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パチ屋は偽物も宝庫:
<<商標法違反容疑社長ら逮捕>>
<売り上げ減で手広げる? 販売実績など捜査へ>
偽のブランド品を販売目的で所持していたとして、県警生活保安課
と秋田臨港署は19日未明、秋田市外旭川八柳3丁目にある雑貨卸会社
「大栄商会」社長の加藤弘章容疑者(58)と同社専務伊藤正治容疑者
(53)を商標法違反の疑いで逮捕した。同市内の本社や社長宅などの
家宅捜索では、ブランド模造品約600点を押収。同社はパチンコ店の
景品を卸す業界大手で、同署は仕入れ先や販売実績などの調べを進める。
調べでは、加藤容疑者らは同社内にグッチ社製品の登録商標に似た
商標を付けた財布やブレスレットなど計37点を販売目的で所持し、
グッチ社の商標権を侵害した疑い。
同課などによると、昨年12月ごろから、同社が秋田市内のパチンコ
店に売った「吉田カバン」の人気ブランド「ポーター」について、客など
から「偽物ではないか」との苦情が相次いだ。メーカー側が鑑定して
偽物と分かり、捜査を進めていた。