>>53 精神科病院に「パチンコ依存症外来」
現代人は、多かれ少なかれ何かしらに依存する傾向があるのも事実だ
熊本県のある精神科病院では、日本でただ一つの「パチンコ依存症外来」
を設けている。
アルコール依存症外来などと同様に、パチンコ依存症もまた治療の必要な
精神疾患の一つなのだ。
もともと、依存症になりやすい性格というのがある。それに現代人は、
アルコールやギャンブルなどのいかにも重大そうな依存症だけでなく、
コーヒーや煙草、糖分の多いお菓子などの嗜好品から、「テレビ」「買い物」
「インターネット」などの暮らしの中の行為まで、多かれ少なかれ何かしらに
依存する傾向があるのも事実だ。
しかし、単に「○○が好き」を通り越して、借金を重ねたり、仕事や人間関係
を失ってまで一つのことに固執し始めたら、それは依存症と診断される。
本人に自覚があれば治療の余地はあるが、多くは自覚がなく、また周囲も
諦めていたり、むしろ関わらないようにしていたりする場合は、事態は深刻化
するばかりだ。