ちょうど一年前に この店で打った夜
昨日の事のように 今はっきりと想い出す
イベント煽ったせいで 朝から長い列さ
あちこちで光る赤いホールランプが綺麗で
レディースシートの君は まるで子供のように
微笑を浮かべたまま 打ちこむ夢の少女
魔戒に入った俺を 恨めしそうににらんで
俺の手を握りしめて「玉が欲しい…」と言った
*何でもないような事が 幸せだったと思う
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜*
今日も負けたのと君は 戸惑いながら話し
うつむき口を閉じて 深いため息を吐く
休みが来るのを待って 二人で弾こうかと
微笑む俺に泣きつき いつまでも抱き合ってた
(*くりかえし)
冬も終わりに近づき 借りたての部屋の中
突然闇金からの 悪夢のような電話
駅前のホールの中 まるで憑かれたように
微笑を浮かべたまま 打ちこむイカレ女
ちょうど一年前に この店で打った夜
あの時と同じように 玉は弾かれている
(*くりかえし)
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