【遠隔操作説明1】
数年前、CR大工の源さんなどの2回ループの機種
(確変絵柄を引けばプラス2回の大当たりを引くまで確率がアップするタイプ)が全盛期の頃、
現在ほどホールでの遠隔操作は多くはなかった。
何故かと言うと、3段階の設定機能が付いていたからである。
ホールは釘調整に加えて、機械本体の設定で出玉の調整をすることが出来た。
誤解をまねかない為に付け加えるが、その頃でも遠隔操作をしているホールは確かにあった。
しかし、設備投資が2,000〜3,000万円と高額な金額が必要だった為、
設備導入するホールはわずかしかなかったのである。
そして現在、3段階設定の機能が付いている機種はCRギンギラパラダイス、
CR大工の源さんぐらいで、CRモンスターハウス以降に発売の機種には3段階の設定機能は付いていない。 ホールは基本的に釘調整だけで、出玉の調整を行わなければならないのだ。
しかし、それだけでホールの思い通りに出玉の調整が出来るかと言うとそうではない。
新装開店などのイベントでホールは出したいのだが、実際は出てくれない…、
入れ替え前に回収したいのだが予想以上に出てしまったなど、
実際にホールの自由にはならないのが現状である。
【遠隔操作説明2】
そこで多くのホールが導入を考えたのが、遠隔操作になる。
最近では設備投資もそれほどかからず、以前ほど大掛かりな設備ではなく、
ノートパソコンや携帯端末からコントロールすることができる。
しかし、ホール側にとってハイリスクなものであることに変わりはない。
よく常連の主婦の方などが「私は遠隔で狙い撃ちされている」と言っているが、
現実問題ホールはそれほど暇ではないし、そもそもメリットがない。
むしろデメリットの方が大きい。何の為にホールが遠隔操作するのかを考えて欲しい。
例えば、サービスタイムになると当たりがよく出る、爆発はそんなにしないがコンスタントに出ている、
新装はよく出る…。
全ては集客の為なのである。 決して特定の客をいじめる為ではない。
では、一般の方がどのように遠隔操作を見抜くか…。
一例として、釘調整をほとんどしないホール、まんべんなく玉を積んでいるホール、
一定の時間帯になると当たりやすくなるホールなどが良い例である。
また、“ホールコンピュータ=遠隔操作“という話が出るが、まったくの別物である。
確かにホールコンピュータとは出玉の管理をするものであるが、操作をするものではない。
Q
CR新海物語では裏モノが多かったと聞きました。
おそらくCR大海物語にも裏モノは出てくると思うのですが、
遠隔操作しているホールはどうなんでしょう?
A
確かに新海には裏ハーネスを取り付けているホールは多かったです。
当然、大海でも裏モノの話は付きまとうとは思います。
現在、主流となっている裏モノは『裏ハーネス』と呼ばれる中継基盤です。
ではこのハーネスで何が出来るのか?
主にモーニング設定・イブニング設定・大当たり確率の設定が可能となります。
大当たり確率を変化させるものなのです。
遠隔操作をしているホールは現在皆無の状態と言えます。
高額な設備投資とその後のメンテナンスにかかるランニングコストを考えると、
裏ハーネスを取り付けておく方が断然お得だからです。
「あのシマ一斉に当たりがきた。」「解放しますと店内放送が流れて一斉に当たりだした。」
と言い「きっとあのホールは遠隔だ」と言われる方がいますが、
ひょっとしたらイブニング設定がされていたのかもしれませんね。
2004年7月からの規制改正以降、行政の取り締まりが強化されました。
以降、裏モノ・遠隔の存在は減少しつつあり、今となっては裏モノ・遠隔をしているホールを
探す方が難しいくらいです。あまり裏モノ・遠隔に気を取られる必要はないでしょう。