ってさっき言ってたけど、一体どこのどいつ様が相手なんだ?」
仮にオウガイだったらすぐ逃げるけど
「いま戦っているのはあまり大きな相手ではないわ。ただ通り道にいただけの国。鶴賀家よ」
…聞いたこともねーよ。んな名前。歴史は得意ではないが、史実にいるのか?それともこの世界オリジナル?
複数の疑問が浮かんだが、それよりも引っかかるところがある
「通り道って何さ?」
「我々が攻めたい国はここより南東の徳川家。その道中に今戦ってる相手がいる。無視して突っ切って、後ろから襲われたら危険だからね」
「!なんですと!?」
666 :
二次元ダイブ:2009/07/20(月) 01:10:50 ID:5bfD/22l
思わずそう言ってしまった。
今ミツヒデ軍は徳川に攻め入ろうとしているのか!?徳川といえば、乙女の一人「徳川イエヤス」の治める国だろ
「どうかしたのか?」
「あぁ、いや。ずいぶんとでかい国に戦いを挑んでるんだなって思って」
「徳川については知っているのか?」
「知っているというか、俺のいた世界の歴史にも強い国としてその名前は出てくるってだけで…今戦っている徳川家については得に何も」
「なんだ…紛らわしいな」
すいませんね。
それにしても驚いた。ミツヒデがイエヤスの国に進軍しているなんて。
またまた知りたいことが出てきたぞ、どういう経緯でミツヒデとイエヤスの合戦に発展しているのかだ
「着いたぞ」
俺が質問をする前に、先を行っていた兵士が声をかけてくる
そこは小さな和室だった。得に目立ったものがあるわけではないが、戸の向こうにきれいな庭が見える。
「しばらくはここで待機していて貰いたい。戸の向こうに一人兵を置くので、何かあればそのものに。戦が近いゆえ、変に屋敷内をウロウロしてるとホントに斬られるぞ」
「…了解した。案内と、心配してくれてありがとう」
「客人だからよ」
そういうと兵士は部屋から去っていった。俺は戸の向こうの庭を眺めつつ、畳の上に寝転がった。
取りあえず、命の危険は回避したのだろう…たぶん
(なんか疲れた)
得になにをしたわけでもない。ただ自分の周りの環境に対して、新しい情報が多すぎて頭がグルグルしている。
ダイブして、この世界に入り込んで、ミツヒデに会って、そして…戦。それも、イエヤスと
「「貴様はこれからどうするつもりだ?」」
ミツヒデの言葉が脳内再生される
(ホント。俺は…何を)
あのとき、確かに俺の心が揺れた。
いろいろな思考が頭を巡り、その気持ち悪さに俺は考えるのを放棄した。
(どーにでもなれだ)
そして俺は目をつぶる。面倒そうなことからは逃げる、駄目な人間だ
(ミッチー、可愛、かった…な…)
数分後には俺はすやすやと寝息を立てていた
保守保守
保守がてら、「親方様」じゃなくて「お館様」または「お屋形様」だと思われ
ともあれ執筆人さんたちガンガレ!楽しみにしてるお(`・ω・´)
669 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/07/22(水) 12:49:18 ID:EOXdL6u0
日雇い労働の夫と戦国武将の妻たち - 第一章 -
彡川三三三ミ
川川 ::::::⌒ ⌒ヽ
川川::::::::ー◎-◎-)
川(6|:::::::: ( 。。))
._川川;;;::∴ ノ 3 ノ 一夫多妻だお!! - 完 -
/;;;:::::::::::::::\_;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
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(:::::::: (ξ: ・ ノ:::・/:::| __( "''''''::::.
\::::: \::::::: (::: --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ.
/:::\::::: \::: ,, ,,--""::::::"""" ノ (:. \::. 丿
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|::: \::  ̄ ̄⊇) ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^``
|::::::: \;;;;;;;(...  ̄ヽ
\:::::::::: '(::: :::: ; : ヽ
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)::::: ヽ::::: :::.. ノ
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/::::: (_(_  ̄ ̄  ̄
( ゝ ゝ
先日も思ったので突っ込んでおく
保守るならageとけ
(どどどど……ききぃ〜っ!!)
ケンシン「あなたたち!ケンゾウに何してるのよ!!」
ケンゾウ「ね、姉さん!」
シンゲン「何って、今しがたケンゾウを釣り上げたから持って帰ろうとしてただけだぜ。なあノブナガ」
ノブナガ「うーむ、今さらながら基本的な疑問なんじゃが…。なぜケンゾウは海の中にいたのじゃ?
そして海の中でいったい何をしていたのじゃ?」
シンゲン「俺の話は無視かよ!」
ケンゾウ「え〜と、俺はただ海に潜って貝を獲ってたんですけど…。そうしたら褌に釣り針が引っかかって
地上に引っ張り上げられて…。そうしたらシンゲン殿がいきなり抱きついてきて…」
ケンシン「(ぴくっ)抱きついてきた…?シンゲン!(ギロッ)」
シンゲン「ま、まあそんな怖い顔をするなって。なるほど、それで上手く貝を手に入れたら『獲ったどー!』って
雄叫びを上げるってわけだ」
ケンゾウ「しませんって」
シンゲン「でも結果的には俺がケンゾウを『獲ったどー!』となったわけだ」
ノブナガ「ワシとの共同作業だったがな」
ケンシン「ああもう!せっかく久しぶりに戦や内政から離れて姉弟水入らずで
ゆっくりできると思ってたのに!とんだ水が入ってしまったわ!」
ケンゾウ「ね、姉さん。少しは落ち着いて…」
ケンシン「ほらケンゾウ、もう帰るわよ!」
(ぐいっ)
ケンゾウ「ね、姉さん。そんなに引っ張らないでくれよ!」
シンゲン「ちょ待てよ!(キ○タク風に)ケンゾウは俺の戦利品だぞ!!」
ノブナガ「こら!ワシにだってもらう権利はあるのじゃぞ!!」
ヨシモト「ちょっと!置いて行かないでください!ていうか、私を完全に無視しないでください!!」
武田家家臣「…で、放置されたままの釣り道具一式を片付けるのは…」
織田家家臣「結局我々なんですね…」
今川家家臣「うう…」
―――――完―――――
一応これで終わりです。
今回は上杉姉弟編でもないのに掟破りでケンゾウを登場させてしまいますたw
ちなみに作者は釣りをしたことはありません。
あと、また規制に巻き込まれて書き込めなかったんですが、今回は3日で回復しました。
まさかこんなに早く規制が解けるとは…。嬉しい誤算でした
ギャグ乙女さん、乙です。
ヨシモー放置プレイ W
673 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/07/24(金) 16:57:02 ID:ZvvNzGTH
機種板でやることか、キモヲタども
サロンやブログでオナってろキモヲタども
戦国スレ乱立させすぎなんだよキモヲタども
キモヲタども!
674 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/07/24(金) 17:29:09 ID:pDpGPcHc
自己紹介乙です
たしか新日本プロレス東京ドームで永田選手と闘った外人選手が「キモ」という名だった!
......関係ないんだけどねwww
676 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/07/25(土) 13:04:35 ID:R2izbxM8
文字数的によろっと次スレか?
前回はどんくらいで書けなくなったかな
677 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:29:07 ID:fdFPiJ4J
何かがおかしい。そんな気がした
大事な事を忘れているような…もうちょいで出て来そうなのに
(何だっけ?なーんかスゲェこと忘れてる気がする…忘れる訳無いなにかを…)
俺は瞼をゆっくり開ける。
既に日は落ち、周囲はすっかり暗くなっていた
「ふぁ〜あ。あー、どんぐらい寝てたんだろ…」
大きな伸びをして身体的覚醒をうながす
「腹減ってきたな。飯とか出ないかな」
などと思いながら周りをを見渡す。
「……ん?」
太陽が落ちて、明かりは松明と蝋燭の炎だけ
なんとなく静けさを感じさせる光景なのだが…妙だ
「静か過ぎないか?」
人の話し声はもとより、日中、五月蝿いくらいに聞こえていた虫の鳴き声すら聞こえない
言いようの無い胸騒ぎを感じた
俺はあえて大きな音をたてて戸を開け庭に飛び出した。
「誰もいない?」
そこにいる筈の兵士がいない…そして
「おい…なんだよこれ…?」
兵士の変わりに俺は見つけた。血の跡だ
そして…
「……ぇ…?」
外に出て初めて気づいた事実。虫の声が聞こえないのも当然だ
焼かれている。全てではない。この部屋の周囲にはまだ松や草が残っている
だが…
館の方。少しはなれたところにある木々は、完全に焼け黒くなり、白煙を空に上げていた
何がどうなってる!?
起きて早々、俺は混乱の真っ只中だ
頭の中がグルグルと周り、一つの可能性、もとい答えに辿り着く
「戦…?」
ここが戦いの場になった?
混乱の中、俺の脳内で答えが出される
…でもそれが分かったとて、何ができるのか?何をしたらいいのか?
分からない!!
俺は平和な日本に生まれた普通の男だ!
戦場なんてものとは無縁の人生を送ってきたんだぞ!
どうすればいいかなんて、分かる方がおかしいだろう!?
(これは何に対する言い訳なんだ)
恐怖のせいか…体が震えている
暫く俺はその場に立ち尽くした。
客観的に見ればそれはほんの数分の出来事なのだが、混乱した頭にはそれが何時間とも言える長いものに感じた
やがて
「…誰か、いないのか?」
俺は、ゆっくりと焼けた館の方へ足を向けていた
678 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:30:59 ID:fdFPiJ4J
そこには無残な光景が広がっていた
近づくと、立派に見えた館が多くの白煙を上げ黒ずんだ姿に変わってるのが分かる
(…っ)
「!!いま、なにか」
その光景に目を奪われながら、フラフラと歩いていた俺だったが、耳に微かな声が聞こえたような気がした
「誰、だ…!」
俺の心は恐怖に染まっていた。発する声は自分でも恥ずかしいくらい小さく、警戒したものだと分かる
一歩一歩、周囲を警戒しながらゆっくり歩く
(…ぅ…ぅう)
-居る!-
さっき聞こえた微かな声、聞き間違いではなくそれに近づいている
ゴクリ。と思わず唾を呑む
「くそっ!」
心臓の鼓動が早い
もし敵だったら…そう考えるとさらに恐怖がでかくなる
そして…
見つけた。声の主。焼けた木の陰で塀に寄りかかりった兵士。それはまぎれもなく
「あんたは!」
「…!。あ…なた…!生き…て」
俺をここまで案内してくれた、あの兵士だった
俺は思わず駆け寄った
「大丈夫か!?ここで何があったんだ!?他の兵士は何処にいるんだ!?ミツヒデは!?」
混乱した頭で声をかける
「…そんなに…一片に、聞くな」
兵士が弱弱しく声を発する
「っ…ごめん。体は、大丈夫なのか?…―っ!?」
俺は兵士に手を掛けようとしてようやく気づいた。夥しいほどの出血をしていることに
「ぁ…ぁ…」
声がでない。何も言えない。ただ口をぱくぱくとさせ、震える
「だい…じょうぶ…よ。死には…しない。…自分が、良く、分かってる」
俺の様子を見てなのか、笑みまで浮かべながら彼女は平気だと言った
「っ!手当て!手当てしないとっ!!」
何から…取りあえず止血だ!
俺は何か布がないか、体中を弄るが出てこない。
当然だ。本来、休日のパチンコを楽しんでいただけの俺に、救急の道具などある訳がないのだ
ただ混乱した頭では、それに気づくこともできなかった
「くそっ!」
「…平気、だって…それより、ミツヒデ…様は…?」
心配そうな声で聞いてくる。だがその質問は、俺が聞きたいところなのだ
「分からないよ…。眠ってて、気づいたら夜で。外に出たらこんなで」
分かることを取りあえず並べていく
「そう…。ぐっぅ!!」
兵士が小さく声を漏らす
大丈夫とは言ってるが、大怪我だ。痛みが無いわけじゃない
「どうすりゃいいんだよ…。何だよこれは…誰がこんな」
「…はぁ、はぁ…今…川」
「え…?」
679 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:32:49 ID:fdFPiJ4J
呼吸を乱しながらポツリと口から漏れた名前
(今川!?)
この世界での今川というと―――
「戦国乙女の一人、今川ヨシモトのことか!?」
「…(コクン)」
俺の驚き混じりの声に兵士は静かに頷いた
「どういうこった…?何でここで今川が絡んでくる?」
いや、それよりも
「取りあえず、どうにか手当てをしないと!」
俺は周囲に目をやる
他の兵士がいるところに行けば、手当の道具もあるかも知れない、と。そこに考えが行き着いたからだ
「他のみんなは何処にいる?」
「…退却、したわ。…尾張の、城へ…」
尾張。ノブナガのいる地域じゃないのか
(いや…。ノブナガの元を去ったミツヒデが新たに造った城かも知れない)
「全員なのか?ここには他に誰も!?」
「正確…には、わからない…単独で…私」
何とも言い難い状況だ。
まだ他に兵士がいるかも知れないし、いないかも知れない
最悪、一人でこの兵士を背負って城まで行かなければ…
「…分かった。」
「…ぇ…?」
震える心を何とか制御する。
心にあるバカでかい恐怖心。でも、ここで何もしなければこの兵士が…
「少し待ってて。誰かいないか、見てくるから」
ここでこの娘を失えば、俺はまた一人で路頭に迷うだけだろう。
この兵士の為にも…自分の為にも…
(やるしかないんだ)
俺は決意を固め、弱弱しく陰から出た…その時だった
―ざっ
「っ!!」
背筋が凍りつく感覚
今さっき固めた決意が、音をたてて崩れていくような
(足音!?)
―ざっ、ざっ
近づいている。そう気づいた時には遅かった、もうそれは直ぐ後ろにまで迫っていたのだ
―ざっ、ざっ…っ…
「おい、貴様。そこで何をしている?」
680 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:33:35 ID:fdFPiJ4J
男…。響いたのは野太い男の声だった
馬に乗り、刀を携え、どう見てもこの雰囲気は味方じゃない
「なっ…!ぅ…」
壁にもたれ掛かっていた兵士も驚いた表情で固まっている
「…ん?」
そいつは馬上で不思議そうな顔をした
「屍荒らしの賊か農民かと思ったが…なんだ?その格好は」
「…。あんたは誰だ…?」
俺は質問を質問で返す。というか気にする余裕もないくらい、心臓がバクバク鳴っている
それに…ホントにこいつは何だ?確かにこの世界に男はいてもおかしくはないが…
少なくとも外の世界にいた俺は、こんなヤツの存在は知らない。
鎧も着ていない軽装で、どこぞのボスキャラみたいな悪人面
「…ぅ…そいつは、…今川の…」
兵士が小さい声で言う
(今川!やっぱり敵!?)
悪いほうの予感が的中し、さらに恐怖がでかくなる
「まだ居たのか」
男が兵士に気づいてそんなことを言う
そして、馬から降りるとゆっくりとこちらに近づいてきた
「全員逃げちまったかと思ったが…。」
「待て!!」
俺は思わず大声を出し、兵士に向かって歩く男の進路上に割ってはいる
「…何だ?」
男はピタリと止まるとこちらを睨んでくる。足がガクガクと震え力が入らない
「お、お前が!お前が、やったのか!」
「…この状況のことを言ってるなら、そうなるな」
―ざわっ
恐怖とは違うものが俺の中で生まれたのを感じた。
血が沸いて騒ぎ立てるようなそんな感覚
「はぁ…。んで、お前は何だ?」
男は一つ息を吐くと、そう聞いてくる
「………」
だが俺は答えなかった。答える余裕が無かった。
何と言えばこの場を切り抜けられるか、それだけを考えていたが思いつかない
「…全く。何なんだか」
そう言って男が歩を進めようとする
―殺される!―
そう思った時だった。さっきからあった血が騒ぐような感覚。それが今までに無いくらい大きくなって―
681 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:34:16 ID:fdFPiJ4J
「なっ!!!!!!!!?」
男に突き刺さる、この世のものとは思えないほどの殺気。突風の如き威圧感。
空気がピリピリと痺れ揺れるような!
そんな感覚を覚え、男は思わず後ずさる
「なっ!何なんだ!?今のは!?」
気づけば額に汗が滲んでいる。
改めて正面を見るが、そこには脅えた目をしたおかしな格好のヤツがいるだけ
状況に変化はない。が、一瞬で消えたそれは、男の心に多大な恐怖を感じさせた―
「…ハァ…ハァ…??」
男が何かに驚いて下がった?
でも俺にはそれが何によるものなのか全くわからない
恐怖しすぎているのか、息切れがする
「得体の知れないヤツ…。同類か…?なんにせよ野放しには…」
男がなにやらブツブツと言っている。
ハッキリとは聞き取れないが、状況が好転することは無いみたいだ
―すっ
こちらを睨む男の目に、さっきより強い殺意を感じる、そして抜かれた刀
白刃に三日月の光を反射させながら、ゆっくり近づき、高く振り上げ、下ろす
一連の動きはゆっくりだった。かわせるはずだった。
でも俺はその場から動くこともできず
(終わった…早かったな)
目を閉じた
―ガキンっ
(金属音?)
生きている不思議を感じつつ、俺は目を開けていく
そして、そこに立つ人物を見て、目を丸くする
「ミツ…ヒデ…?」
片手に持ったクナイで白刃を止めつつ、もう片方の手でメガネを上げる
明智ミツヒデがそこにいた
682 :
二次元ダイブ:2009/07/26(日) 01:36:29 ID:fdFPiJ4J
「貴様っ!?」
男が叫び、瞬時に後ろへ跳ぶ。まるで海老のように素早い動きだ
「何をそんなに驚いている?貴様の狙いは我だろう?」
ミツヒデが言う
「ちぃ!」
男が再び刀を構える
「客人。」
「っは、はい!」
いきなり呼ばれ、俺は驚く
「少し、下がっていて貰えるか?」
背を向けたまま喋りかけるミツヒデ。その背中がとても頼もしいものに見えた
俺は「はい」と一言返事をして下がる。そのままケガをした兵士のところへ
それを合図にしたかのように、男がミツヒデに襲い掛かる
男は高速で距離を詰めると、そのまま正面から刀を振り下ろす
対するミツヒデは今度はそれを受けず、横に跳ぶ
さらに、跳びつつ右手を下から上に振り上げ、同時に何かが飛ぶ。クナイだ
「ちぃ!」
飛来する三本のクナイを、男は一本を体をずらしながら避け、他の二本を刀で上空に弾き飛ばす
瞬間の出来事。俺の目では完全に追いきれない戦い
横に跳んでいたミツヒデは着地と同時に走り出す
だが、男のそれとは違い、直線ではなく、右へ左へと体の軸をずらしブレているかのように見える
「はっ!」
左から逆手に持ったクナイで切りかかる
ガキンッ、と金属同士のぶつかる高い音
攻撃を刀で止められたミツヒデは素早く後ろへ跳ぶ。そして再び跳びながらクナイを投げる…が
それは男の遥か頭上に飛んでいく
「どこを狙って―(グサッ!)っ!!」
しかし男の肩に刺さるクナイ
「なっ!にっ!」
それは男が最初に上空へ弾いたものだった
ミツヒデが上空に向けて放ったクナイは、上空に弾かれたそれと互いが互いにぶつかり合い、角度と勢いをつけて
男に襲い掛かったのだ
「そんなことがっ…!!」
意表をつかれた男に回避の余地はなかった
ミツヒデは一気に距離を詰めると、男の喉下に刃を突きつける
「可能だから、[戦国乙女]なのだよ」
瞬きすら忘れる、一瞬で。ミツヒデは男に勝利した
----
この夜のことを俺は忘れないだろう
忘れられない。血の跡や焼けた館。死の迫る感覚。命を賭けた戦い。
これらは[トラウマ]として語るだろうな
そして---
「お見事です。」
静かな声が夜の闇に響く
遠くから、ミツヒデの戦いを見ていた少女が一人。薄紫のポニーテール
これから起こる出会いは[運命]として語るのだろう
わっふるわっふる
ミツヒデはやればできるこ。
はい皆さん質問です。
僕が気絶した原因(色気)による人物が、目を覚ました時、僕を押し倒してるかのように覆い被さってたら
アナタはどうしますか?
はいシンキングタ〜イム♪
……………
って言ってる場合か〜〜!!!!!
何だこの状況は?
俺の一日は確かに気絶して終わった筈
しかしこれは……
ミツヒデ「ふふ……起きたか……」
ミツヒデ様は俺が起きた事を確認し不適に笑う
そりゃ色気MAXで
俺はというと、覚醒したばかりでかいまいち状況が読めないでいた。
◎◎「ミツヒデ様……これはいったい…?」
俺がミツヒデに聞くととんでもない返答が返ってきた。
ミツヒデ「ふふ、な〜に。◎◎と子作りをしようと思ってな」
……………
今何と!?
俺はもう頭の中がパニック状態になってしまった。
ミツヒデ様と子作り?
そりゃ純粋に嬉しい
だけどこのミツヒデ様の雰囲気
何か変な違和感を感じる
何か無理してるような
俺はパニック状態の頭で一生懸命考えた
何故に今なのか
子作り……っというと結婚して……俺が夫になって……
!!
待てよ
俺はおそるおそる、ある人物の名前を出してみた
◎◎「伏屋……」
ミツヒデ「Σ……!」
その名を出した瞬間、ミツヒデ様は反応し、目を反らした。
そして目線を反らしまま俺に聞いてきた。
ミツヒデ「何故その名を出す?」
◎◎「やっぱり今の状況と関係あるんですね?」
ミツヒデ「質問をしているのは我の方だが?」
◎◎「すいません。とりあえず落ち着いて話しませんか?」
両者一歩も譲らずという状況が続き、暫く沈黙が続いた。
◎◎「とりあえず起きましょう?」
俺はミツヒデ様の手を取り起き上がろうとしたが、ミツヒデ様は更に力を入れ俺を押し倒しそれを制止する。
そして潤んだ瞳でこう呟く
ミツヒデ「我では不満か?」
スギューン
その言葉……
私の心に深く突き刺さりました
只今の俺の心境は理性1性欲9という、獣化まであと一歩という状況だった
だけど……
だけど……
俺はこんな状況でなんか……
イヤダ!!!
だけどこのままでは食べられるのも時間の問題
まずはこの体勢を何とかしなくては
仕方ない……
アレをやるしかないか
昔よく眼鏡をかけているヤツを殺る時に使っていた技
◎◎「すいませんミツヒデ様!!」
カチャッ
ミツヒデ「!!」
秘技!!
(眼鏡を落とした人が言う感じ)メガネメガネ
もしもシリーズ
もしもケンシンに弟がいたら・現代編
〜上杉姉弟の華麗なる一日〜
(朝・上杉家)
(コンコン)
ケンシン「ケンゾウ、起きなさい。もう朝よ」
(し〜ん)
(コンコン)
ケンシン「ケンゾウ、起きなさいったら。遅刻するわよ」
(し〜ん)
ケンシン「入るわよ」
(ガチャッ)
ケンゾウ「すー…、すー…」
ケンシン「も〜、人の気も知らないで可愛い寝顔なんか晒しちゃって…」
(ゆさゆさ)
ケンシン「ほらケンゾウ、起きなさいったら!」
ケンゾウ「くー…、くー…」
(ゆさゆさ)
ケンシン「ケンゾウ、せっかく姉さんが起こしてあげてるんだから起きなさいっての!!」
ケンゾウ「う、う〜ん…」
ケンシン「仕方ないわね。できればこの手は使いたくなかったけど…」
(ケンシン、シーツを手に取る)
ケンシン「そりゃぁーっ!!」
(必殺・シーツ剥ぎ炸裂!!)
世界が回る…
ケンゾウ「うぉわぁ(がつん!)あいてっ!あ…、頭打った…。何なんだよいったい!?」
ケンシン「やっと起きたわね。おはよう、ケンゾウ(にこ)」
687 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/07/30(木) 01:03:34 ID:ocev5E2E
保守age
ケンゾウ「姉さん、この起こし方は過激すぎ…」
ケンシン「(ずいっ)おはようは?」
ケンゾウ「うわっ!ね、姉さん!顔が近いって!まるで某超能力者並みに…」
ケンシン「お・は・よ・う・は?」
ケンゾウ「…お、おはよう…」
ケンシン「よろしい。うふふ」
ケンゾウ「それにしても、いきなりシーツを剥ぐことないじゃないか」
ケンシン「ケンゾウが起きないからでしょ。私だって可愛い弟にあんな真似はしたくないわよ」
ケンゾウ「しかも起きたら起きたで何でああも顔を近づけるかな…?」
ケンシン「あら、それじゃあ何?ケンゾウは『真面目な声を出すな!息を吹きかけるな!
顔が近いんだよ気色悪い!!』とでも言いたかったの?」
ケンゾウ「い、いや、そんなことはないけど…」
ケンシン「それとも、私の顔はそんなに見たくないの?」
ケンゾウ「そ、そんなわけないって!」
ケンシン「ふふ、冗談よ。それじゃあ早く着替えて準備し…………(一点凝視)」
ケンゾウ「姉さん?……(ケンシンの視線を追う)あ…、し、仕方ないじゃないか!
男の朝の生理現象なんだから。…ていうか、こんなやり取り今が初めてじゃないだろうに…」
ケンシン「(やや赤面)と、とにかく早く着替えて降りてきなさいよ。朝食は出来てるんだから!」
(パタン)
ケンゾウ「ふ〜、相変わらず姉さんは時々強引なんだよなあ…」
(ガチャッ)
ケンシン「二度寝は許さないわよ」
(パタン)
ケンゾウ「うわぁ厳しい。それじゃあそろそろ起きますか。あまり遅いと姉さん
爆発しちゃうかもしれないし。…とりあえず鎮まれMyサン。
…Myサンといってもカ○ル・ゴッ○も木○修も関係ないからな」
(玄関)
ケンシン「それじゃあ行って来ます」
ケンゾウ「行って来ます」
上杉母「行ってらっしゃい。気をつけてね」
>>688 予想通りの御約束展開キターー(゚∀゚)ーー! w
ケンシン姉さん、ハルヒ知ってたのねw
「では、私はこれで…」
マサムネが腰を上げた。どうやらもう帰るようだ。
やっぱり剣道部には入ってくれないのか。
そして彼女は更衣室へ向かうために、こちらに背を向けて歩き出す───と。
「ま、待って!」
声を上げたのはケンシンだ。
「…まだ、なにか?」
マサムネは歩みを止めてこちらを振り向く。
彼女の左目には勢いよく立ちあがり拳を握っているケンシンが目に入る。
なんとなく予想はできる。きっと先輩はこう言うだろう…『今度は私と戦いなさい』と。
「もう一試合…ダメ?今度は私と…!」
ほら、ね。
確かこの人…上杉先輩はあの武田先輩とつるんでるんだから、きっと似たような性格なのだろう。
断っても結局やらされることになるんだろうから、さっさと終わらせたい。
それに…早く帰らないと「アレ」が始まっちゃう…。
「別にいいですよ。でもその代わり一本先取でお願いします」
「え?あ、いいの…?ありがとう!」
「なっしゃー!オレの仇を取るんだケンシン!」
でも、正直なところ…結構あの人は強そうだ。部長って言ってたし…。
時間がかかるかもしれない。なら…!
「ちょっと竹刀変えてきます」
「??えぇ、いいわよ」
───────────────────────────
しかし、上杉は本当にちゃっかりしてるな。
と言っても剣道部のためにはここで伊達を取っておきたいのが本音だ。
上杉の実力はちゃんと見たわけではないが、意外といいセン行ってそうだ。
おっと、そういえば豊臣と徳川の二人は…よかった、まだいたか。
多分入部用紙を見つけたかで、律儀に渡しにきてくれたんだろう。
新しく書いたなら俺の机に置いておくだろうし。
「よぉしケンシン、オレの犠牲で奴の動きが見えたはずだ!押し潰せぇ!」
「そう簡単にいけるはずないと思うけど。ただ、やれるところまでやるだけよ…」
こっちの二人はもしかすると伊達と戦うのがただ楽しくなってるだけのような…。
上杉はともかく武田は…きっとそうなってるな、うん。
「お待たせしました」
更衣室のドアが開く音がして、彼女が再び現れた……が。
あ、あれは ───!?
タマちゃん? w
692 :
名無し変更議論中@自治スレにて:2009/08/05(水) 10:59:19 ID:cYORkpqj
ガンバレ ガンバレ
(登校中)
ケンゾウ「ふあ〜あ、眠い…」
ケンシン「もう、朝から大きな欠伸なんかして。どうせ遅くまでゲームでもしてたんでしょ?」
ケンゾウ「いやあ、行き詰ってたところが攻略出来たら後はサクサク進んでさあ…。」
ケンシン「程ほどにしなさいっていつも言ってるでしょう?」
ケンゾウ「終わろうとしてもパスワードが長くてメモを取るのが大変なんだよこれが」
ケンシン「…いったいいつの時代のゲームをしていたの?」
ケンゾウ「ゆうていみやおうきむこう(以下大人の事情により省略)」
ケンシン「……まあいいわ。それより、朝なんだからもっとシャキッとしなさいよ!
…って、ああもう、言ってるそばからだらしない!」
ケンゾウ「へ?」
ケンシン「Yシャツのボタン、掛け違えてるわよ。」
ケンゾウ「あ、本当だ。今気づいた…って、姉さん、何やって…」
ケンシン「ほら、直してあげるから動かないで」
ケンゾウ「ね、姉さん、こんな所で恥ずかしいって!」
ケンシン「学校に着いてからの方がよっぽど恥ずかしいわよ」
ケンゾウ「う…、反論できない」
ケンシン「ほら、これでいいわ」
ケンゾウ「あ、ありがとう…」
???「あら、ケンシンちゃんにケンゾウ君」
ケンシン「あ、酒屋のおばさん、おはようございます」
ケンゾウ「お、おはようございます…(うわぁ〜バッチリ見られたか?)」
おばさん「今日も一緒に仲良く登校?いいわねぇ〜」
ケンゾウ「ど、どうも…」
おばさん「うちの子達もこれくらい仲がよければ嬉しいんだけどねえ。いつも喧嘩ばかりで…」
ケンシン「は、はあ…」
おばさん「たまには店にも寄ってちょうだいね。織田さんのところのノブナガちゃんなんかは
よくお酒を買いにうちに来てくれるのよ。あの年でお父さんのお使いなんて偉いわねえ〜」
ケンゾウ「(ひそひそ)それって…」
ケンシン「(ひそひそ)どう考えても自分で飲む気ね…」
おばさん「それじゃあまたね」
ケンシン「あ、はい」
ケンゾウ「どもっす」
ケンゾウ「なんだか小さな嵐が去っていったような感じだな…」
ケンシン「そうね。でもすぐに大きな嵐がやって来そうね」
???「なっしゃあああああああああああああああああああああああああ」
もょもとですねわかります。
なんかキタ――(゚∀゚)――!
乙女小説さんの続きがみたいのですよぉぉぉぉぉ
ケンゾウ「このよく響く声は…」
ケンシン「ええ、シンゲン以外の何者でもないわね」
(どどどどどどどど…ききぃーっ!!)
シンゲン「よう、お2人さん!おはなっしゃー!!」
ケンゾウ「お、おは…なっしゃー?」
ケンシン「また妙な言葉を流行らせようとして…」
シンゲン「はっはっは!今日も元気だ飯が美味い!!」
ケンゾウ「相変わらず朝からテンション高いっすね」
シンゲン「そりゃあお前、丼飯山盛りで10杯食ってきたからな。今日も絶好調!!」
ケンシン「いったいどういう胃袋をしてるのかしら…」
シンゲン「それよりも、お前らも朝から見せ付けてくれちゃってさあ」
ケンシン「な、何よいきなり」
シンゲン「とぼけなさんなって。お前らさっき向かい合って何かゴソゴソやってただろ?」
ケンシン「あれはケンゾウのYシャツのボタンが掛け違えてたから直してた…って、
あなた、もしかして見てたの?」
シンゲン「ああ、バッチリとな。でも先に酒屋のおばさんに先を越されて出て行くタイミングを逸してたんだよ」
ケンシン「もう、出てくるならさっさと出てきなさいよね」
ケンゾウ「そういえば、さっきおばさんがノブナガさんがよく店にくるとか言ってたけど、
最近ノブナガさんを見ないような…」
ケンシン「タバコが見つかって今週1週間の停学中よ。しかも見つかったのがオウガイ先生だったから…」
ケンゾウ「ああ、あの人に見つかったら言い逃れは出来ないよな」
シンゲン「ノブナガの奴、出席日数が足りなくなって留年しなきゃいいけどな」
ケンシン「あなたは人のことを心配してる余裕はないでしょ?
この間の中間テスト、散々な結果だったじゃないの」
シンゲン「(ぐさっ)」
ケンシン「しかも中間は期末と違って出席日数、提出物、普段の授業態度など平常点がないから結果がそのまま成績として残るし」
シンゲン「(ぐさぐさっ!)」
ケンシン「だからあなたの場合、期末はよっぽど頑張らないと夏休みは補修漬けになるわよ」
シンゲン「うわぁ〜んケンゾウ〜!ケンシンがいじめるよぉ〜!」
ケンゾウ「あ、あの…、俺に泣き付かれても困るんですけど」
ケンシン「こらシンゲン!どさくさに紛れてケンゾウに抱きつかないの!離れなさい!!」
あ、誤字発見。
補修→補習が正解…のはず
マサムネは先ほど更衣室で着替えている時に、アレが隅に転がっているのを見つけていた。
だからこその作戦変更だ。これならすぐ終わるだろう。
彼女は更衣室に入り、それを手に取った。
…大丈夫、使える。
─── そして再び道場へ
「お待たせしました」
先輩達の、ある意味予想通りの驚きの表情を目にもくれず、面を付ける準備をする。
こういうのはさっさと事を運んだほうがいい。そして本当にこれで最後にしよう。
そのためには先生から言質を取っておくべきかな。
「これで本当に最後…でいいですよね?先生」
「え?あ、あぁ…うん…」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!そんなのズルイぞ!」
すかさず武田の声が掛かる。
俺もそう思う…けど、でもなぁ…。
「二刀流って確か高校生は使用禁止だろ!」
「公式戦では、です。そしてこの試合は公式戦ではない…ですよね?先生」
「うん…まぁ…そうだな。認めるしかないだろう」
「えぇ〜っ!?」
そう、彼女は事もあろうに二刀で戦うつもりらしい。
なぜここに小太刀やら二刀用のものがあるのかは知らないが…。
そして彼女の言う事も尤もだ。これは公式戦ではないから、二刀は一応OKだ。
上杉や武田の批判も分かるが、俺の興味は『彼女が二刀を扱える』ということに移っていた。
早く帰りたがっている彼女が、まさかハッタリで持ち出してきたとは思えない。
「あれは確か…前の顧問の山下先生のだわ…」
「え?シンジ先生の?あの人二刀流なのか?」
「えぇ、使ってるところは見せてくれなかったけど…確か二天…ナントカ流とか言ってた気がする」
「ふ〜ん…い、いや、そんな事より!ケンシンは二刀とやったことあんのか?」
「な、ないわよぉ…今どうすればいいか、か、考えてはいるけど…」
あたふたしている二人。
まぁ、二刀相手に戦う事なんて無いだろうし…まず負けるだろう。
それでもこれはいい経験になるはずだ。たとえ彼女を剣道部に引き入れられなくとも…。
「ほら、始めるぞ、ずっと待たせてるんだから迅速にな」
「先生!どっちの味方なんだよぉ〜!」
慌てた様子で開始線につく上杉。対して伊達は落ち着いた様子で歩み寄る。
…こうして見ると意外と身長差があるな。上杉は確か資料では175cm…女子の中ではかなり背は高い。
伊達は…160ちょいといったところか。普通なら身長の高いほうが利がありそうだが、さて今回は…。
─── 双方構える。
伊達の構えは…小刀を前に出し、大刀は頭上へ。さすが、ハッタリではない。なんともサマになっている。
まるで、これこそが彼女の本来の姿なのかと思えるくらいに…。
>>699 前顧問がまさかの山下 W
やっぱり口癖は
「二天一流無敵な(ry」だったんですね。わかります。
>>699 生徒を殴ってクビになったんですね
わかります。
シンゲン「ぶーぶー、ちょっとくらいいいじゃんかよぉ〜ケンシンのケチ!」
ケンシン「ケチとかそういう問題じゃないわよ!」
シンゲン「ていうか、早くも今日1発目のヤキモチモードに突入したな?」
ケンシン「だ、誰がヤキモチなんか焼いてるのよ!!」
シンゲン「この場合はケンシン以外に該当者はいないだろ?」
ケンシン「私はヤキモチなんか焼いてないわよ!!」
シンゲン「ムキになるところが怪しいんだよな〜(ニヤニヤ)」
ケンシン「うぐっ…」
シンゲン「家ではいつもケンゾウを独り占めしてるんだからさあたまには…な?」
ケンシン「『な?』とか言われたって私は…」
シンゲン「おいおい、そこは『私はお姉ちゃんなんだから独り占めは当たり前だモン!』とか言ってくれないと」
ケンシン「な、何でそんなこと言わなきゃいけないのよ!?」
シンゲン「だってその方が面白いだろ?」
ケンシン「(むかっ)いい加減にしなさい!!」
ケンゾウ「あ、あの…」
ケンシン「何よケンゾウ!邪魔しないで!!」
シンゲン「そうだぞケンゾウ。これからがいいところなんだから」
ケンゾウ「ていうか、道行く人たちがみんなこっちに注目してるんですけど…」
ケンシン&シンゲン「「えっ!?」」
中年男性「いやあ、若いっていいねえ」
老人A「おばあさん、ワシらも若い頃はよくああやって痴話喧嘩をしたものじゃったのお」
老人B「そうですねえ。でもそれも今となってはいい思い出ですねえおじいさん」
子供「ママー、あのおねえちゃんたちって、あのおにいちゃんをとりあいっこしてるの?」
母親「しっ、見るんじゃありません!」
ケンシン&シンゲン「「あ…」」
ケンゾウ「完全に俺たち晒し者状態でございますよ」
シンゲン「(ややテレながら)あ、あははは!な、なんでもないっすよ。なんでもないから気にしないでください!」
ケンシン「(超赤面)わ、私としたことがすっかりシンゲンのペースに乗せられてなんという醜態を…」
???「相変わらず朝から騒々しいな君たちは」
ニヒルでクール、キタ―――(゚∀゚)―――!
704 :
んなわけない:
ヒデヨシの登場ですね、わかります