北朝鮮・日本・中国を相手にしなければいけない韓国軍、しかし、難題は多く
先月6日、韓国国防部(省に相当、以下同じ)の庁舎で外交・安保部処(省庁に相当)合同業務報告が開かれた。
このとき朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、会議場に入ると、国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官にこのように声をかけた。
朴大統領は、国務調整室が前日発表した政府部処別成果評価で、国防部が外交部・女性家族部などと並び
「優秀機関(1等)」の評価を受けたことをねぎらったのだ。
国防部が政府部処別成果評価で1等になることは珍しく、
しかも朴大統領がねぎらいの言葉をかけたという事実が広まると、職員らは非常に喜んだ。
国防部だけではない。 金寛鎮長官自身も、歴代長官の中では最高水準の人気を集め続けている。
「金寛容」という名前がブランドになったという声まで上がっている。
これは昨年、韓国軍が北朝鮮の強硬な挑発をうまく押さえ込み、
大きな事件・事故もなく比較的無難に1年を終えたことプラスの影響を及ぼしたものだ。
良い評価を受けるに値するというわけだ。
では今後も国防部や韓国軍の未来はバラ色で、国民的支持や声援が続くのだろうか。
北朝鮮はもちろん、中国・日本など周辺大国の動きを見ると、やや疑問だ。
韓国国民や韓国軍は、今後2−3年以内に、北朝鮮が核ミサイルを実戦配備するという状況に直面する可能性が高い。
数年以内に北朝鮮内部で事態が急変し、武力衝突が発生する恐れもあれば、突然統一という事態に直面する可能性もある。
また今後10−20年以内に、3−4隻の空母やステルス戦闘機などで武装した中国軍を、
そして垂直離着陸機F35Bを搭載した軽空母を保有して長距離打撃能力を備えた日本の自衛隊を相手にしなければならない。
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