なぜドラゴンボール系がスロやパチにならないんだ?

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77京阪沿線マソ
コピペするね。

発端
突然ですが、あなたはパチンコ関連やドラゴンボール関連のサイトによく出入りしますか?
現在、この記事に興味を持たれた方ならどちらかに出入りされていると思います。
そのサイトでこんな記事を目にした事はないですか??


183 : 番組の途中ですが名無しです:投稿日:2005/10/27(木) 21:04:43 ID:V0kE5vzY0
鳥山「この前もパチンコ会社からドラゴンボールで作らせてくれってきましたよ(笑)でも、きっぱりと断りました」

─なぜですか?

鳥山「私は自分のキャラクターが、パチンコという大人の賭博に使われるのが我慢ならないんですよ。漫画を大人の賭博に使って、お金のために誇りを捨てる人たちがたくさんいる」

─たとえば誰ですか?

鳥山「誰でしょう?(笑)たくさんいるじゃないですか。私は絶対に、パチンコに作品を売ったりしませんよ。だってそうでしょう、自分の子どもを賭博屋に売る人間がいますか?」


この発言はドラゴンボールのパチンコ化の可能性について尋ねられた作者鳥山明氏が
インタビュアーに対してした発言として多くの人々に信じられている。
発言内容のインパクトの強さから
金に転ばない、漫画を心から愛する鳥山明氏を表す名言として
多くの人々に感銘を与えているようだ。
そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みんなが望む"漫画の神様鳥山明",
"パチンコ嫌いで金に転ばない鳥山明"の名言として・・・・・

78京阪沿線マソ:2006/12/26(火) 02:19:01 ID:P+u8UJlr BE:435045964-2BP(95)
先走りする鳥山発言
上記した鳥山発言に興味を持った私は
どのような取材中にどのような経緯でこのような発言が出たのかを知りたいと思い、
関連キーワードで検索に引っ掛かったサイトを隅から隅まで見続けた。
パチンコ関連サイトから鳥山明氏のファンサイトまで多種多様なジャンルのサイトで
鳥山発言は取り上げられその数も実に膨大である。
しかし、多種多様かつ膨大な数のサイトで取り上げられている発言であるにも関わらず
どのサイトにも一貫して感じる違和感に気が付くのにさほど時間はかからなかった。
それは発言の参照元が記述されていない、
もしくは,「出所はどこからかわからないが。」「鳥山先生が発言したそうです。」
などの曖昧な参照元しか提示されていない点である。


参照元の記述がない?出所がどこかわからない?発言したそうです?
これだけ多種多様かつ膨大な数のサイトで取り上げられているのなら
誰か一人ぐらいは鳥山発言の出所を確認するぐらいはしてもよさそうなものだが、
誰一人としてそれをせずにこの発言を公然の事実として掲載しているのである。
ここで私は確信した。
鳥山発言を取り上げているサイトは発言の出所を探す気すらないという事を。


79京阪沿線マソ:2006/12/26(火) 02:19:39 ID:P+u8UJlr BE:489427439-2BP(95)
鳥山発言の出所は
ここまで鳥山発言を調べて来て私の頭には
なぜ発言が広がって行ったかという事の原因はある程度予想できていた。
しかし、それを説得力を持たせて皆さんに解説するには
もう少しいろいろな事実を押さえてからの方が良いだろう。
そう考えた私は、まず鳥山発言を最初に掲載した出所を
押さえようと検索作業を続行した。
通常、このようなWEBサイトの情報の出所を探すとなると
相当時間と根気をかけないといけない。
だが、幸運なことに今回鳥山発言を取り上げている大多数は
blogというWEBサイトの形式を使っていたため、
blogの標準機能であるトラックバックを使ってすぐに情報元に辿り着く事ができた。
トラックバック(引用)とはblogAがどこからか情報を集めて記事を書くと、
その記事に興味を持ったblogBがその記事を情報源として記事を書ける。
この際、blogBで書いた記事からblogAの引用元の記事に
自動的にリンクが張られのである。
なので、鳥山発言を扱ったblogの記事のトラックバックを辿れば
自然と一番最初の鳥山発言の掲載先に行き着けると言う訳だ。


そして、何度かトラックバックを辿ると
ついに最初に鳥山発言を取り上げたblogを発見した。
2ちゃんねる観測衛星
この現在閉鎖されてるblogが鳥山発言の最初の掲載元のようだ。
事実、「Internet Archive」という世界中のWEBサイトのログを
保管しているWEBサイトのサービスを使い「2ちゃんねる観測衛星」を調べると、
トラックバックのない、オリジナルの鳥山発言を取り上げた記事を発見できた。
このblogは2ちゃんねるで見つけた面白い書き込みを
ピックアップし掲載する通称”コピペblog”と言われ、
そのコンテンツ作りの手軽さからアフィリエイトで小遣い稼ぎをしたい人達に
重宝されているWEBサイトのジャンルである。
鳥山発言の最初の取り上げ先が
2ちゃんねるのおもしろい書き込みをピックアップして掲載するサイト・・・・・・
まさか・・・・・・・
皆さんも感じませんか?
嫌な予感を。


ではその嫌な予感を現実にするために、
わかり易く鳥山発言拡散の経緯をまとめてみよう。
「2ちゃんねる観測衛星」が鳥山発言を記事にする。→
「2ちゃんねる観測衛星」のその記事に興味を持ったblogが
トラックバックして新しい記事を作成する。
では、「2ちゃんねる観測衛星」がトラックバック(引用)した記事はなんであろうか?
・・・・・・そう!2ちゃんねるの引用元不明の書き込みなのである!
これに気が付いた後頭がクラクラしながらも、
鳥山発言が真実である可能性を考え
「2ちゃんねる観測衛星」に掲載されているメールアドレスを使用し
管理者であったくろえもん氏に連絡をとろうと試みたり、
鳥山明氏のインタビューが掲載されている書籍を片っ端から調べたりしました。
しかし、メールは届いたものの(多分)返信がなく、
インタビューを載せた書籍にも鳥山発言はありませんでした。
公な場に出てくることが嫌いらしい鳥山明氏の
数少ないインタビューを調べてもないという事は、
本当にないんだと思います・・・・・ハイ。


80京阪沿線マソ:2006/12/26(火) 02:23:00 ID:P+u8UJlr BE:634442257-2BP(95)
なぜ情報元不明の鳥山発言がここまで拡散したのか?
では、なぜ2ちゃんねるの根も葉もない書き込みが
コピペblogで取り上げられたとはいえ爆発的な勢いで拡散し、
拡散した先の多くの受け手が鳥山発言の真偽を確かめなかったのであろうか?
その原因としてまず一つ目にblogのトラックバックの構造にある。
先程文中に記した通りトラックバックとは
blogAがどこからか情報を集めて記事を書くと、
その記事に興味を持ったblogBがそれを情報源として
記事を書くことが出来る引用機能である。
例えば、blogAが近所で起きた火事を題材に記事を書く、
blogBがその記事に興味があると
トラックバックして新しい記事になる。
その時点でblogBはその火事を
当然あった事実として扱っているのだ。


つまり、最初に記事を作成した人物自体が
情報の保証人=情報元になってしまうという事になる。
最初に記事を作成した人物が実際に起こっていない事件を偽造し記事にしたとしても、
その人物が情報の保証人となる形で情報は次々と拡散していくのだ。
そして、扱うサイトが増えれば増える程
発言を扱った者達は上記と同じカラクリで
無意識に鳥山発言の第二第三の情報の保証人となり、
扱うサイトの数だけ鳥山発言の真実味が補強されて行く訳である。


そして、”都市”伝説へ・・・
そして、二つ目の原因として鳥山発言が
それ取り上げたblogの管理者の望む理想の鳥山明像と合致していた点にある。
今回鳥山発言を調べている最中気が付いたのだが
この発言を取り扱っているblogの傾向として下記のどちらか、
もしくは両方に当てはまったのだ。
・パチンコ産業を毛嫌いし見下したい。
・鳥山明氏を漫画家の神様として神格化したい。

http://dbzif.blog63.fc2.com/blog-entry-56.html#comment_list

前述したトラックバックの構造的要因以上に
鳥山発言を爆発的に拡散させる原動力になったのは
鳥山明氏にこうあって欲しいと望む
鳥山明のファンやパチンコ業界嫌いの人々の願望なのだと
今回の資料を集めている最中に強く感じた。
鳥山発言を望む人々にとっては今回程痛快なものはなかったのだ。

しかし、皮肉なことに鳥山発言を生み出したのも他ならぬ彼らであった。
今思えば、その発言を欲する人々の妄想が生み出した鳥山発言なのだから
発言を欲する人々の間で爆発的に広まるのは必然であると言えよう。
「出所はどこからかわからないが。」「鳥山先生が発言したそうです。」などと
多少の疑問を感じながらも誰もソースを探さなかったのも、
現在のblogのトラックバックの数によって真実味が付加され
公然の事実にまで成り上がった状態が心地よく感じる人々が多かったからであろう。

この記事を作成中、2ちゃんねるのニュース速報でパチンコの話題のスレッドが立った。
都合のいい事にある人物が鬼の首を取ったかのように
この鳥山発言を書きこんでいたのでその証拠を尋ねた所、
「インタビューで発言していた。」と答えた。
私も色々発言を調べた後だったのでそれを伝え
「嘘ですよね?どの雑誌かわかりますか?」と尋ねると
「この朝鮮人の手先が!」と答えどこかへ行った。
つまりこういう事なのである。